経験が自分への信頼を生み、行動のエネルギーになってくれる。

コピーライティング
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今朝も、ギョレメにいます。

昨日はブログ更新後に気球に乗ってきました。バルーンですね。14年前にギョレメの街で見たバルーンとは異なり、実際に乗り込むために間近で見たバルーンはエラい巨大でして、最初はそのデカさにバルーンであることがわからなかったほど。

突然登場した遺跡に書かれた巨大な壁画というか、そんなふうに思ってしまうほどに大きく、そして静かで柔らかいバルーンでした。

上空600メートルまで上がるバルーンの怖さ、命綱の安心感、また地上から見上げるギャラリーの方々や結婚式用の写真を撮るふたりの至近まで接近し、カッパドキアの奇岩群を縫うように浮遊する軽やかさ。

経験したからこそライティングの引き出しが広がったと感じられた学びの瞬間でもありました。ライティングをはじめ、コミュニケーションを生業とするのだから、やっぱり僕自身が新しい経験をしていこうと。そうあらためて思わせてくれる体験でもありました。

ワイルドサイド部ツアーで今回幹事をつとめた中平さんに感謝です。

朝食後にデリンクユの地下都市に行き、出口から地上に出た瞬間の光景から、ここで14年前にトルコ人の小学生たち40人に囲まれ、質問攻めにあったことをフラッシュバック。かつてより洗練された設備になっていましたが、記憶の引き出しを開けてくれる空間の力には思わず笑ってしまいました。

ウフララ渓谷では4キロ程度歩きまして、その間なんでか覚えてないのですが、中平さんに14年前のバックパック持って旅した話をしていました。

予定がほとんどない、朝起きたらトマス・クックの時刻表を片手に、「今日はどこに行こうかな」と考えていた旅。ホテル代わりにユーレイルパスを使って夜行列車で眠っていた旅。オーストリアのウィーンから「今夜はインスブルック往復の列車で寝よう」と決めて、往復後にウィーン駅に設置されたシャワーを数ユーロで浴びていた旅。

オーストリアに入る前はトルコ。トルコにはギリシャのロドス島から入国。港に行って船を調べたり、もしやと思いトマス・クックを開いたり。今やインターネットを使って、入国経路などはiPhoneで調べることができますが、当時そんな環境はインターネットカフェにいかなければなかったので(重くてノートパソコンは置いてきたのです。ちなみに14年前はWindowsを使っていました)、今よりもメモをとる頻度は高かったかもしれません。気づいたらiPhone取り出して・・・という具合にはできなかったので。まあ、やっていることは同じです。情報検索。

先に体感するか後に体感するかの違いはありますが、「五感で感じたこと」は僕らの中に残りますし、資産になってくれます。できるならばインターネットや本で調べるだけではなくて、その場に行って見て触れて食べて・・・と体感した方がいいと僕が思うのは、14年前の体験が大きい。

中平さんへの話は、自分の前に道はなくて、雪をかき分けて進むラッセルのようなもの、という言葉で締めくくったわけですが、だからこそ身体が動いたら(スッとね)、やってみるべきなんですよね。その後から出てくる言葉には耳を傾けないこと。それは現状維持バイアスが生み出す言い訳にすぎないから。時間がない、お金が今は・・・とかですね。もちろん、注意深く自分の感覚に問いかけてみないと単なる勢いでエイヤになってしまいますが(直感が大切です。だからこそ直感を磨くことも大切だと考えています)。

現状維持バイアスが働くということは、今からやろうとしていることは未体験ゾーンということです。未体験のことをしようとしているわけですから、言い訳が出てくるのは普通です。

しかし、そこで一歩踏み出すからこそ、新しい体験ができて、経験値として自分の中に積み重なっていく。引き出しの中に体験した感覚が仕舞われていく。

それが、自分への信頼を生みます。そして、行動のエネルギーになる。

僕の話で恐縮ですが・・・例えば現在トルコにおいて3時とか4時とかに起きて仕事をすることができるのは、4年前にやっていた経験が大きい。

かつて3時とか4時に起きてセールスライティングの勉強や仕事をしていたのだから、今も同じことができるはずだ。

行動と結果が、自分への信頼を生み、それが行動のエネルギーになってくれる。

そんなことを思い出したギョレメの朝でした。

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