LA LA LANDに学ぶセールスコピーのテクニック。

コピーライティング
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現在、JL707便の窓側席に乗っておりまして、たぶん時間的に台湾上空を通過したあたりだと思います。

フライト時間は残すところ3時間ほどで日本とタイの時差はマイナス2時間ですから、日本時間で1時にタイは23時、この時間に到着予定です。

機上の人になる前も機上の人になってからも周囲がすでに暗くなったこともありまして、納品すべき記事をズッと書いていました。あらためて、普段からインターネットを始めとする情報の波に飲まれている感を再確認しまして、「何も見ない」と決めるとエラい頭が働いてくれます。

普段から、頭で考えてもわからないことは身体性を伴う体験をしに外に出ましょうとはいうものの、ライティングの際も同じようにやってこなかったことにあらためて気付かされまして、反省するところです。

情報に囲まれるのではなく、むしろ情報を断って、必要なものだけを取りに行く。できればこのとき、インターネットよりは自分の頭、すなわち心が働くようjに実際に体験しに行ったほうがいい。本屋さんでの調べ物でも同様で、インターネットで調べられるじゃんという声は置いておいて、あえて身体を使って調べに行く。

すると、身体は脳に作用しますから、考えて書けるようになる。大切ですね、この循環は。

さて、機上でライティングをしておりますと1時間ほどで食事の時間になりました。和食にしようか洋食にしようか迷いつつ、お米を食べると眠くなる危険性もありますから洋食をチョイス。この間、グレートジャーニーに向けた『DNAで語る日本人起源論』を読もうかとしたところ、食事をしながらの読書はお行儀がよろしくないかもと思いまして、映画を観ながらの食事を楽しむことに。

先日博多で大山さんが、『トップガン』をマレーシア線で観たというので僕もトップガンにしようかと考えたところ、『スパイダーマンホームカミングデー』も捨てがたいし、『X-Menアポカリプス』も捨てがたい・・・と思案したところで、いつもどおりの『LA LA LAND』を選択。

これまでJALに乗る度に『LA LA LAND』でしたが、これ、好きなんですよね。JALの飛行機の中だけで10回は観ていると思いますが、BGMとして流しておくだけでもいい。

今日はフライト時間の関係か、眠くならなかったので通して楽しむことができました。

前々から思ったのですが、『LA LA LAND』は構成が秀逸だと思っておりまして、どう秀逸かというと人が観たくなるように構成されている点。

春夏秋冬に合わせてストーリーが展開していく様子はとてもわかりやすく、想定内でありながらもところどころに想定外があり、セールスライティングに必要なバランスを保っていると見受けられます。

ストーリーの展開はもちろん素晴らしいですし、これをスワイプファイル代わりにビッグアイデアをいくつか書き出してほしいところですが(セールスレターを学ぶ方々には)、個人的に印象に残るポイントは3つありまして、

1つは、音楽で韻を踏んでいるところ。リズムを繰り返している、と言ってもいいかもしれません。主人公であるライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの出会いの音楽、初めてのデート時の音楽、そして二人がそれぞれの夢を叶えたあとで再会した時の音楽。耳から入ってくるメロディーに、あの時の音楽だと映像が蘇ってきまして、ストーリーをより印象づけてくれます。

セールスレターにおいてありがちなのは、何の印象にも残らない、というものですから、印象づけるテクニックとして、この韻は使えます。セールスレター上においては、文章のリズム、音読時のリズムを意識するといいでしょう。

このあたり、ブライダルのプロフィールスライドで2,500万円程度の売上を上げていたときにも使っていた技術ですし、音楽をやっている人なら、あああれね、となると思います。

2つ目は、韻は韻でも映像の韻。エマ・ストーンが売れる前と売れた後でカフェのシーンが有るのですが、あれも韻を踏んでおりまして、印象に残ります。

セールスレターにおいては、ヘッドラインとオープニング、そしてP.S.などの部分で似たような表記、表現をしてみることで、「どこかで見た表現だな」と脳に訴えかけることができます。もちろん、ペルソナ違いだと訴えかけもしないですし、途中離脱されたら読まれないので、バケツリレーのごとく文章から文章を繋いでいく必要がありますし、サブヘッドとサブヘッドをつなぐだけでも読まれるようにする必要はありますが。

3つ目、最後は未来予想図。理想の未来を描くこと。

これはやや強引な(笑)こじつけになるのですが、映画の最後に「もし最初から二人がうまくいっていたら」をテーマにした、現実とは別ストーリーが早送りで展開していきます。

人はなぜ商品やサービスを買うのか。

それは理想の未来を手にするためです。理想の未来を描いてあげる際、映画の最後のシーンが参考になると感じられましたので、ぜひ『LA LA LAND』を観る機会があれば、注目してくださると。

次回セミナーでこんな題材はどうかなと提案したところ、誰からも返信がないので、、、このテーマはお蔵入りかもしれませんが、また声がかかれば日の目を見ることがあるかもしれません。

身近なところに、セールスライティングの教材はありますし、ビッグアイデアのヒントもあるものです。

ぜひ、日常から学んでみてくださると。

P.S.
個人的にこの映画が好きなのは、「人のおかげで人は成長し、変化し、よりよい人生を歩む」ということが感じられるからでして、ライアン・ゴズリングのように自分自身の夢を叶えることには遠回りしたけれど、その分自分に関わった人が夢を叶え、幸せになるのを手伝ってきたように思えるんですよね。それはたぶん、エマ・ストーンも同じで、自分がくすぶっていた分、背中を押してあげることを手伝っていたというか、そんな感じがします。

僕自身も、僕に関わってくれた方々が、今すぐにでもいずれででも、花を咲かせること、これを先頭に立ってでも後ろからでも支えられる人間でありたい、そんなふうに思います。

しかし、ライアン・ゴズリングの表情は、泣ける。

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