ビーコンコーチングの対面セッション2日目は新宿にて。10時から開始し、12時30分ころお昼ついでに場所を変えましょうとなり、外に出るとふとウェスティン東京で食べた「クレミア」を思い出す。濃厚で軽やかな後味のソフトクリームです。
僕が食べたかったからなのか、クレミアを食べて欲しかったからなのかわかりませんが、ちょっと待ってください〜と伝えた後にインターネットでウェスティン東京の電話番号を調べ、ランチの席が開いているかどうかを確認。
ところが、14時30分までの席確保ということで、あ、コレはデザートブッフェだからかな、と一人頷き、だったら新宿で食べられるところはないかと探したところ、ありましたよ。そのお店が。
WEBサイトによるとイタリアンぽいお店らしい。一応電話すると席は開いているとのことで、クレミアも食べられることを確認し、お店に移動。
そのお店は西武新宿駅にわりと近く、なかなかに小洒落た店内で、いっときは男性比率5%程度、というか僕だけだったという程度に女子力が高いお店です。男性スタッフも調理担当みたいな感じでいらっしゃるのですが、その男性スタッフも皆マシュマロみたいな感じで、ふわふわぷにゅぷにゅの雰囲気。なんかクレミアっぽいなぁ、なんて思っていました。
女性スタッフは人形みたいな方とジャイ子みたいな可愛い感じの方でして、この組み合わせは絶妙だよな、と思っていました。ジャイ子、といいましたが、雰囲気がジャイ子っぽいだけで見た目がジャイ子ってわけじゃありません。
クレミアを食べる前に食事を、とのことで、僕は釜揚げしらすとペペロンチーノのミックスみたいなパスタを注文。そして出てきたのが、冒頭の写真。
ジャイ子みたいなスタッフさんがニコニコしながらやってきて、ホニャララ言った後でペペロンチーノに釜揚げしらすを盛っていきます。
いつまで経っても釜揚げしらすを盛り上げていくので、どこまでやるのかキョロキョロしていたら、
「しらす、お好きなんですか」
と問いかけてきました。僕は、「ええ、もちろん」とマッチョに回答。
その後「なんかすごい盛り方ですね」とか「しらす、美味しいんですよね」とかやり取りをしたあとで、こちらを見ながら「止めますか」と聞くので、
ああ、そういうことかと。母が観ていたテレビでぐっさんがトラックで国道1号線を日本橋から大阪まで行くのがありましたが、そのマグロをどこまでも盛るアレと同じか〜と。
それで僕はもちろん、「全部盛ってください」、とはいえず・・・「じゃあ、あとちょっと、お願いしますぅ」なんてマッチョさのかけらもない返事をしてしまいました。両極を知ることをポリシーとする僕にしては、レッドカードです。
しかし実際のところ、ペペロンチーノが見えないほどしらすが盛られてしまい、しらすだけをパクっと食べたら美味しいのだけれどもしょっぱさが舌に残るというか・・・コレは、バランスが大事なのに偏りすぎて、味がぼやけてしまうなんて事態かな、と。
ところが、ところがですよ?
ペペロンチーノは生麺のパスタなのですが、コレのオイルとしらすを程よく絡めると・・・あら、先ほどのしょっぱさがどこかに消えていき、ふわっとしたまろやかな味わいに変化。
これ、今まで食べたパスタのなかでスーパーヒットです。村上龍が、「本当に旨いパスタはニューヨークと東京にある」とか言っていたと思いますが、まさにそうだな、と。アレ、ピザだったかな。
クレミアを食べに来たものの、このしらすペペロンチーノにはもう黙りこくるほどの感動を頂きました。
新宿来たら、ぜひお楽しみください。もちろんクレミアも、美味しいですよ。ホットアップルパイ載せとかね。
P.S.
本当は「深く、の前に、広げる」というタイトルで書き始めたのですが、しらすペペロンチーノでいっぱいになってしまいました・・・。
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