社会人経験をしてから独立した方がいいのか、考えてみた。

ビート・ザ・コントロール
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個人的に社会人経験をしてから独立した方が良いのか、社会人経験をせずにセールスライティングのスキルを中心に独立した方が良いのか、ずっと心にしまっている疑問です。小野さんが書かれるペルソナは学生ではないと思いますが、今後も小野さんのコンテンツを楽しみにしております!

こういう質問がついに来たかと心躍っています(ありがとうございます)。

先週日比野さんから、

「奥さんが言うてはりましたけど、小野さんは伝えたい事があってたまらないという感じなんやろうな、と」

・・・先生っぽい、なるほど、というようなことを言われまして、ちょっと反省していたんですけど(オレは言いたがりなのか、って感じで)、こういう質問を前にすると、確かに答えたくてたまらなくなります。ちなみに、僕の教員免許は失効したみたいですけど(更新が必要になったんだよと現役先生の妹にこの間教えられました)。

「先を生きる」と書いて先生ですので、僕の学生時代を思い出しながら、回答したいと思います。

赤裸々に話をすると、僕は学生時代に就職活動をしたことがありません。大学は4年で卒業しましたが教員免許取得に2単位足りなかったため、科目等履修生という感じで教員免許のためだけに1年間大学に通いました。

大学生の頃は、大学に行かずに中学生向けの塾講師のアルバイトを毎日やっておりまして、特に社会の定期テスト対策としてプリントをつくることが趣味でした。浪人生の頃に通った駿台予備校に、世界史の須藤先生という名物講師がいたのですが、彼のプリントが秀逸、というか美しかったわけです。そのレイアウトをスワイプファイルに僕もプリントをつくったんですね。

教科書からテスト問題が出る傾向があったので、穴埋め問題式のプリントをつくる。コレを縮小コピーしてカンニングしたら100点取れることは間違いないということで、それを実証してくれようとしたのか塾生の一人が早速実行してしまいまして、「オレのプリントはなかなかやるな」と見当違いの評価を自分自身でしてしまったのは若い思い出です。

思えばこの頃から、塾生の要望を聴き取って(今よりは耳が良かったのです)、夏期講習に社会だけのスペシャル講習を単独開催することを塾長に許可してもらうなど(売上を折半で)、市場の声に耳を傾けることを経験していたのですが、独立起業しようとは思ってもいませんでした。

大学を出てからは1年か1年半ほど、高速道路の規制をかけるアルバイトをやっていました。日当がよかったのです。この頃覚えた技術は、2トンロングと3トンのトラックの運転です。今でも規制現場をみると、腕が鳴ります。特に中央自動車道の笹子トンネル付近10キロの現場。あの崩落事故は他人事ではありませんでしたが、勝沼インターチェンジから笹子トンネル手前にかけての陸橋部分、あそこは下から上に風が吹き上げてくるので、冬は寒いわ「矢板」という赤背景に白地の矢印の板が浮き上がってしまうので、大変でした(高速道路で規制をかける時、車線をひとつ走行できないように車線を切るのですが、その時に使うのが矢板です。11枚の矢板で300メートルで徐々に車線を切っていくわけです)まあ、組織の中で働いてきました。

当時考えていたことは、

1:政治家になる
2:教員になる

でして、独立起業という選択肢は考えていませんでした。

町こそ違えど祖父も父も町の議会議員でしたので、政治は身近にありました。政治家にしても教員にしても公にお金をいただく立ち位置です。できなくもないのでしょうが、自分でお金を稼ぐ、という発想はこの時ありませんでした。

父の2回目選挙の時、この頃僕は24歳だったのですが、神奈川県議会議員選挙に来年立候補するとか、コレは当時お付き合いしていた彼女に振られたこともありまして、そういう青臭いことを言うだけ言って実行しなかったのですが、父の選挙を終えてから母が病気で入院することになりました。

ストレスが・・・と母が言うので、よしお母さんにストレスをかけたらよろしくない、となりまして、この時はじめて就職しようと考えました。この時も独立起業という選択は思いもしなかったです。

当時の僕は、独立起業という選択肢を持っていなかったんですよね。お世話になった塾の塾長は学生時代から起業して塾を経営していましたし、僕の両親は美容院を経営していますから、独立起業という選択肢があってもいいものだと思いましたが。

今思えばですが、独立起業してどうなる?なぜ独立起業なのか?という質問への回答を、僕は持っていなかったのだと思います。

そう考えると、「独立起業するほうがいいのではないか」という選択肢を持っている時点で、独立起業を選ぶ理由になりますよね。

僕は学校や会社などで目立つ方だったと自分では思っていたので、個人的には組織の中で生きることが向いているんじゃないかと当時は思っていました。ええ、チヤホヤされたかったわけです。

では、そんな僕がなぜ独立起業を考えたのか?

・・・続きは、次回!

P.S.
『プロフェッショナル』は、土門さんというリクルートにお世話になっていた時の先輩から教えられた本でして、たぶん独立起業という選択肢を持つキッカケのひとつになっています。

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コメント

  1. より:

    中学校だか塾だったかどの先生に教えてもらったかはすでに忘れてしまいましたが、

    「生徒を先に導く」のが先生

    だと聞いたことがあります。ご参考までに。

  2. […] 昨日の続き。なぜ独立起業を考えたのか。 […]

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