インド方面のカレーは立食に真髄がある@Sallim Restaurant

引き算の卓越ブログ
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バンコクにいて食べたくなるカレーとは、インド方面のカレーだったりします。

言うなれば、小麦をもっちりパリッパリに焼いたナンとともにいただくとよりうれしいカレーです。

ライスとともにいただくカレーは、今のところJALのサクララウンジ成田と羽田でいただけるものが随一でして、こう書くと自分の経験の浅さを暴露するようでちょっと怯みますが。

とはいえ、今のところはそうなのだから仕方がない。

作家の浅田次郎さんがエッセイで書くように、シェーキーズのイモが彼は好きなのであって、シニア料金を喜んで時折いくのだそうですが、それと同じで好きだから行ってしまうのがサクララウンジのカレー。

しかしコレに値段がつくとなると、中々難しいなと感じるのも事実です。

値段のないカレーだからこそ、僕はそこに随一のうまさを感じるのかもしれません。

ココにオマール海老のカレーが無料で来たら、僕はそれでもJALカレーを随一とするのだろうか?

できることならば永遠に闇の中であってほしいものです。

それで、インド方面のカレー。

一度デリーの駅前などで、立食カレーを食べたことがある御仁ならば頷いてくれると思いますが、インド方面のカレーのうまさというのは、なぜこんなに安いんだ、という驚きとともに訪れる安定のスパイシーさにあると思っています。

街のどこを歩いてもカレーカレーカレーで、幸いにも視覚からカレーがシャットアウトされても、ニオイからは逃れることができない。

カレーが追いかけてくる街が、インドです。私見ですが。

そんな街なのですから、カレーはローカルに住む皆さんの日常食なのであり、日本で言うとお味噌汁のようなもので、タイならトムヤムスープやパッガパオのようなもの。

だから高いわけがない。

立ち食いそばのごとく、立食カレーもフラっと入ってササッと食べてリーズナブルに会計を済ます。

そういう先入観に染まった僕は、バンコクでインド方面のカレーを探して食べるたびに、とても残念な気持ちになります。

なぜこんなに高いんだと。

立食だとしたらこんなに値がつかないだろうと。

妙な怒りとともにインド方面のカレーを探し続けていたのです。

しかし今日入ったお店は、そんな僕の気持ちを汲み取ってくれたのか、リーズナブルでもちろんウマい。

これなら、チョットメシ食べない、すぐそこにうまいカレーがあってさ、あ、ナンでも大丈夫だよね、といって友人を誘えます。そんな使い勝手の良さとレベルです。

いただいたものはチキンカレーにプレーンのナンとガーリックのナン。

ガーリックのナンは単体でも楽しめる味わいでして、もちろん焼き立てが提供されました。

カレーも温かく、そうそう、この価格帯で温かいのが食べたかったんだよ、、、としばらく独りごちてニヤニヤしていました。

チキンカレーは65バーツで、プレーンナンが15バーツにガーリックナンが30バーツ。

ココにタイ風コーヒー、甘いヤツです、を加えてお会計は135バーツ。

エンポリアムのRoyal Indiaなら飲み物を他で買ったとして300バーツ近くなる。

この店の近所のムスリムレストランは冷ましたものが出てきて、ナンは多分ないっぽいので、、、

135バーツでコレなら買い!

TCDCの隣なので、バンコクに来て仕事をご一緒する方に、チョットメシ行かない?と誘える日が待ち遠しくなるお店です。

メニューを見る限り、パキスタンのお店のようで、正直タイの食堂に比べて店員さんがちゃんと仕事をしており、親しみやすい雰囲気です。

お店の面構えに怯むことなく、お客さんが増えていきますよう。

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