国際結婚はオススメするものではない、けれど。

先日、国際結婚に関することもブログで書いてほしいというリクエストを頂いたので、書いてみようと思います。

気づいたら、コレが国際結婚だったのか、ということを体験していたわけですが、手続きの上でも実際にやっていく上でも、日本人同士の結婚、あるいは想像に過ぎませんが、同じ国籍同士の結婚と比べると、やることは多くなります。

婚姻届的なものを提出する場合、日本では一箇所に提出すればいいという理解ですが、僕の場合は日本とタイ両方で行うため二箇所です。加えて、タイの人々は改名をしていることがありますので、その場合は氏名変更証を本籍地で取得し、その日本語訳版と英訳版を用意し、英訳版はタイ外務省の認証を受けた上で日本側に提出必要があります。コレがもっとも時間を要しました。本籍地までの移動、翻訳、外務省での手続き、ですね。

子どもが生まれたときの手続きも同様で、両国に出生届を出す場合も二箇所に行う必要があります。タイと日本の場合、二重国籍は認められていませんから(確か)、20歳まで子どもはどちらの国籍を選ぶかを留保することになります。

ですから現在のところ、タイと日本両方のパスポートを子どもたちは持っておりまして、日本入国の場合は日本のパスポート、タイ入国の場合はタイのパスポートと使い分けているわけです。ちなみに、出国時か入国時か、あるいは両方かわかりませんが、以前調べたところ、両方のパスポートを出すとどちらかを没収されると聞きました。

こんな感じでやるべきことが多いのが国際結婚ですが、まあこれらは業者さんに頼んでやってもらうことも一部できるはずです。国際結婚を斡旋する業者さんなどですね。これらの業者さんがどういったものなのかは経験がないのでわかりませんが、必ずしも手続きは本人がすべてやる必要はない、ということです。

結構な時間を要して結婚した二人ですから、結びつきは強いのかなと思ったところ、どうやらそうではないと。

結婚する数と同じ程度に、離婚する数も多いのだとか。ここ、うろ覚えなので恐縮ですが。

なかには、年金を満額受給するために、あえて国際結婚し、奥さんを日本に連れてこない、という日本人もいるそうです。逆も然りで、日本人のお金目当てで結婚するタイ人女性もいるのだとか(コレは近い経験しました)。

このような例はどちらかと言うとレアだと信じたいところで、とはいっても結婚したくて結婚し、しかし離婚に至る方々が多いのも事実です。

離婚という選択肢がある分だけ僕は幸せなんじゃないかと思うのですが、離婚する原因て何かな、と考えてみたところ、たぶん

*生活習慣や文化の違い

やっぱりこれかなぁ、と思い至ります。

ごはんの食べ方も人によってはストレスでしょうし、結婚してから見えてくる文化風習の違いもありますし。

麺をすする、というのはある意味日本独自の生活の知恵的な作法ですが、タイに行ったらよろしくないですし、KFC、日本ではケンタッキーのほうが名称として通るかと思いますが、チキンをかじらないでナイフとフォークで食べる(かじったら行儀がよろしくないとか)、あと茶碗やお皿を持って食べない。置いて、スプーンとフォークで食べる(お箸もありますが、メインで使うよりサポート的な使い方をしています)。

ちょっとの付き合いならいいのですが、コレが親戚一同と会うときとか友人と会うときとかだと、まあ「ちゃんと食べなさい」と怒られるわけです(僕だけですかね・・・)。

思うに、自分のように配偶者にもやらせる、というスタンスだとうまくいきません。配偶者が、よほどできた人でない限り(私見です)。

やはり、思いやりというか配慮というか、いろいろな文化風習があって、さらに個人個人でその生活習慣は異なるということ、コレを空気のように受け入れられてこそ、文化風習の違いを踏まえて乗り越えるコミュニケーションの土壌が出来上がるのだと思います。

国際結婚をしなくとも、国境を超えて、人種を超えて、宗教を超えて、文化風習を超えて仕事をしようと思ったら、「違いがあってこそ世界が成り立っている」のように、なんというのかな、偏らずに真ん中でに立つ、というスタンスがいいんじゃないかと思うんですよね。もちろん、真ん中などない、偏ってしまうことはある、という前提を踏まえて。

国際結婚をオススメすることはありませんが、世界で生きていく上で大切な何かを学べると感じています。

奇しくも身近に国際結婚をしている友人知人が増えていますので、今度話を聞いてみて、また国際結婚観をアップデートできれば。

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“国際結婚はオススメするものではない、けれど。” への4件の返信

  1. 毎度どうも失礼します。国際結婚ネタということでこういうものはいろいろな視点があって良いものだと思いますので私からも失礼します。

    私はスイス人女性と結婚したわけですが、結果から見ればこればっかりは運命としか言いようがないのですが、小野くんとは逆に国際結婚の一番の魅力は

    *生活習慣や文化の違い

    かもしれないと思っています。それが自明だからこそ、日本人同士以上に意識的に二人が協力し合える(場面が増える)のかもしれません。二人の文化や習慣が違っていて当たり前、だからいっぱい話をしよう、お互い嫌いなものは嫌い、好きなものは好きと素直に表明し合おう、それをお互い受け入れ合おう、一緒にいろいろ共有体験をしよう、お互いできるところできないところをわかりあって助け合いながら成長していこう、となれるのだと思います。逆にそこにお互い折り合いがつけられないとバイバイとなってしまうのかもしれませんね。

    常に新しい経験をして、新しい世界にダイブして、自分をビートザコントロールする、人生をビートザコントロール、という意味においては小野くん的には国際結婚はオススメなのでは?

    1. ありがとうございます。

      生活習慣や文化の違い。

      僕もコレが魅力だと感じているんですけれど、
      ハタから人々の結婚生活を見ていると、
      どうも「自分に合わせて」というような
      雰囲気も感じておりまして・・・

      だったら、国際結婚はやめたほうがいいよね、
      と思った次第なのです。

      愛とはその人のすべてを愛することである。

      村上龍の小説かエッセイでこの言葉を知ったのですが、
      コレは僕にエラい影響を与えておりまして、

      「仮にほかの恋人が相手にいたとしても、それを含めて愛するということだ」

      にはエラい共感したんですよね。

      でもたぶん、こんなふうに思う人っていないですし、
      僕だって実際のところは悶絶すると思います。

      しかしそれも含めて受け入れる。

      そんな人間で在りたいものです。

  2. ラオス人の旦那です。
    小野さん、まさんには共感できます。

    手続きは確かにいろいろ面倒です。結婚するためにも、結婚してからも。結婚するために犯罪証明書って何?と思ったら、県警本庁で作ってくれました。10本指の指紋と交換に。

    私も人には国際結婚はお勧めしませんが、現状維持バイアス、もしくは日本人バイアスを外すにはいいかもしれません。

    1. いたさん、ありがとうございます。

      犯罪証明書、ですか。聞いたことあります。

      そういうのって仕方がないのかなぁ、
      とこれまで思っていたのですが、
      コレ、そういうことを必要とする事件が
      他であった、ってことですよね?

      なんとなく、
      木を見ただけで森を見ているかのような
      そんな気分になります。

      国際結婚であってもお互いに気分のいい、
      そんな手続きにしていきたいものですね。

      現状維持バイアス、日本人バイアスを外すには、
      確かに、そうですね。

      セールスライティングで国際結婚、
      というよりは日本人の海外移住を進めていければ。

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