平昌オリンピックが開催されていますね。
開催前に仁川国際空港でトランジットしたこともありまして、いつも以上にオリンピックが身近な感じがします。オリンピック自体は、両親が観ているのを一緒に眺めたり、結果を聞いてみたりする程度ですが。
しかし、昨日はコレは面白い感覚だ、という体験をしたので、それを共有しておこうかと。
夕食時に流れていた競技は女子と男子のクロスカントリー団体で、一人あたり3周ずつコースを回り、タイムを競う、というもの。
これまでクロスカントリーってスピード感がないというか、スピード出しすぎてコースアウトするとか、時速100キロ超で滑走してジャンプして、といった生か死かのような感覚を持つことがなかったので、観ることがなかったのですが、
父が観ていたので一緒に観てみた、というわけです。
スピード感はアルペン競技やジャンプ競技に比べると足りないものの、駆け引きはなかなかすごいぞと伝わってきまして、すっかりファンになりました。
観ていて面白かった感覚は、板をY字にして登っていく上り坂の箇所。
ここに差し掛かり、板をY字にしてスケートのようにスケーティングし、ストックを左右の手でエイエイと雪にさして推進力を得て上っているシーンになると、僕自身も手に汗握って前のめりになり、歯を食いしばって「ぐおー」とか言っていることに気づきました。
コレが電車の中でなくて良かったです(笑)。
ついでに今もノルディック複合団体の後半戦、クロスカントリーがはじまっているのですが、ストックを突いてスケーティングをするリズム合わせて僕も首をウンウン振っています。一体化するとはこういうことかと自分自身で笑ってしまうわけですが、なぜ選手と同じように動いてしまうのか、ゼエゼエ言っているのかを考えてみたんですね。
すると思い当たったのは、上り坂をスケーティングする経験を、僕自身が思い出していたから、ということ。
スキーをやったことがあるなら頷いてくれると思いますが、上り坂を板とストックでスケーティングをするのは結構ホネです。太ももがパンパンになってきて、お尻もじんわり痛くなり、今すぐにでも倒れそうな程度に筋肉が熱くなり、まあシンドイわけです。
オリンピック選手であっても、筋肉や身体の疲労感はたまるのでしょうから、きっと僕と同じような気持ちになっているに違いない。
そう考えると他人事とは思えず、僕も手に汗握り歯を食いしばって、時には涙ぐみながらグオーとか叫びつつ、応援するんだな、ということに気づきました。
強引な締めくくりではありますが、体験するとセールスコピーにも人を動かす熱量が宿りますよね、ということで。
身体を使って体験していきましょう。
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