お楽しみ様です。小野貴正です。
昨日はライティングデーでしたが、今日から明後日にかけても順次仕上げるライティング案件があるので、今日は街を移動しながら書いていこうと考えています。幸いにも、いい天気ですし。
5月11日のブログで書いた「多面的なモノの見方」の記事。今日はコレをもう少し書いてみようと思います。僕の旅経験を思い出しながら・・・
12年前に3ヶ月のバックパッカー生活をしていた時、僕が最もいいと思った国はトルコでした(実はタイではないのです、、、)。なぜならトルコは野菜やパンが美味しく、また食事のバリエーションも豊富なことから、日本人でも口にあう食事が多いこと、人懐こい人柄、そして親日的な国だと感じたからです。
僕がトルコに入国したのは、ギリシャのロドス島という島からで、ここからスピードボートに乗って入国審査を経て入りました。もともとトルコが親日的な国らしいとは『地球の歩き方』とかで聞いていたのですが、本で読んだ情報くらいですから、スッカリそのことは忘れていました。
人懐こさやご飯の美味しさは入国してから1日の間に体験することができたのですが、親日的な国なんだな、と肌で感じたのは、それから2週間にわたって経験した、トルコの少年少女との触れ合いからでした。
例えばカッパドキアという観光エリアにはキリスト教徒の地下都市があります。ココは外国人のみならず、トルコ人にとっても観光スポットになっていて、ココで僕はトルコの少年少女に捕まり、40名に囲まれて質問攻めにあいました。ソバにいたオーストラリア人には目もくれず、皆僕に寄ってくる。
その後出会った日本人バックパッカーとは「アイドル現象だよね」という感じで話ができるほど、日本人なら経験するトルコのステキ体験でした。
そしてサフランボル。街自体が世界遺産という素晴らしい佇まいの街では、中学生からエライ歓迎を受けました。チャイという紅茶を振る舞ってくれたり、夜行バスの発着場まで深夜なのに皆で付き合ってくれたり。
それで彼らに聞いたんですね。なぜ日本人が好きなのか?と。すると、
「エルトゥールル号事件とか日露戦争とかで、トルコは日本のお世話になった。それを学校で習うんだ。だからトルコ人は日本人が好きなんだ」
こんな感じで中学生が話すわけです。コレ聞いて感動しましたね。日本人てスゴイじゃんて。日本のパスポート保持者は入国審査でもスムーズに通してくれると評判ですが、祖先の積み重ねてきたからこそ。トルコ人が日本人を好きなのもそう。
ちょっと前置きが長くなりました(トルコ好きなんですよ〜)
しかし当たり前ですが、同じ日露戦争を語ってもロシア人から見たら日本人はうれしくない存在です。日本人である僕らはトルコ人がそんなに喜んでくれているとは学校では習わない。
少なくとも3つの見方があるわけです。日本とトルコとロシア。日露戦争という現象は一つでも、見方は多面的。
だから目の前の現象に対する自分の考え方が唯一つの正解だとは思わないこと。これが大事だと僕は考えています。
セールスコピーも同様。読み手の数だけ読み方がある。だからどれだけ多面的に、俯瞰して「誰に何を約束するか」を書き出すことができるか。
これがレジを鳴らすセールスレターの秘密なんじゃないかな、と思います。
俯瞰したモノの見方、多面的なモノの見方は訓練すればできるようになるので、セールスライティングのスキルを身に着けたいあなたは、ぜひ。
P.S.
サフランボルの少年たちにもらったメッセージ入りの帽子を再掲しますね。この帽子を見ると、トルコはもちろん、モノの見方を思い出すんですよね。
コメント
小野さん、お楽しみ様です。
多面的な物事の捉え方ですね。聞くと簡単そうですが実際に行動にする事は難しいですね。
セールスライティングでも自我(エゴ)を捨てろ。と言われますが、実際に思い込みを
捨てる事は簡単ではないです。これまで生きて行く中で培った価値観を大切にしつつ、
しかし自我を捨て多面的な物事の捉え方をしなくてはいけない。
いろんな人の立場から見た物事の捉え方をしなくては、読み手の頭の中に入ることはできない。
でも、これができるようになれば商品を売る事はすごく簡単になれます。
私も日頃から、なるべくいろんな人の立場から見るように気を付けてます。
横谷さん、お楽しみ様です!
コメントありがとうございます。
まさに、です。
言葉の節々に人は自我を忍ばせます。
僕自身もそう。
しかしコレがあると、俯瞰し切ることができない。
だから思い込みが入り、なんか違うな、と。
突き詰めれば人の悩みに違いはない。
しかしそこに少しでも我が入るとなんかズレるんですよね。
ちなみにこの我っていうのは
「ラクしたい」とか「この程度でいいか」みたいなものも
僕は思い込みの我だと考えています。
ある意味、修行僧のように、空気のようになるイメージかな、と。
コレ、大事ですよね。
素晴らしい共有をありがとうございます!