平成のビッグニュースTOP5(ただし私的な)。第1位。

ひとりごと
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昨日のブログでは第2位「オーダースーツと卓越性」について書きましたが、いかがでしたか?

振り返ってみると僕の場合、オーダースーツそのものにお金を投資する、というよりも、場とか環境に投資しているように思います。

セミナーや講座に参加するよりオーダースーツに投資したほうがよほどいい、と木坂さんが島田さんが言っていましたが、人によっては、そうでしょうね。物語性を感じられるならば特に。

今日は第1位の発表です。第1位は、、、

第1位:非言語コミュニケーション

「独立起業とオレはオレ」あらため、「非言語コミュニケーション」が平成のビッグニュース第1位になりました。

第1位になりました、と言ってもコレは誰かに聞いたわけではなく、自分で勝手にこうかなぁ、と選んだんですけどね。

僕は保育園の年長の時におたふく風邪になり、ムンプス難聴となりました。

聞こえ具合がよろしくないと両親に気づかれたのは小学校5年生の頃からで、耳鼻科に通ったり補聴器を買ったりしていました。

そうはいっても結構日常的な会話はできましたし、学校の授業も聴き取ることはできます。あ、中学までは平成ではなく、昭和でした。

平成に入り、高校時代と大学時代があって、教育実習の頃も補聴器をつけてはいましたが、40人クラスの声を聴き取ることはまだできていたように覚えています。

それでも、クラスで声が小さい子の発言時は、そばまで寄っていって耳を澄ませての聴き取りです。

段々と聴き取りが困難になってきて、今では2メートル離れてしまうと何を言っているのかわからない、という状態です。

まあ、、、個人的には段々と、周囲の声自体が小さくなっているのも原因だとは感じています。いわゆる腹から声を出してもらえると、聴き取れるので。

そんな耳を持つ僕ではありますが、気づいてみたら働いていて、独立して、起業して、結婚して、子どもも育っていて、という状況になっておりまして、聴き取りができずにコミュニケーションに難儀しているのに、、、と驚かれたことがあります。

仕事や生活で困難を感じるのは、耳に関することが多いのですが、しかし同時に、僕が提供できる価値というのは、耳の聴き取りが困難だから、生まれているんじゃないか、とも感じるようになりました。

エグゼクティブ・コーチングの時に、『ビジョナリー・カンパニー2』でいうところのBHAGを発見するセッションがありまして、そこで島田さんといろいろ話をしていたら、「非言語コミュニケーションに、小野さんが世界一になれることってあるんじゃないですかね」と出てきました。

最初、「世界一といえば、、、ランディングページとか書かせたら、誰よりも書くと思いますよ」と話していたのですが、「え、それってダイレクト出版とかアゴラが一丸となって書いてきても、世界一になれるんですか?」とサラッと返されまして、え、ええ、それは無理っぽいですね、、、とシュンとなっていたのですが。

その後で島田さんが「非言語コミュニケーション」と言ってきたので、え、それって考えたこともないですけれど、いったいなぜそう思うのですか、と聞いたら、

「だって小野さん、タイで結婚していますよね。言葉もそう通じていないのに、なぜ結婚までできるんですか?コレって云々…」

となりまして、ああ、なるほどな、と思いました。

コピーを書いておきながら僕は、それほど言葉そのものを重要だと思っていないのかもしれません。

感じた違和感を言葉にする必要はあるけれど、今言葉に出来ないのに無理やり言葉にすることの方に、僕はコミュニケーションギャップの原因を感じています。

じゃあどうすればいいかというと、いろんな体験をしたり、いろんな本を読んだりして、語彙を増やす。

単に語彙を増やすというよりは、身体性を伴った語彙を増やすということを、僕は意識しています。

それに、、、言葉が通じなくても、僕のように難聴で会話が困難であっても、人から感じられる視線や表情、空気というものがあります。

僕は言語・非言語問わずコミュニケートする時は、「間」を意識するのですが、この「間」で相手が何を考えているのか、何を求めているのかを感じ取ることもできます。

コレが難聴だからできるかどうかは、たぶんあまり関係がないように思いますが、難聴であり、育まれた環境があるからこそ、非言語コミュニケーションを用いてコミュニケートする、ということが身についたのかもしれません。

コミュニケーションで生きていく以上、誰もに伝わる言葉を選び、コピーを書くというのは、プロフェッショナルとして当然のことなのですが、

コミュニケーションのためには言葉がないといけませんか、と言われたら、僕はそうは思っていないんですよね。

よほど、肌と肌で触れ合ったほうが、わかることもありますから。おしりはすべてを語るように 笑笑(私見です)。

そう考えると、リクルートの時にやってきたコンセプトメイキングと広告企画営業とか、ブライダルの時にやってきたプロフィールスライド作成とか、ホットペッパーの時にやってきたハートに火をつけるプレゼンテーションやスライドとか、セールスライティングとかプロモーションとかも、僕は非言語コミュニケーションを活かしているんだと気づきます。

非言語コミュニケーションでインプットして、言葉でアウトプットしている。

耳については両親からずっと心配されており、どうすれば心配されないかなぁ、とか思いながらも、一緒にいたら段々と耳が遠くなっていくことに気づかれるので、ますますどうしたものかと思っていました。

コレじゃ親孝行にならんな、、、と。

しかし、非言語コミュニケーションを活かして価値を生み出しているのであれば、コレは親孝行だな、と思うんですよね。

徳を積むというのは一般的に、親孝行とかお墓参りとか托鉢とかによって積まれていくものだそうです。

だから僕は徳を積むために、難聴ではあるけれど、非言語コミュニケーションを活かして世界一になる、というふうに考えられるようになりました。

ええ、コレはエグゼクティブ・コーチングのおかげで、つい最近のことなんですけどね。

平成のビッグニュースの第1位は、僕にとっての平成を締めくくるにふさわしい気づきだということで。

よい年をお迎えください。

ありがとうございました!

コメント

  1. より:

    2018年お疲れ様でした。

    場や環境の構築を生物学(生態学)では「ニッチ構築(niche construction)」と言います。ビーバーのダム作りが例としてあげられることが多いです。遺伝子だけではなく世代交代と共に環境も合わせて継承するという考え方が一般的です。生きるという行為自体が自らの環境を構築して(変化させて)、その環境が次の世代の生物をまた生かす(選択する)。

    さて。
    全然関係ないですが、結局トップメニューの「2018年の初めまして」は2019年に持ち越しかな?私の環境では

    「お探しのページが見つかりません。」

    と出ます。年始の再会から1年と考えると時の流れを早く感じます。年末年始はどこにも行かずにスイスでまったりしてます。良いお年を。

    • takamasa ono より:

      2018年おつかれさまでした、と、ありがとうございました。

      ビーバーのダムづくり、ニッチ構築、ありがとうございます。
      書いてみるものですね、こうして学ぶ機会を提供してくれるので。感謝です。

      はい、2018年の初めましては2019年に持ち越し、、、

      ビッグニュース1位から5位を自己紹介代わりに利用しようかと。。。

      僕はタイで、、、年越しはお寺でタムブンしようかと。

      また来年、ぜひ。

      良いお年を!

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