こんにちは。小野貴正です。
昨日のブログでおまけのように書いた、
あ、くれぐれも、どこか一社とだけ取引して、というのはやめたほうがいいです。その会社さんの体制が変わったら、それだけで依頼が来なくなることもありますから。
この箇所ですが、さらっと書きつつもこれは僕が依頼を選ぶ上で欠かせない視点、そしてメルマガ読者さんやブログ読者さんの方がセールスレターを依頼してくださる法人よりも大事、ということを表現しているな、と思ったので、今日はそれについて書きます。
スゴく極端な話ですが、例えば1ヶ月丸々をある会社さんからのセールスレターやその他セールスコピーのライティング、プロモーションに費やす必要がある場合、しかもそれが1年間とか2年間とか割と長く続くことが決まっている場合、そして年俸とか固定給の場合、
おそらく僕はその依頼を受けることはありません。どんなに報酬がよくても、です。厳密には、メルマガやブログの更新、インフォ・ビジネスができるならばやるかもしれませんが、そう都合がいい話はなかなかないわけで、
もしやるならば、成果報酬で引き受ける、という感じでしょう。
コレには2つの理由があって、1つは時間のコントロールを自分に置くため。そしてもう1つは、報酬の外部依存を極力減らすため、です。
時間や場所のコントロールと報酬の外部依存は相反するものだと僕は考えていて、外部依存度が高ければ高いほど、時間や場所のコントロールが効かなくなります。なぜなら報酬を得るポイントをその外部に頼ってしまっているので。言い方を変えると、首輪を繋がれてしまっているわけです。
時としてエライいい報酬の仕事があると、「それっていいかもな」と思うこともあります。しかしそれはもう専属でその仕事をやらなければならないことが条件、なんですよね。表向き時間や場所は自由ですよと言っても、実際はそうじゃない。クライアントさんの考え方、体制の変化、状況の変化でこれらは変わるものだからです。
ゆく川の流れは絶えずして、ですね。常に変わり続けます。クライアントさんも、担当者さんも。
アメブロとかPPC広告とかで、突然アカウントが消されたとか広告審査が通らなくなり、収入が激減とかゼロになった、と言う話を聞くこともあります。コレも一社だけに依存していたら、と思うと怖いな、と。
リスクは分散するという考え方と同じで、クライアントさんも分散した方がいいと僕は考えています。だから時おり、報酬のバランスについては考えます。コレは依存度が高いな、とか。しかしここからの報酬が途絶えるとシンドイから時間をもっと使わなきゃな、とか。
ちなみにコレは僕自身の価値観からするとこうだ、という話なので、中には依存することで毎月の安心を得たほうがいい、という人もいるでしょう。実際僕もある程度までは安心が必要なのでそういう取引をしています。
コア・バリュー次第、ということかな、と思います。
僕にとってメルマガ読者さんやブログ読者さんの方が大事、というのはそういうことです。全員に僕のメッセージとかセールスの意図が届くわけではない。しかし、その都度響く方がいる。それで、コーチングとかプロモーションとかに興味を持ってくださり、申し込んでくださる。しかもコレは、時間と場所を相談した上で、折り合いがつかなければ代替案を選択するなり、取引をやめることもできます。そして、報酬をその方だけに依存することがない。
価値観に従って行動できるんですよね。関係性が対等、というか、できもしないことをできると強がる必要がない、というか・・・うまく言えないのですが。
時間と場所をコントロールしたいのにそれができていないな・・・ともしあなたが感じているならば、どこかに依存しすぎていないかどうか、振り返ってみるといいかもしれませんね。
P.S.
写真は・・・僕がトルコでビジネスをしたいキッカケとなった帽子です。サフランボルという街でコレをくれた4人の中学生から日本とトルコの歴史を習い、またトルコへ、というふうに思ったんですね。この話は、また機会があれば。
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