新しいアイデアの出し方。

現在、プロモーションの一環として必要なセールスレターのアイデアが出てくるのを待っています。

厳密には、セールスレターのアイデアを待つというよりは、プロモーション全体のアイデアを待っている、という方が精確かもしれません。

なぜならば、どんなにセールスレター一本のアイデアがレジを鳴らすに足る秀逸なものであったとしても、プロモーションという全体に寄り添うアイデアでなければ、どこかで矛盾が生じるものだと経験しているからです。

セールスレターを書き出したばかりの頃は、ダイレクト出版という会社の後ろ盾がそのセールスレターについて回りましたし、すでにセールスファネル・・・フロントのサービスでどれだけ見込み客に購入してもらえれば、一定数がバックエンドのサービスを購入するかまで仕組みができていたでしょうから、ライティング担当としては目の前のセールスレターに集中すればよかった。

しかし、サービス全体をつくっていく場合はそのセールスレターだけに集中するのでは十分な仕事とはいえない。集中すべきはプロモーションそのものであり、セールスレターはプロモーションでレジを鳴らす一角を担うのであって、全体ではない。

そんなことを特にこの2年間、プロジェクト型の仕事としてプロモーションを担当するようになって、学んでいます。

それで、新しいアイデアの出し方。

聞いたことがあるかもしれませんが、「会議からは新しいアイデアは生まれない」というような言葉があります。ビジネスの場において、アイデアを出すのによく使われていると言われる「ブレインストーミング」、略してブレストですね、これも新しいアイデアを出すことはできない、とインターネットを調べてみると、登場します。

アイデアの定義にもよるのでしょうが、既に使われている既存のアイデアを出す場合であれば、会議であってもブレストでも出せるのではないかと思いますが、

「新しい」アイデアの場合は、確かに会議やブレストだと難しいのではないか、そんな風に感じます。

なぜならば、アイデアというのは、意識的に出そうとしても出てくるものではないからです。

会議やブレストで出てくることというのは、「意識して考えて、過去の経験や見聞きした情報から引っ張り出してくるもの」、いわば、知恵とか知識になると僕は考えています。

もちろんコレだけでもプロモーションやセールスレターを書く際のアイデアとして使えることもありますが、引き込み、読み込ませるという、いわゆる「ビッグ・アイデア」からすると十分ではありません。既存の枠を出ないものは、「おお!」と引き込むには十分ではありませんから。

かのロバート・コリアーはこう言います。

「コピーライターの多くが、
効果があったレターの言いまわしをマネれば、
そのレターも効果があるはずだと勘違いしている。

大間違いだ。

言いまわしは重要ではない。

効果があったレターを裏付けている
アイデにどう手を入れるかが重要なのだ」

(引用:『伝説のコピーライティング実践バイブル』ロバート・コリアー著/ダイヤモンド社刊)

すなわち、アイデアそのものをマネしても効果が出るわけではない、ということだと僕は考えておりまして、だからこそ、既存のアイデア・知恵・知識を出して持ち寄っただけだと新しいアイデア(言い換えると、既存のアイデアに手を加えたもの、ですね)は出ないのではないか、と考えています。

もちろん役に立つ情報もあるでしょうから、会議やブレストの存在を否定するわけではなく、しかし自分の意識できる、思い出せる範囲内での会議やブレストは、必然的にその人の経験に寄ってしまいますから、普通に考えると新しさは出てこない。

では、プロモーションに必要な新しいアイデアは、どうやって出てくるのか?

コレが全てかどうかはわかりませんが、僕はそのプロモーションと関係のないところに足を運び、そこで店員さんと二言三言会話を交わしたり、食事を楽しんだり、神社があれば参拝したりしています。

もちろん、『伝説のコピーライティング実践バイブル』やスワイプファイルを持ち歩いて眺め、そこに隠されているアイデアは何なのかを考えたりもしています。

大切なのは、意識的に必要だと思われる情報を収集し、ボーっとして無意識からアイデアが出てくるのを待つことです。

高城剛さんが、「発想は移動距離に比例する」と言っていますが、これも頷くところです。

意識的にアイデアを出そうとしても、どこかで聞いたようなアイデアだな、という感じになるのは致し方ないと考えていますが、ボーっとしている瞬間に出てくるアイデアというのは、僕らの無意識から出てくるものですから、意外性があったり、新しさがあったりするものです。だから、いかにしてボーっとするのか。そして、意識的にも、無意識的にも、脳の中に経験をインプットしていくのか。

厳密には、自分にとっての新しさであるから他の人からすると使い古されたものであるかもしれないので、プロジェクトチーム内でそのアイデアを伝えてみたり、市場にテストしたりする必要はあるかもしれません。

よく、仕事も遊びも大切だ、という言葉を聞きますが、一体なぜ遊びが大切なのかはわからなかったんですよね、僕は。

しかし、新しいアイデアを出すことが仕事である場合、遊びも大切であることはよくわかる。身体性を伴った経験は、場所なり人なり食べものなりをキッカケに、ふと思い出すものですから。

もちろん、遊ぶ相手は大切ですけれども。

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