現在、タイに来ておりまして、
妻と長男次男、お義母さんと妻の従弟とで
チャンタブリーという街にいます。
僕が見る限りこの街は、
海までも車で30分の距離があるそうですし、
カンボジア国境に近いとはいえ、
国境の街ではない。
ドリアンやランブータンなどの
フルーツが豊富で安価に食べられる街であり、
特に観光地、というわけではなさそうです。
昨日訪問したお寺は、
なかなかの参拝客がいる雰囲気ですが。
(黄金の寺院が建設中らしいです)
宿泊しているホテルの名称は、HOP-INN。
名称の由来を調べたわけではないですが、
僕の解釈だと中継点的なホテルなのかな、
と感じます。
ホップステップジャンプのホップ。
目的地に行く前に泊まっていかない?
という感じ。
実際、部屋のつくりは簡素で清潔。
これで1部屋700バーツはリーズナブル。
バンコクとは違うので、
一概に比べられないですが、
バンコクでこの価格で泊まろうとしたら、
エアコンなしの安宿かなぁ…。
バンコクもそうですが、
物価が上がっていますからね。
タイでは今後もますます
二極化が進んでいくように思います。
調べたわけではないので私見ですが、
タイではお金持ちは一生お金持ちと
言われています(というのを聞きました)。
何でも日本でいうところの
相続税がないのだとか(事実確認とっていません)。
数年前?に発生した
タクシン元首相派とアピシット元首相派の争いは、
持っていないものと持っているものとの
代理戦争的な意味合いがあったと記憶しています。
(確か赤シャツと黄シャツとの争いでした)
だからもともと二極化はあったという理解です。
日本がそうだと言われているように、
中間層がいなくなり二極化していくのか。
アジアで唯一独立を保ち続けたタイを
したたかな国と僕は感じています。
世界中の情報がインターネットを通じて
やってくるなかで、どう国民と対話していくのか。
また、かつてに比べて物価的な魅力が薄れた
観光国として、どう観光収入を得ていくのか。
これ、
「先進国」という名称でくくられた国の
奢りかもしれませんが。。。
タイの今後が、楽しみです。
というよりも、体験してみたいと思います。
あ
ふと思いましたが、
タイへの国外からの観光客数は
増えているのだとしたら
LCCという移動手段の安価化もそうですが、
海外旅行というものが世界的に一般化してきている。
そんなことを、今実感しました。
タイの入国審査や出国審査では、
本当に様々な国籍の方を目にします。
中にはいかにもアラブの富豪です、
欧米やインドの富裕層です、という方々もいますが、
「え??」
と言ったら失礼かもしれませんが、
こういう方々もタイに来るのか、
という感想を持つこともあります。
国境はもはやないようなもの。
国境を超えて生活をする、仕事をするというのも
実際のところ当たり前にできますから。
かつてはお金がないとできなかったことが
お金がなくてもできるようになってきています。
そんな世界の中で、
どこで誰とどのように生きるかは誰が決めるのか?
成約が多い環境では、
社会がそれを決めていたのかな、と思います。
働きたくても働けない。
結婚したくても結婚できない。
そういう環境が、かつてはあったんですよね、
聞く限り。
しかし今やどのように生きるかを決めるのは自分。
自分じゃないと、うまくいくいかないが
わからないんじゃないかな、と思います。
個人の時代とは、こういうことなのか。
思わず膝を打った、チャンタブリーの朝でした。
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