USPとMSPの使い方。

一昨日のブログ昨日のブログで、なぜ2つ目の売れるサービスを生み出すことができないのか、売れるサービスを生み出すには何が必要なのか、どのようにUSP、uniqueさ、独自性を抽出すればいいのか、ということを書いてきました。

売れるためには見逃したらよろしくないポイントがあって、それは、「ペルソナの需要」。ペルソナが望んでいることで、かつ他と比べての独自性を加味することができれば、売れるサービスが出来上がる、というわけです。

セールスライターやプロモーターの仕事というのは、クライアントから提示されたリストとサービスから、ペルソナと他に比べての独自性、優位性を抽出することでもあります。

だから、商品づくり、サービスづくりもまた、セールスライターやプロモーターの仕事なのです。まあ、プロデューサーとも言えるのかもしれません、仕事そのものは。

もしあなたがセールスライターやプロモーターを探しているのであれば、ペルソナと独自性を抽出してくれて、商品やサービスをつくりだしてくれる人に依頼するべきですし、僕ならそうします。

さて、今日はMSP。USPの抽出方法について書いたので、MSPについても触れておこうかと。特に、起業家、事業家、自分のサービスや商品を生み出してビジネスをしている人に役立つかと思います。

木坂さんのセミナーに参加したことがある人なら聞いたことがあるMSP。参加したことがなくても、MSPという言葉を聞いたことがあるかもしれません。

僕がMSPという言葉を知ったのは、2015年に島田さんの『ワイルドサイドを歩こうよ』を読んでいたときだったと思います。

木坂さんの名前とともにMSPという言葉が登場し、それで覚えていたと記憶しています。

当時からつい最近まで、MSPというのが、Me Selling Proposition、の略称であること程度は知っておりましたが、この言葉がなぜUSPに代わって用いられるのかは、知りませんでした。

見間違いでなければ、USPという考え方はもう時代にあっていなくて、MSPでしょうと。

USPもMSPも同じような意味で使っているのだろう、と思っていたのですが、どうやらそれは違うようだ、となったんですね。

それ以来、木坂さんのセミナーに参加してMSPという言葉が登場する度に、これはどういう意味で使っているのだろう、と考えてきました。

意味を聞けばいいでしょう、と人は言うかもしれませんが、僕は今わからないことはそのまま置いておく、という考えを持っています。

なぜなら、意味を聞いたとしても、それを自分の経験から解釈してしまっては、オリジナルの意味とは乖離してしまうからです。

「えーと、えーと、それはつまり、こういうことですね」

と答えが欲しいゆえに言い換えるのではなくて、本人が言った言葉をそのままで理解したい。ああ、必ずしも言い換えがよろしくない、というわけではないですよ。ご利用は適切に、です。

木坂さんがMSPと言ったのであれば、木坂さんが意図するMSPを知りたいわけですよ。

自分の経験で、自分の言葉で勝手に解釈しない。

これ、コミュニケーション上大切だと僕が考えていることです。

それで、2015年からMSPという言葉をUSPという言葉とともに、頭の中に置いておきました。木坂さんの西洋思想史や歴史・地政学、パフォーマンスアップセミナー、帝王学、インプットクラスなどに参加し続けてきまして、パフォーマンスアップセミナーのプライベートセッションでは、カッピングをしてそこから身体を動かすという追い込みも経験させてもらいました。

すると、木坂さんが割とよく発する言葉、漂わせる言葉があることに気づきまして、それは「自分自身であれ」という言葉です。帝王学セミナーの0回目では、Obey Yourselfときましたが、本人曰く、メッセージとしては同じことを言い続けている。

で、ああ、そうか、と。僕自身、2015年にはじめて開催したセミナーが「Be Yourself」というテーマだったのですが、たぶん意味は似ているな、と感じました。木坂さんも「Be Yourself」でセミナーを開催したことがあるそうですが、なるほど。

今のところ、こうじゃないかな、という僕の考えは次の通り。MSPとは

自分そのもの

を示していきましょうよ、ということなんじゃないかな、と考えています。Sellingはちょっと検討中。まだ、わかりません。

自分そのものというのは、自分の経験、自分の人生、自分の姿形、仕事とか考え方とか、ファッションとか、持ち物とか、全部ひっくるめての自分。

もちろん、どう在るのか、どう在りたいのかもひっくるめて。

なぜなら、人はすでに独自性を持っているから。

このあたり、『セールスライティングスタートアップガイド』や「Be Yourself」のレター、また映像でも話しているので、よかったらご覧ください(『セールスライティングスタートアップガイド』はメルマガ登録の方限定で購入できます。「Be Yourself」の映像は、メルマガ読者の方限定でマイルと交換で入手することができます。レターはこちら)。

だから、USPという他と比べての独自性、優位性を抽出して競争戦略を立てるのではなくて、自分自身を磨いていって責任をすべて引き受ける覚悟を醸成し、自分自身で勝負しましょうよ、そのうえで、相手の望むことに向けた提案をしましょうよ、という木坂さんの主張(私見です)には共感できるわけです。

ビジネスで成長していきたいならば、自分自身を知ること。そのために、いろんな経験をすること。そして、自分の限界を常に上回り続けるように鍛錬すること。

そんな感じで、MSPをつくりあげていくと、いいんじゃないかな、と思います。昨日紹介した写真のレストランオーナーは、まさに自分自身を磨いていった結果、他と比べようもない独自の世界をつくったように思います。

島田さんや木坂さんと一緒に体験するナポリのオーダースーツもそう。代えがきかない人物の世界観が、そこにある。

そんな世界観がうれしいと思う人は、いるものですから。その人たちに向けてメッセージを出す。

これが、MSPか。なるほど。

USPという考え方は、セールス上、マーケティング上大切だと思いますが、自分自身のビジネスをつくっていくのであればUSPという、どちらかというと「テクニック」より、MSPという土台。

強引ですが、USPはコンサルティングやコーチングをするときのフレームワークとして使えますし、MSPは自分自身をみるときや自分自身をペルソナに伝えるときのフレームワークになる。うーん、、、どうだろ??

私見でしたが、参考になれば。

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“USPとMSPの使い方。” への2件の返信

  1. 毎度どうも。

    異業種の発展の流れを垣間見れるのは、とても勉強になります。

    職業柄、常に生物進化や科学哲学の色眼鏡で世の中を見てしまう傾向がありますが、UPSやMPSやHPSといったブランディングの流れも、科学や哲学の歴史や、生物進化の流れのアナロジーで見ると面白いなー、と素朴に感じました(厳密な議論はさておき)。

    哲学の界隈でも「私とは何か」という問いがずーっと議論されてきてますが、「個とは何か(個体化)」のお話にも関連してきて、生物学界隈でも最近ではネットワークの理論と相まって、モジュール性とか超個体とか、個をつないだ単位あるいは階層性を考える風潮になってきています(個の定義がさらに曖昧になりつつある感があります(私見です))。遺伝子解析でも遺伝子一個見ていてもよくわからなくて、遺伝子をつなげた遺伝子ネットワークを考えないと機能が見えてこない、といった流れも同じです。生物進化でも単細胞生物から多細胞生物にどう進化したのかは未だはっきりした理論はありません(ここら辺のお話は粘菌の研究が有名です。ネットワーク性や細胞間/分子間相互作用や役割分化とかが大事なのはみんな多分わかっていると思います)。

    私の色眼鏡での解釈になりますが、このMPSの「Me(私、個)」からHPSの「Holistic(全体論)」の流れあたり、経済の発展(個を取り巻く環境の発展)とも関連がありそうに思えて仕方ありません。

    いつか何かのご参考までに。

    1. ありがとうございます。

      Holistic、全体論、ここまたお話しましょうー!

      コンテンツではなくてコンテクスト、という流れを
      コメントで思い出しました。

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