いつだったか覚えていないのだけれども、小坂さんから「小野さんはカンタンに言うと、人ではない、ってことです」と言われたことがありまして、その言い得て妙な形容に「ほう」とうなずいたものです。
僕はというと、父方の実家が神社の神主なので、一応とっておこうと神職の資格である直階というものを昨年取得しましたから、「だから人ではなく神に近い存在、ってことなのですね」と勘違いしていたわけでして、どうもそういう意味での「人ではない」ではないみたい。
陰陽五行を学ぶ人は僕の周辺には増えてきておりまして、小坂さんもそのひとりですし、ワイルドサイド部の中平さんもそう。中平さんに聞くと、10年がかりで学ぶものらしく、寺本さんと同じ場所で学んでいるのだとか。
中平さんを誘った人から岡本さんも陰陽五行に誘われたらしく、やろうと一瞬は思ったそうですが、結局陰陽五行がわかるひとにみてもらえばいいやん、となったらしく、これは僕もそうなんですけど。
それで、小坂さんに言われたことを中平さんに伝えてみたら確か、
「あー、霊力があるのでお酒飲むと暴走しますからお酒はやめたほうがいいですね」
とまたナックルボールが来たな、という一言。
人は誰もが自分の言いたいことを言いたいように話すのだ、なんてことを胸にしまっておきながら、しかし面白い言葉を聞いたので脳に残っているんですよね。霊力がある。
そして中平さんはというと、他にもよく思い出すのは、「小野さんは、人を見る目がありません」と突然言われてしまったことと、「小野さんは、人間再生工場です。野村監督みたいな」という一言。
中平さん式陰陽五行の面白いところは頼んでいないのに突然教えてくれるところでして、占いを信じるタイプゆえ、占いをやらない僕にしてみれば心臓によろしくないんですが、
統計学的なものとして知っておくことは有益だよねと思い直し、中平さんが近寄ってきても逃げないようにしています。
人を見る目がないと言われると確かに思い当たることがありますし、人間再生工場と言われると確かに思い当たることもある。
ハタから見たらダマされているのにそうは思っていないこととか。タイでもインドでもいわゆるボッタクリをボッタクリと思わないこととか。明らかに怪しい人でもまずは信じてついていくとことか。
しかしたぶんですが、いい人にも恵まれているのでバランスが取れているは自分では思っています。
再生工場に関しては、僕のハードワークというかそういうものを目の当たりにしたせいか、いなくなってしまう人もいるのだと思うけれど、実のところどうなのかはまあ置いておいて。
個人的に、人ではないとか見る目がないとか人間再生工場とか、そういう言葉をいただいて思うのは、僕は極端に走りがちゆえ、両極に行くことでバランスを取っているというか、そんな感じ。
自分を知るのは大切ですし、周囲からどう見られているのかは知る材料になります。
そういえば僕は自分では、周囲の目を気にする方だと思っていますしそう発言しているのですが、周りからするとそういうふうには見えないみたいとかですね。
自分のことを主観的に考えてしまうと、なかなかわからないもの。
だからこそ周りの目を自分の中に持っておく、というのが、僕は大切なんじゃないかと思います。
明日はグレートジャーニーで水戸なので、今晩から移動。
水戸で納豆を食べようと、朝から鼻息荒い自分に苦笑いです。両親へのお土産も納豆で。
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