博多キャナルシティのグランドハイアットにいます。
これから依頼されていた取材を受けるのですが、前日に島田さんと話していたところ、いい写真を撮ってくださると言うのでコレは身なりを整えたほうがいいな、と考えまして、行ってきました、理容室へ。
日本においては実家が美容院ということもありまして、これまで美容院も理容室にも行ったことがありませんでした。
例外は2回だけで、1回はインドのガンジス川における野外理容室、もう1回はタイの田舎におけるローカル理容室です。
ともに致し方なく、という感じで、また一度は経験してみるか、というノリもありましたが、日本ではまだ経験したことがなかったんですよね。
実家で坊主にできますし、実家にいかなくともバリカンかカミソリがあれば自分でも坊主にできます。
しかし、ここは初めての経験をするチャンスだと思いまして、博多駅地下街にある理容室さんへと行ってきました。
予約不要のその店に顔を出すと、理容師の数に比べて席が空いていたので、コレは待たずに対応してくれそう。
聞くとすぐできますよ、というので、坊主にシャンプー、聞くとシェービングもまだまだ剃れそうだと言うのでシェービングもつけて、そしてコレも初体験ということでヘッドスパもオーダー。
スーツを着ての理容室インでしたが、冷房がきいていてひんやり涼しい。なるほど、コレはスーツ着ていってもいいお店なのだな、とひとりごちまして、ホットタオルを頭や顔にのっけてもらっているうちに、あれよあれよと意識は遠のきまして、睡眠タイムに。
しかしシャンプーなのかシェービングなのかはわかりませんが、ほのかな香りが鼻をくすぐり、ガツンとした眠りには達することはできず、ふわふわした意識状態で過ごしておりました。
シャンプーやヘッドスパの手付きといい、シェービング時のカミソリのあて方やすべらせ方といい、コレはプロだなという腕前と雰囲気でして、眠いんだけれども気分は俄然盛り上がります。
眉毛はどうしましょうか、というので、実ははじめてなんですけど、おまかせでお願いします、とオーダーしまして、ちょこっと剃って、ちょこっと眉毛の長さを短くしてくださいました。
45分程度の施術時間が終わると、明らかに見た目がしゃっきりしておりまして、「スッキリしますよね?」という理容師さんの声にはうなずくばかり。
美容院では母の技術を幼い頃より当たり前のように受けているゆえ、意識することはありませんでしたが、ハサミ使いもカミソリ使いも、シェービング用の筆(?)の使い方も、プロの腕前を味わうことができました。
どんなものであれ、プロフェッショナルを経験するというのは、気持ちを豊かにするものですね。
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