頑固なのか?キチンとしているのか?

ビート・ザ・コントロール
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次男を送迎したときのこと。

幼稚園に着くと決まって先生が車のドアを開けてくれ、次男はカバンをよいしょと持って外に出て、先生に促されてくるっとこちらに回転し、ニコっと笑ってワイをします。ワイとは簡単に言うと、手のひらを合わせてお辞儀をするタイの挨拶のようなものです(ちなみに女性は、ちょこんと膝を曲げつつお辞儀をするので、これにヤラれてタイにハマる男性諸氏は結構いらっしゃるようです)。

ところが今日は車を降りる前に次男がぐずっている。

なんでかというと、上着を置いてきてしまったから。

昨晩から今朝にかけて驚いたことがありまして、ソレは寒くて寒くて仕方がなかった、というものです。

カオヤイという、日本でいうと軽井沢のような避暑地が寒いのは経験ありましたが、バンコクでこんなに寒いとは。

そんなこともあったので、次男が上着を置いてきたと聞いて、ソレは寒いから上着が欲しくてぐずっているのかな、と思った次第。

しかし今からとってくるのもどうかしらねとなりまして、そのまま先生に促されて次男は幼稚園へ。

コンドミニアムに向かう車のなかで、妻に「寒いから上着がほしいのだろうね」と伝えたところ、どうやらそうではないらしいと。

なぜ、上着がなくてぐずったのかというと、「この時期の幼稚園は上着を着ていかなければならない」と思っているらしく、「上着を持っていかないとちゃんとしなさいと先生に怒られる」と思っているらしいんですね。

だから、このまま行ったら先生に何か言われるんじゃないかと思い、ぐずっていたとのこと。さすがにコミュニケーション取れているなぁ、と感心しました。

その後で妻が、「ユウキはリアップローイだからね」と、今あえてタイ語の単語をカタカナで書きましたが、ここで僕は、へえ、リアップローイと妻は表現するのかと思ったわけです。

礼儀正しいとか几帳面とか、そういう人を「リアップローイ」と表現するわけですが、なるほど、次男の立場からすると上着を持っていくことはリアップローイなんだなぁ、と。

どちらかと言うと僕は、頑固とか意固地とか一度決めたらてこでも動かないとか、そんな風に次男を見ていたので、これをリアップローイだとは表現しなかったんですよね。

この人はどういう風にモノを見ていてどういう風に考えるのだろう?

この視点は、仕事はもちろん生活をしていくなかでも、大切だと考えています。

人はひとりで生きているわけではないですし、だからこそコミュニケーションを文字通り意思疎通させる必要があるのですから。

P.S.
今日の写真は、中部国際空港、セントレアですね、ここを飛び立ったあとの一枚。たぶんですが、伊勢のあたりだと思います。そういえば、羽田から中部国際空港へは、山梨の方をぐるっとまわるんですね。富士山がいつもと逆の左手に見え、しかも大きくて驚きました。山々を越えるルートも、日本の美しさが際立ちますね。

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