License to beatの自分という器クラスの第三回で小坂さんが、言葉がよろしくない人とは付き合わないようにしている、という話をしました。
ネガティブな感情が芽生えたら、その言葉を紙に書き出して、破って捨てる、ということも合わせて。万が一の対処方法まで話すというのは、身体性があって良いなぁ、と思いました。
僕が2年前に行ったことがこれでして、小坂さんと話していたら、
「小野さん、困らないぐらい稼げればいいです、と言いましたけど、それって困るので、その言い方を変えたほうが良いですよ」
と一言。
この着眼点は当時なかったので、エライ新鮮でしたし、過去の自分から学んで時給800円の警備バイトから再スタートした小坂さんが話すことだからということもあり、
2014年の4月29日を境に、言葉遣いを変えました。
発する言葉だけではなく、思考する言葉も脳にとって良い言葉に厳選。結果として、いわゆる元の意味がネガティブな言葉を使わないようにし、元の意味がポジティブな言葉を使うようになりました。
「悪い」は「良くない」。
こんな感じです。脳の中でも潜在意識を司る方は、「ない」を認識しないと言われているからです。
この効果は僕にとってはてきめんでして、例えば「困らない」という表現を使わなくなって半年経ってみたら、そういう状況はなくなってきているなぁ、と体感していましたし、それは年月を経るにつれて顕著になります。
言葉を変えるだけでここまで変わるのか、と驚いたものです。
しかし、言葉を変えるってけっこう大変なことだなぁ、とも感じておりまして、
それは無意識からくる口癖を認識することは、なかなかないからです。
よくある話ですが、僕が言葉遣いを改めたほうが良いですよ、と誰かに伝えます。
その誰かがわかりました、と言った瞬間、「実は、困らないくらい稼ぎたいんですよ・・・」と発言することはいたって普通です。
小坂さんは人間の思考は一日に6万回であり、そのうちの95%とか98%を潜在意識が司っている、のようなことを話していましたが、口癖って潜在意識だと思いますから、これを意識で改善するのはなかなか難しいんですよね。
僕の場合、家に帰ると心配するあまり「困らないくらい・・・」と気遣ってくれる母がいますから、耳からそういう言葉が入ってくる環境でもあったわけです。
言葉を変えることは必要だ。けれど、周囲の言葉はよろしくないものだったりする。
僕がいた環境は、こういう状態でした。
では、どうしたのか?
周囲の言葉遣いを変えてもらうよう、特に一緒にいる時間が長い母の言葉が変わると良いなぁ、と思ったので、母に伝えました。
これこれこういう事情で「困らない」とか言わないで欲しいんだけど・・・
しかし予想はしていましたが、変わらないんですよね。なぜなら母もまた無意識で、潜在意識がその言葉を選んでいるからです。
そこで、こう考えることにしました。
コヴィー博士が『7つの習慣』のなかで、「影響の輪」について話をしています。自分が変えることができるのは自分だけであり、人を変えることはできない。しかし影響の輪が広がれば・・・云々、という感じだったかと(ごく一部の箇所を紹介しているだけですので、詳しくは『7つの習慣』をご覧ください)。
だから、まずは自分が変わろう、と考え、母に会わないようにしました。
母だけではなく、僕にとってはネガティブな言葉を使う方々とも、会わないようにしました。
すでにこの時、携帯電話から数百件の電話番号や氏名を整理していましたから、言葉遣いを変える時点ではすでに付き合う人たちを選ぶということをやっていたのですが、
言葉遣いが大事だとなり、一層付き合う人たちを選ぶようになったというか、そんな感じです。
僕がワイルドサイドの島田さんとの時間を増やそうと決めたのも、ちょうどこの頃から。あまり大きな声で目立つタイプではないので、僕からすると話しかけにくいのですが(僕が聴き間違えるからです)、当時はご家族を連れて東京開催のアプレンティスに参加したり(講座そのものは島田さんが参加するのみですが)、花粉の時期は毎年家族で沖縄で生活したり、生き方そのものに興味がありました。
そして伝わってくる雰囲気からすると、島田さんの言葉はいい感じでしたから。
話がそれました。
僕はセールスコピーを学び、3ヶ月後とか半年後にはダイレクト出版さんのアプレンティスで採用されるような、他のライターさんをビートするようなコピーを書けるようになっていましたし、1年後には会社を退職しても大丈夫だと感じられる状況になっていました。
1ヶ月に10本のセールスレターを納品していたのも、この頃ですね。言葉を変えなくても、スキルにフォーカスでこういうことはできるようになっていました。
しかし、タイで人生の3分の1を送るとか、今のような状況になったのは、言葉を変えたからですし、付き合う人を変えたからだとも考えています。
今の自分の言葉がよろしくないなら、それはそういう人たちと一緒にいるからだ、という見方もできるわけです。
だから僕の私見ですが、言葉を変えると同時に、付き合う人を変える。
これが大事なんじゃないかな、と思ったりします。
モデリングの話を以前しましたが、ある意味今日もモデリングの話を紹介しました。
そうそう。
スキルにフォーカスは同時並行で必要だと僕は考えています。
少なくとも僕は、言葉を変え、付き合う人を変えても、スキルにフォーカスはやり続けていますし、例えばですが、毎日ブログやメルマガ、写経、そしてビジュアライズなどをやり続けていますので。
在り方を変えること、スキルにフォーカスすること。
これらは同時に必要だと、僕は思います。経験上です。
そして、
「誰もができることを、誰もがやらないレベルでやる」。
アプレンティスの浦田さんが僕に伝えてくださった言葉は、エライ大事な意味を持っているなぁ、とあらためて思います。
今日はこのへんで。明日は、高知です。
P.S.
写真は出雲大社隣の博物館入口にて。「禁猟区」には思わず笑ってしまいましたが、他にも「ポケモン Don’t GO」というコピーが書かれたものもありました。
しかし、Don’t GOだと、脳科学的には、やりたくなりますよね・・・。
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