ドレスじゃない。

コピーライティング
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先ほど、成田空港第二ターミナルに着陸しまして、現在京成成田空港第二ターミナル駅で電車を待っています。

上野まで行き、そこから宇都宮へ。切符売り場で京成上野から新幹線の上野駅は近いのかどうか確認したところ、JRへの乗り換えだけなら日暮里のほうがと言われ、先回りしたサービスに驚きました。

やっぱり日本は相対的にこの辺りが優れている感があります。

日本はといえば、今回乗った飛行機は初のJALでして、国内線は数回乗ったことがあるけれども国際線は初めてでした。

席が満席だったため、窓側も通路側も予約できずに真ん中の席へ向かうと、椅子の上に乗って荷物を棚に上げようとするタイ人女性がいたので、代わりに荷物を上げてあげて、自分の荷物も棚へ載せ、その女性の隣が僕の席だったので会釈して座る。

座ってしばらくすると、フライトアテンダントさんが持ってきてくれたのが冒頭のメッセージ。

ANAでもらったものと同じだ、と思ったのですが、このあたりのサービスの均一化は安心できます。ANAと違ったフライトアテンダントさんの雰囲気も好感が持て、機体の古ささえ解消されればJALもいいなぁ、なんて思いました。

機体の古さのせいなのか、機内エンターテインメントシステムはかなりの古さを感じさせ、オンデマンドで映画を選ぶことができるものの種類が少なく、画面が小さい。

14年前のシンガポール航空のような感じでした。つまり当時はとんでもなく感動した機体ではあったけれど、今はちょっと・・・という感じ。機体は777でした。

しかし、観た映画はなかなかの暗示的なメッセージをくれたということで、寝ようと思ったのですが寝ずに2本観て成田に到着という具合。

観た映画は『コンサルタント』(確か)と『ドクター・ストレンジ』。

両方共に思うところがあったのですが、今日は『コンサルタント』の方から。

主人公である会計士が数字好きな女性の生命を救い、なんでか忘れましたが、その女性がプロムのパーティーに行く際のドレスを投資として購入するために、ブラックジャックでお金を稼いだ話になりました。

ブラックジャックのことを学び、暗記とかあらゆることに取り組んだ話をしたあと、主人公はその女性に、

「ドレスのためにそこまで?」

と聞くのですが、その女性は

「ドレスじゃない」

って返すんですね。

「体育館で皆の賞賛を浴びたかった」

と。

これ、よく分かる話だなぁ、と思いまして、オウンドメディアの記事を書くときもセールスレターを書くときもステップメールを書くときも同じだと僕は考えているのですが、

「商品を買いたくて買う人はいない。買いたいのは悩みが解消されたあとの未来だ」

こんなことを伝えてくれたセリフだったように思います。

皆の賞賛を浴びたい・・・目立ちたいとか、他と違って見られたいとか、人にはいろいろな感情があると思いますが、どの感情を満たしてほしいのかを慮ることはライティングを生業とするにあたって必須のスキルであり、在り方であると考えています。

形式的には同じだけれども、JALからのメッセージを見てANAと同じかよ!と否定的に思わず、とてもうれしい気持ちになったのは、僕の何らかの感情に響いたからこそ。

そういう意味では、自分にとって良いサービスを受けてみる、というのはライティングをするにあたってとても大切なことのように思えます。

もちろん、映画を見たり本を読んだり、絵を鑑賞したり、ということも。

湧き上がる自分の感情を客観的に眺め、それを満たすのはなんだろうと考えることができますから。

純粋に楽しみつつも、ライティングを生業とする以上、鍛錬としてもこういうことをやっていきたいなぁと思います。

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