70%台から40%台ヘ。

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居間に行くと父がニュースを見ておりまして、高校野球ではなぜ本塁打数が過去最高になったのか、というような内容だったのですが、そのなかで目を奪われたトピックに、バント率の変遷がありました。

ノーアウトか1アウトか、あるいは両方かは覚えていませんが、ランナーが一塁にいるときのバント率、いわゆる送りバントですねこの率が平成18年(2006年)から平成29年(2017年)にかけて(確か平成29年だったかと)、どう変化したのか。

精確な数字を書こうとしたら覚えておらず・・・しかし、平成18年は70%台、平成29年は40%台と30%ほど低下している。

僕が高校野球をしていた頃は、ノーアウトか1アウトでランナー一塁の場合、バンとのサインが出ることは当たり前でしたから、この数字の低下に興味を持ったんですね。

父に聞くと、メジャーリーグの影響じゃないか、とのこと。確かに、メジャーの試合を眺めてみると、送りバントというのはまずない(と思う)。

一方で日本のプロ野球を見てみると、送りバントはまだまだあったように思います。打者が長距離砲とかそういう場合を除いては、例えば二番バッターとかは送りバントの名手的なイメージを僕は持っています。

日本のプロ野球を習うなら、高校野球でも送りバント率はまだまだ高率になりそうな予感がありますが、しかし低率になっているということは、メジャーリーグの野球を参考にしているのだろうと。

なぜ、高校野球はメジャーリーグの野球を参考にしているのか?この問いかけ自体が僕の私見ではあるのですが、たぶんそれは

「勝てるから」

なんじゃないか、と思います。

高校野球は基本的にトーナメント方式の大会開催で、一回負けたらそれで敗退、高校3年生にしてみたら引退です。

甲子園に出るようなチームの場合は、優勝することを期待されているわけですから、万が一にも途中敗退は避けたいわけで、

だからこそ勝てるチームをつくるために、監督や部長は頭を使う。

僕のように、「送りバントは当たり前」と思考がパターン化していると、なぜ70%台から40%台に低下したのか、その答えは発見できそうにないですが、

そもそも送りバントをすることは、ランナーを得点圏と言われる二塁ベースから向こうに送るためであり、なぜ得点圏に送るのかというと、点を獲るため。

ではなぜ点を獲るのかというと、試合に勝つため。だから、

「勝てるチームに送りバントは必要なのか?」

というふうに視点を変えてみると、送りバントが試合の勝率にどう関わるのか、見えてくることもあると思います。

実際、インターネットを少し調べてみると、2010年12月6日の日本経済新聞WEB版の投稿で、

『メジャーはなぜバントをしないのか 日米野球比較(1)』

というものがありました。眺めてみると、

「犠牲バントは消滅すべきだ」

いくつかの数字を順番に見ていくが、まず、84年にピート・パーマー氏とジョン・ソーン氏の共著によって発表された「The Hidden Game of Baseball」によれば、61年から77年までのデータを調べたところ、無死一塁でそのまま攻撃した場合、得点期待値は0.783点で、バントをして1死二塁から攻めた場合の得点期待値は0.699点だったという。彼らはその結果から、「犠牲バントは消滅すべきだ」と結論づけた。

ここでいう得点期待値とは無死一塁のケースが何度あったか、そこからそのイニングが終了するまでに何得点したかを調べ、その得点数をイニング数で割ったものだ。

ナ・リーグのケースを検証

例えば、ある試合で無死一塁になったのが5回で、すべて強攻して3点が入ったとすれば、「無死一塁で、バントしない場合の得点期待値」は0.6点となる。

これにならって、先ほど紹介した「The Book」ではタンゴ氏の他、ミッチェル・G・リケットマン氏、アンドリュー・E・ドルフィン氏が2000年から04年のナ・リーグのケースを検証している(投手は含まず)。

すると、やはり無死一塁でそのまま攻撃した場合の得点期待値が0.906点だったのに対し、バントをして1死二塁になった場合の得点期待値は0.700点だったと紹介している。

彼らは、99年から02年の両リーグの各試合も調べていて、その4年間は無死一塁から何もしないで攻めた場合の得点期待値が0.953点。犠打を含み、どんな形でもいいから1死二塁となった場合の得点期待値は0.725点だったという。

(引用:https://www.nikkei.com/article/DGXZZO19402310V01C10A2000000/?df=2

得点期待値だけを見たら、犠牲バント(送りバントですね)をするよりも、そのまま打ったほうがいい、ということになります。

上記引用は一例ですから、実際にはもっと多くの記述があり、例えば、他の記事を探してみると、進塁率とか生存率とか、そういう数字を含めて、送りバントの効果を検証しているものもあります。

だからおもしろいな、と思ったのは、得点期待値は送りバントをしないほうが高い、とはいっても、バントはなくなっていない、というところです。

高校野球の監督たちがこれらのデータを参照しているのかどうかはわかりませんが、70%台から40%台にバント率が低下しているとはいっても、バントがなくなっているわけではない。

大局を見て、戦略で戦術を判断している。

ピッチャーがどんなもので、バッターは誰か。

1回の表の攻撃なのか9回表の攻撃なのか。

進塁させることが有利に働くのか、それとも得点期待値通りに攻撃した方がいいのか。

その時に応じて、変化する。必ずしも勝つことが必要なこともなく、勝てないことを知るために試合をすることもありますから、目的は変化する。

そうそう、これプロモーションと同じだよなぁ、と思ったわけでして、ちょうど昨日岡山駅で、島田さんが話していたことを思い出しました。

そのブログの記事、セールスレター、メールは、しかるべき日のプロモーションでレジを鳴らすために考え、組み立てる。

確か、こんな感じ(実際に話していた言葉は違うような)。

そのセールスレターを戦術とみるのか、それとも戦略のひとつとして置き換えることができるのか。

誰と一緒に仕事をするかでこの視点を得られるか得られないかも決まる。

監督選び、チーム選びが大切なのは、こういう視点からもわかるものなんだなぁ・・・。

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