トルコに来て2日目。そういえば次男の傾向とトルコ人て似ているな、とあらためて感じたことがあります。
私見ではありますが、トルコの方々はごはんを一緒に食べるというか、自分が食べているものを人にあげたりとか、そういうイメージを持っています。次男も、お菓子やごはんを自分も食べつつ僕に食べさせつつ、という感じなので。
14年前にはギョレメ行きのバスにアンカラから乗り込んで、隣り合わせになったトルコ人夫婦とお子さんから、パーキングエリアでピクニックシートを敷いての昼食に誘われた思い出があります。
エドという女の子が車内で僕を気に入ったらしく、お絵かきにつきあったからかな、パーキングエリアではエドが一人で僕を探しに来て、一緒に来いという。ついていくと夫婦がピクニックシートを広げて、ここに座りなさいと。
そして僕にバゲット・・・トルコ語ではエキメッキと言うんだったかな、割と大きめのフランスパンをイメージしてくださればと思いますが、それを手渡して、キュウリとトマトを挟んで食べなさいと。
確か塩もあったと思いますが、芝生の上で空のもと、塩をふって食べたあのエキメッキの美味しさは、今でもそれを超えるものがないとは大げさかもしれないけれど、エラいインパクトがありました。
トルコのパンは世界一美味しい、またはトルコ料理は世界一美味しいとはよく聞く話ですが、コレは誇張ではなく実際に美味しい。なぜなら、作物がよく育つ気候、そして土壌があるからなんだと聞いたことがあります(何かで見たのかも)。
パンと同様に、野菜の美味しさもまた筆舌に尽くしがたいものがありまして、瑞々しく、しゃっきりしています。季節によりけりでしょうが、6月に食べた野菜はエラい美味しく、それに比べると11月に食べた野菜は(今回ですね)やや瑞々しさが足りない印象を覚えました。
しかし、パンの美味しさはグゥとうなるほどでして、レモンと塩コショウ、オリーブオイルやバルサミコをエキメッキにつけて食べるとクワっときます。一般的なレストランではエキメッキは無料で供され、しかもエラいたくさん。食いしん坊にはたまらない環境ですね、トルコの食環境は。
そして昨日の空港到着後、山羊チーズ入りのパイを「ウマイから食べてみな」とくれた携帯電話会社のスタッフや、一晩泊まったホテルのオーナーっぽい人が、「じゃあ、サンドイッチ持ってけ」と朝5時に出発する僕に朝食代わりのサンドイッチを手配してくれたこと。
タイもそうですが、ごはんまわりの配慮があるなぁ、と感じています。もちろん、日本のホテルでも日本の方々にもそういうところはありますよね。
自国にいるとその配慮というか気遣いというか、そういうものが当たり前でいかに特別で人を感動させるかには気づかなかったりしますが、自国の外に出てみると、それが普通ではないことに気づくこともあります。
先ほど、ワイルドサイド部の方々と国内線ターミナルで合流しまして、これからカッパドキアへ。
そこまで寒くなければ、いいのですけど、どうかな。
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