カオソイの美味いは人によって違う。

チェンマイにいます。チェンマイといえば名物料理のひとつにカオソイがあります。ココナッツミルクをふんだんに使ったカレー風味の麺料理です。平べったい麺とそれを揚げた麺とが織りなすヘニャっと感とサクサク感、そしてスパイシーさと甘味のハーモニーでファンになる人が多いのです。

これまでタイでご一緒させてもらった人にはいくつかの定番タイ料理を紹介しておりますが、カオソイの人気が最も高く、最も後を引く味わいなのか、日本に帰ってからもカオソイを求めてタイ料理屋さんで探してしまった、と言われたりします。うれしいですね。

チェンマイといえばタイの人にとっても外国人観光客にとってもワット・プラタート・ドイステープなどへのタムブンはマストということで、今日はタムブンをしてきました。

ドイステープへの階段ではアニキのTシャツを着た男性を発見し、思わず会釈して写真に収めたのが冒頭の一枚です。

タムブンのあと、ではカオソイを食べに行きましょうということで、チェンマイに住む妻の友人の友人に付き合ってもらい、チェンマイ空港の方まで行ってきました。

到着した店は、よほどのファンでない限りは発見できないような屋台食堂みたいな感じでして、メニューもすべてタイ語。

ここ10年の間に、こんなところに外国人は来ないでしょう、というお店も多言語化が進行していると感じているので、タイ語だけの表記にかなり興奮してきました。

わかる人は頷いてくれるかと思いますが、外国人も含めて美味しいと言われているお店は、たしかに美味しいかもしれないけれど、それは純粋な意味でのタイ料理ではない。タイ料理のようなインターナショナル料理である。そして僕は、そういうものを食べたいわけじゃない。

タイに居るからにはタイネイティブが美味しいという、極端な話タイ人の方々しか美味しいと言わないようなリアルなタイ料理を食べたい、って思うものなのです。

そんな香りをプンプン漂わせながらも、タイのバンコクではよくあるスタッフのダラッと感がチェンマイの空気では上品になるのか、ふんわりキビっと動いておりまして、なかなかいい雰囲気のなかで出てきたカオソイが、カオソイ・ガイ。鶏肉のカオソイです。

付け合せを入れずに食べてみると、アレ、コクがないな、、、と思いながら気を取り直して付け合せの漬物と玉ねぎと、そしてマナオ、ライムですね、ギュギュギュっと絞ってライムをたっぷりカオソイに加えると、味の変化が期待通りになってきました。ウム、濃厚感が引き立つようになってきた、という感じです。

しかし、、、正直なところ、バンコクで普段食べるカオソイのほうが美味しいし、これまで食べたカオソイと比べても、コレがチェンマイ最強のカオソイとは思えない、、、教えてくれたチェンマイ在住の60代か70代女性には恐縮ですが、僕の舌には合わない。

と言いつつ、「美味しい?」と親指立てて聞かれたら、「美味しい。おかわり」と言ってしまうのが僕の性でして、それほど美味しいとは感じないんだけれども、まあもういっぱい食べてみたらわからんぞ、と変な言い訳して今度はカオソイ・ヌア、牛肉入りのカオソイにチャレンジ。

結果は、、、同じでした。というか、やはり過去の経験上、カオソイは僕にとっては鶏肉、ガイが一番フィットしていることを再確認しました。

ひとつだけ、ここのカオソイで特筆すべきは、エラい辛い、ということです。バンコクで食べるカオソイも、過去にチェンマイで食べたカオソイも、ここまで辛くはなかった。もしかしたら生まれて初めて食べたカオソイは、このレベルの辛さだったかもしれませんが、思い出す限りこんなに辛いカオソイははじめてでした。

なるほど、チェンマイの人にとっては、またあの60代70代女性にとっては、このカオソイが美味しいのだな、ということがわかったことは収穫です。

たぶんですが、僕の妻もバンコクで食べるカオソイのほうが美味しいと言う気がします。同じタイ人でもやはり、好みの味に違いがあるんだな、と目にすることができたのは、経験として大きいです。

自分の舌は参考にならないことは重々承知しているつもりでしたが、コピーを書く上などではついつい自分の舌を信じたくなるもの。

一方で、周囲の評価が高ければ、やはりコピーを書くときに自分で確かめずしてその評価を信じたくなるものです。

なんというか、なんでも経験してみて腑に落ちることってありますね。

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