伝道師。

コピーライティング
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「時速60マイルで走るロールスロイスの中で、一番大きい音は電子時計の音」

シェムリアップのメインロードは基本片側2車線で、あるいは片側1車線しか無くともアンコールワットの本堂よりも高い建物を建ててはダメなことに関係するのか、それとも道路建設の設計が良かったのか、とても見晴らしがいいので時速60マイル程度の速度を、昨日は体感できていたと思います。

それで今朝起きてふと思ったのですが、デイヴィッド・オグルヴィはロールスロイスの車内でこれを体感していたんだろうな、ということ。

このコピーは好きな人には好きというか、興味をそそられるものになっていると思いますが、例えば僕なら、ここから得られるベネフィットというのは、

*優雅さ
*重厚感
*安全性
*他では味わえない感
*排他性

などなど、特別感とか自分が何者かになったかのような、そんなキーワードで表現できそうです。

他にも、あのオグルヴィのコピーの世界を体験できた、なんていうのもベネフィットになりますね。これらのベネフィットから二次的・三次的・四次的・五次的・・・ベネフィットへと展開していく。

僕ならどのようにすればこんなパワフルで上品なコピーを書けるだろうか、と考えるのであれば、いったいなぜオグルヴィは未だに評されるコピーを書けたのだろうか、と考えてみるとその方法が見えてくる。

一つ言えるのは、実際にそれを体験していること。

そしてこれは人それぞれだと思いますが、その商品やサービスに惚れ込むこと。

最近、これは多くの人が実行していないけれど、ライティングやプロモーションで世の中に価値を提供するために必要なこととして、

その商品やサービスに惚れ込み、それらを人に勧めたくなること

・・・があるんじゃないか、と考えるようになりました。

ライティングの技術以前に、そもそもその商品やサービスは人に伝えたくなるものなのか、人に勧めたくなるものなのか、実際に勧めているのか。

その昔、アプレンティスで寺本さんが、「リサーチをすることで、商品やサービスを好きになるものです」と言っていましたが、これはそのとおりだと思いますし、一つ補足すると、自分でその商品やサービスを体験することで、人に勧めたくなるものだとも思います。

もちろんどうしても、よろしくない商品やサービスというのはあるのでしょうから、そういったものは仕事として引き受けないことも、独立起業してくらしをつくっていくためには必要でしょう。

しかしそれがよろしくないと判断するには?やはり体験が必要です。根拠をもって語れるだけの、体験が。

ライティングやプロモーション、プロデュースの役割を担う僕らはたぶん、伝道師のような存在なんだと思います。

たとえば僕は最近、鈴木さんのファンクショナルトレーニングを出会った人に勧めているわけですが、必要としている人に勧めたくなるのは、僕自身がトレーニングを体験し、通いたくなり、実際に通っているからなんですよね。

ユニクロの柳井さんが勧める『プロフェッショナルマネジャー』を著した実業家であるハロルド・ジェニーンは次のようなことを言っています。

「報酬の得方は2つある。1つは現金、もう1つは経験。先に経験という報酬を得ること。そうすれば現金は、あとからついてくる」

伝道師になるためには?

ライティングやプロモーションの対象となる商品やサービスを体験することです。

リサーチは、経験という報酬でもあります。本物とか一流とか、そういう人たちがやっていることを素直に真似し、そういうふうに称される人に、なりましょう。

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