2013年の7月からダイレクト出版の寺本さんによるアプレンティスに参加したときのこと。
パートナー養成講座、とセールスレターには書かれていましたから、おお、コレはダイレクト出版さんとパートナーになれるのか。それはつまり、あのメルマガでポンポン登場するセールスレターをガンガン書けるということだな。コレはなんていい環境なんだ。
そんなふうにもたぶん思ったんじゃないかな、それほど前のめりになる講座でした。
当時の僕にしてみたら、セールスライティングのスキルを身に着けて、ダイレクト出版さんのパートナーになれれば独立起業も安心だ。タイに行って子どもたちと一緒に生活し、彼らを見守ることができる。そう思っていましたから。
だからこそ、初日に自己紹介があったんですけれど、パートナーになります、のような発言をしたような記憶があります。
アプレンティスで結果を出す=ダイレクト出版のパートナーになれる
のような公式が僕の頭にありました。そんなとき、寺本さんのこの話は衝撃だったんですね。
「ほかの人、ほかの会社の商品やサービスにセールスレターを書くよりも、自分の商品やサービスに書いたほうが実入りが良い」
意訳していますが、こんな感じ。コレには衝撃を覚えました。
なぜなら、え、アプレンティスってパートナー養成講座じゃん!と思ったからなんですけど。
しかし、いざ独立起業してみると、こんなことにも気づきました。
確かに、事業をやっている人は自分でセールスレターを書いているし、ステップメールも書いている。でも、そういう人たちがいる一方で、自分の商品やサービスのメリット、ベネフィットに気付いていない人もまたいる。
セールスレターやステップメールを書いて見込み客に届けている。売れてもいる。でも、思ったほど売れていない。
商品やサービスはある。セールスレターを書きたいとずっと考えている。でも、どういうふうに書けばいいのかわからない。で、1年とか2年とか、セールスの機会を逃し続けている。
なぜ気付いたかといいますと、僕自身が提供するプロジェクトやコーチングや講座のセールスレターを書く時に、本当にそうなのかな?と思いながら書くことがあるからです。
これ、誰かにレビューしてもらったり、誰かに書いてもらったほうが売れるんじゃないか、と思うこともあります。
依頼されたセールスレターなら、リサーチができたという前提条件はつきますが、「誰に何を約束するサービスなのか」を一言で書くことができる。コンセプトを明確にできるので、それを方位磁針代わりにセールスレターやステップメールを書くことができる。
自分の商品やサービスゆえ、「外側」から眺めることができない。誰かの商品やサービスならば、「外側」から眺めることができる。
コレは大きな違いだと考えるようになりました。内側も「熱」を伝えるためには必要ですが、内容はいいものだとしてもセールスレターで大切なのは、外側です。どういうふうに伝わるかという形式のほうが、レジを鳴らすためには必要です。
もちろん、内容がよろしくないのは論外です。リピートされないですからね。伝え方の話です。
私見ではありますが、自分自身の商品やサービスを自分自身でセールスライティングするメリットは、
*お金のコストがかからないこと
デメリットは、
*時間のコストがかかること
かなあ、と思います。
言い換えると「機会損失が生まれる」、ってことですね。あ、コレよくわかる・・・。
あらためて、自分自身の事業も誰かと相談する環境は大切ですね。
P.S.
セールス・システム・ライティング・スタートアップパックが生まれた背景は、このあたりにもあるのです。
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