ビジネスでもなんでも基本が大事。そんなことを感じた場面がありました。
母に促されてテレビを観ると、甲子園の準決勝第一試合前に桑田さんの始球式が。桑田さんが投げるからとテレビを観なさいと言われたわけですが、その後の試合も少し観戦。
金足農業と言えば、ピッチャーの吉田くんが超高校級とか、県予選から9人で戦い続けていて一人も交代していないとか、スクイズの金足農業とか、そんなことを目にします。
しかしふと思ったことがありまして、超高校級のピッチャーって、キャッチャーがボールを受けられないと、活躍できないんじゃないかなぁ、と。
高校のとき、ブルペンに誘われて何人かのピッチャーの球を受けていましたが、ピッチャーって一般的には繊細で王様タイプで、たとえばキャッチングの時に音が出ないと気分が乗ってこない(一応私見です)。だから、音を鳴らせるように、キャッチャーミットをはめる左手の人差し指がパンパンに膨れ上がるほど、音を鳴らせるポイントでキャッチしていました。
実際音を鳴らすことのできるキャッチャーって貴重みたいで、いい音がなるとそれだけで速い球、伸びている球、キレのある球だと感じることができます。
音を鳴らしているかどうかは聞こえないのでなんとも言えませんが、超高校級ピッチャーには優れたキャッチャーがいるんじゃないかと思いまして、金足農業のキャッチャーに注目してみました。ちなみに横浜高校で活躍した松坂くんは、帝京高校への進学が内定していたところ、日本選抜かなんかで一緒だった小山くんに誘われて、横浜高校に行ったと見かけました。小山くんは、キャッチャーですね。
準決勝の序盤、金足農業のキャッチャーが盗塁を阻止するのですが、注目したのはキャッチングです。
ピッチャーが投球モーションに入ってから、ミットを下げない。これ、スゴイな、と唸りました。
ヤクルトとか阪神とか楽天で監督をやった野村さんだったと思いますが、プロのキャッチャーでもミットをそのまま固定している人はいない、できるのは古田さんくらいだと言っていました(たぶん)。メジャーだとエンゼルスで怪我をしているリベラ捕手が、そういうキャッチングをしていて、おお!と前のめりになった記憶があります。キャッチングがうまいとその時解説していた桑田さんが言っていたような。
多くのキャッチャーは、ピッチャーが投球モーションに入り、今まさにボールを指先からリリースしようとすると、一度キャッチャーミットを下に下げます。
あまりにも多くのキャッチャーがやるのでピッチャーも慣れているかもしれませんが、あれって真面目に考えてみると、的が動くから、ピッチャーの視線も動いているんじゃないかなって思うんです。
テレビを観ていても、動かさないキャッチャーってどっしり安定していて、ボールの的としていいんですよね。
ダーツとか、ボーリングとか、的が動いたらやりづらそうじゃないですか、それと同じです。
相手の胸元に投げる、というのはキャッチボールの基本ですが、だからこそ胸元にグローブを構えることは基本です。
キャッチャーの場合は、ピッチャーの的として、キャッチャーミットを動かさないこと。これが基本だと思うんですよね。自分ができるかできないかはさておき。
上手いキャッチャー、上手いプレイヤーというのは、基本に忠実。そんなことを感じた金足農業のキャッチャー、菊池くんキャッチングでした。
ではビジネスの基本は??販売、セールスじゃないかなぁと。そこで、自分がやるべきことは??野球に例えると??
うーん、、、シンプルだけど、深い。
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