めずらしく今朝は雨でして、長男を送ったあとは、妻と一緒に車で次男を学校まで送り、その後は朝食を食べにチャオプラヤ川沿いまで。バンコクにおける過去最強のごはん屋さんだったので、紹介します。その名も、Pa Krua Tuan、ポークルートゥン。一言で表現すると、スープ屋台です。
この店は妹が教えてくれたのだとか。ちなみに妹はパートナーであるマレーシアの男性に教えてもらったようで、彼はココナッツオイル工場を世界で展開する経営者と聞いています。従姉妹のお姉さんのご主人はシンガポールの会社経営者なので、つくづく経営者が身近な妻一家だな、と思います。視野が広がり、いいですね。
どことなく、中華の薬膳的な香りのするスープ屋台さんは、シーロム通りやサトーン通りをチャオプラヤ川まで行きまして、そこから南に下っていったところにある、ラマダプラザリバーサイドホテルのそばにあります。ラマダホテルのラウンジにはよく行きましたが、まさか目と鼻の先にこんな美味い屋台があったとは。
妻に促されてメニューを見ると、後で調べたのですが烏骨鶏のスープもあります。妻がそれを頼み、僕はスペアリブとニガウリのスープを注文。
すぐに出てきたスープを拝見すると、まあ見事に透き通った黄金色でして、コレ観ているだけでエネルギーが溢れるようです。屋台と言っても食堂と言ってもいいこのお店は、朝の時間帯だからか人も少なく、見晴らしがいいわけではないのだけれども、いい雰囲気に満ちています。いわゆる、波動がいいんですね、たぶん。
場所的にもスープ的にもパワースポットな感じでして、スープを一口含むと旨味がカラダに染み渡ります。ニガウリの苦味がスープに程よく利いていて、スペアリブの弾力は旨味を増してくれるかのよう。
妻がくれた烏骨鶏は初体験でしたが、鶏肉の身は胸肉のようなあっさり感があり、しかしスープの旨味は強烈でした。なんというか、透明感が深い味わいなのです。
他に頼んだものといえば、白身魚を揚げて甘酢あんかけのように和えた料理と、黄ニラの炒めもの。黄ニラの炒めものの方はクイチャーイカオというらしいですが、外見はネギの千切りのように見えるけれどもニラなんですね。緑の平らなニラとは異なり、ネギのような食感であっさりいただけます。
個人的にヒットだったのはお米の器。この器のママ炊くんでしょうね、アツアツでした。このお米をお皿に盛り付けて、スープや炒めものと一緒にいただきます。
そして忘れてはいけないのは、冷茶。
タイに来るようになって16年の僕ではありますが、屋台で出される水やお茶は基本飲みません。ミネラルウォーターを購入し、それを飲むようにしています。
しかしこのポークルートゥンで出てきた冷茶は、透明度からして明らかにちゃんとした水でつくられていることが伝わってきます。見ているだけで、いい気分になれますし、実際に飲んでも美味しい。透き通った感があります。
昼時になると混むそうで、15時までの営業なのだそうです。
朝ゆったりと朝食を楽しみたい時、またエネルギーが静かに満ちていく食事を楽しみたい時、ぜひ訪問してほしいお店です。
5品頼んで440バーツ。贅沢な朝ごはんでした。
コメント
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