キャッシュレス社会。

ビート・ザ・コントロール
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上海で割と馴染みのレストランに行って驚いたことがありました。

湖南料理を食べたあと、ではお勘定となった時、知人の一人がごちそうしてくれました。え、それはとてもうれしいとニヤニヤしていたところ、お財布を取り出す様子もなく現金もクレジットカードも出す様子もない。

何やらiPhoneでQRコードを撮影し、そこで会計終わり、という様子。

たぶんですが、WeChatか何かの決済機能でお勘定をしていたのかもしれません。

そういえばこの1年の間で中国に起こっている変化として、現金を持たなくなった、というものがありました。

1年前に上海に来た時はまだそんなことはなかったのですが、今回の訪問ではじめてそのキャッシュレス社会とでもいうのかな、コレを経験しています。

クレジットカードを取り出す必要もなく、日本でいうとスマートフォンを駅の改札口でかざして電車に乗るようなことが、上海では生活の到るところに浸透しつつあるようです。

そういえば、カルフールのコンビニ版でも空港のファストフード店でも、中国の方々は財布も現金もクレジットカードも取り出さず、iPhoneとかスマホを取り出して決済していたな、と今思い出しました。

その時は「クーポン券を見せているのかな?」程度に思っていたのですが、まさかあれで支払いを済ませていたとは。

手元に現金がなくても食事や買い物ができてしまうその便利さには感心しつつも、自分事として捉えてみると、気軽過ぎる危うさを感じてしまうことも事実です。

家のローンとか車のローンのように、支払いがやりやすくなるほどに、消費が増えるのでしょうから(私見です)、中国の狙いはここにあるのかもしれません。

しかし、スマホ1つでバスや地下鉄で移動することができ、気になるものがあれば買い物もでき、お昼やおやつに食事もすることができる。

持ち歩く荷物が減り、行動範囲が広がりそうな印象です。

コレは便利だし、なんといっても展開が早いな、と上海で感じました。

ふと意識してみたら、大きな通りでは電気で走るバスが設置されていましたからね。まだまだ空気はよろしくないですが、電気のスクーターに電気のバスと、取り組む姿勢は目に見えて伝わってきます。

15年前と変わらずダイナミックに変遷する空気を感じることのできる上海ですが、キャッシュレスを体験した結果、ああ、もしかしたらLINE Payがやりたいのはこういうことなのかもしれないな、とふと思いました。

街も人も見た目からして変遷する上海から、ますます目が離せません。早く空気も良くなりますように。

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