JALとANAは思想が異なる。

目につくタイトルを、ヤフーで見かけました。「機内食に新型シート…JALとANAのサービス…」。

ダイヤモンド・オンライン提供の記事ということで、(作成元がどこであってもではありますが)クリックして読んでみました。まとめると、航空会社のサービスは世界的に見れば簡素化傾向だが、JALとANAは逆で、質の向上を競争している、その競争を書いてみた、という内容です。

航空会社の記事を見かけるとついクリックして読んでしまう僕ではありますが、この記事はひとつ秀逸だな、と思う表現がありました。それが「思想が異なる」という表現。

目についた記事の内容は大きく分けて3つ。

1つはJALもANAもシート開発に注力しているという話。

2つ目はWi-Fi無料化が浮動票の獲得につながるのではという話。

そして3つ目は、JALとANAはサービス改善の思想が異なるという話でした。

どちらかと言うと国際線のエコノミークラスシートにおいては、JALよりもANAのほうが洗練されている印象を持っていましたが、バンコク線の機体が新しくなったことも関係するのか、JALのシートはシンプルで座りやすいと感じていました。

最近はANAに乗っていないのでわかりませんが、驚いたのはJALの足元が広いこと。すべての機体で広いというわけではないと思いますが、これでエコノミークラスなら、プレミアムエコノミークラスという選択肢はないな、と思ったほど。

ANAでは「広い!」という感じを抱いたことがないので、僕にとってはそういう印象です。JALは広くて居心地よく、ANAは狭くて居心地はやや窮屈感が。

国内線はここ2週間でJALに3回乗っておりますが、羽田から福岡にやってきたときの普通席は黒い本革シートでした。新千歳に飛んだときも、黒い本革シートだったような。

シートが薄いぶん、足元も含めて広々とした印象です。記事によるとANAは国内線導入の新型機にシートモニターを付けたのだとか。これはめずらしいですね。

Wi-Fiは機内でそう使わないので、これの有る無しが浮動票を動かすかどうかはなんとも、、、でしたが、周囲の乗客を観察してみると、スマホをいじっているか寝ているか、隣とお話しているか、窓から景色を見ているか、でしたから、Wi-Fiを使っている人もいるのだろうな、と感じます。

JALもANAも運賃は同じで目的地も同じなら、Wi-Fiを使えたほうがお得かな、と感じてJALを選択する人もいそうですね。

例として機内食の話が書いてあったのですが、ここで目を奪われたのが、思想が異なる、という表現。

機内食の開発を、ANAはSNSを通じて利用者の人気投票を行い、客目線のメニュー開発に生かしている。

一方JALは、客が求める一歩先を提供しようと、上位クラスでしか提供していなかったシェフとのコラボメニューをエコノミーにも投入する。

確かRED U-35という若手料理人たちの機内食が提供されているのですが、味はともかくアイディアは面白いな、と感じていました。

菊乃井本店とかの料理人が5人か6人おりまして、彼ら彼女たちが月によって料理を監修する。人物のプロフィールも機内食に添えられているので、単なる機内食ではないところに好感をもっていました。

加えて、僕が目を引いたのは、JALのコーヒー。コーヒーハンター川島さんのコーヒーが、全クラスで飲めるということですね。

クラスにより、コーヒーのクラスも異なりますが、ファーストやビジネス客を満足させ、エコノミー客にも満足してもらうには、いいアイディアだなと感じます。

客目線か、客が求める一歩先か。

ふと思い出したのは、スティーブ・ジョブズ。JALの思想は、スティーブ・ジョブズに近いのかもしれません。

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