バンコク到着後、2日目。昨日は2つのスーツケースを持って電車に乗ることの修行っぷりを考え、汗もだくだくだったので部屋についたら比較的早く眠りにつきました。
しかし振り返ってみると、昨日の空港はエライ混んでいたな、と。なんで空港が混んでいたのかを考えたら、13日に始まるソンクラーンの影響だろうな、と推測。水かけの派手さがクローズアップされるソンクラーンですが、僕がはじめてチェンマイでその過激さを聞いた時、タイという国の寛容さと日本ではありえないだろうな、ということを思ったものです。
何が過激かっていうと、例えば酔っ払って原付バイクに乗っているとします。そこへ、水鉄砲ならまだしも消防車の放水がやってくる。するとバランスを崩して転倒し、そのままあの世へと旅立つ。しかもその数が、もちろん消防車による事故だけではないでしょうが、数百人になりますよ、と。ちょっと気になったので、タイ全土なのかどこかの都市に限定したものなのかはわかりませんが、昨年もやっぱり百人単位でなくなっている人がいた模様。僕が聞いた時、その情報源がどこかは確認していないので、あくまでも根拠の無い又聞きの情報として捉えて欲しいのですが、チェンマイだけで700人が・・・ということだったので、ビックリしたんですよね。
700人て、僕が通っていた高校の1学年が500人程度でしたから、それよりも多いってことですから。ソンクラーンの度にそれだけの人がなくなるってすごいお祭りだよな、と思ったものです。現地在住の日本の方は、一度ソンクラーンを経験したら翌年からは部屋にこもるって言っていましたから、まぁすごいんだろうな、と。
僕は何回か経験しており、無礼講を理解して参加するなら面白いお祭りだよな、と思います。だって通りすがりの人にまで水かけてオーケーですし、水かけられてもニコっと笑って「いえ〜い!ソンクラーン!」ですからね。
個人的にはぜひビート・ザ・コントロールをご覧の方には、一度は経験してもらいたいな、と。
さて、たまにライティングについてもらう質問の中で、「書く分野は決めたほうがいいですか?」というものがあります。
これはその人の状況、コア・バリュー、志向する在り方により回答は違ってくるのですが、単に「ライティングのスキルアップ」に限定して話をするなら、各分野は決めないほうがいい、と僕は考えています。もう依頼されたら全部やる。この姿勢でやったほうがスキルアップは早いかと。
僕がこれまで書いたセールスレターの場合、ミスターフィクサーからのものとダイレクト出版さんからのものが多いので、自ずと書く内容は、歯科医院のマーケティングとマネジメント、そして経営者や起業家、フリーランサー向けのマーケティングやマネジメント、そしてセールスライティングと独立起業方法が多くなります。
ですから、「ああ、小野さんはビジネス向けなんですね」と言われることもありますが、実際のところビジネスという括りでまとめられるほど単純でもない。
高濃度ビタミンC点滴療法やアニメーションダンスに関する集患・集客用のセールスレターを書いたこともありますし、ジェームス・スキナーさんの自己啓発系教材も書いたことがあります(これはアプレンティスの課題だったのです)。他には納品こそしなかったものの、アプレンティス課題で投資本のセールスレターも書いたことがあったっけな・・・そして、楽天とかに出てきそうな黒酢にんにくのセールスレターも。まぁ、いろいろ、あるわけです。
セールスライティングを教える人、セールスライティングをやっている人が「分野についてはどうすれば?」と聞かれた際、皆同じように「分野は絞ったほうが」というのですが、僕もそれはたしかにそうだろうなと思いつつ、本当にそうだろうか?と思っていたこともしばしば。
その違和感の正体というのは、分野についてはどうすれば、という文章そのものの解釈が曖昧というか、語り手と聞き手間で文脈が共有されていないってことがあるんじゃないかな、と。
質問をする人ならではの背景というか、そういうものなくして「これだ!」なんていう一発逆転思考的回答はないと思うのだけれども、「ライティングスキルアップ」周りで言えば、どんな分野でも書いたほうがスキルは上がるし、上がりやすくなると思います。
リサーチ時間が延びるのも最初だけ。その分野を書いてしまいさえすれば、2回目以降はもっと早く書けるようになるものですから。早くはなくとも、書きやすくはなる(と思う)。
個人的に話していてシンドいな、と思うのは、「この分野しか書きません」と「しか」を使う人。これも文脈によりけりですが、「しか」「だけ」「ぜったい」と言い切って自分の可能性を閉じる必要は、ないんじゃないかな、って考えるのですが、どう思います?
一方で、自分の可能性をある一点に限定して閉じることもまた、潔さというか美しさというか、そういう心が感じられていいなぁ、と思ったりもします。
文脈かなぁ、やっぱり。
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