那覇市松山の食堂が熱い!みかど対三笠食堂編。

ビート・ザ・コントロール
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那覇5日目。昨日4月4日はLicense to beatの告知を開始したということで、夜の24時ころにお腹がすいて近所にある食堂に行ってきました。お昼に持ち帰りでタコスを食べて以来、佐久間さんと伊藤カンちゃんも買っていたサーターアンダギーをつまむぐらいだったので、コレは沖縄風のカツ丼を食べるべきだと考えた次第。

近所で24時でも食事ができる店は松山という場所が繁華街だからかエライたくさんあるのですが、その中でも2大巨頭と誉れ高い地元の食堂、みかどか三笠食堂に的を絞りました。そして昨晩はみかどに行ってみることに。

食べるものはすでに「カツ丼」と決めていたので、席につくと「カツ丼お願いします」と注文。店内には僕の他に4人程度のお客さんが出たり入ったり。店で働く女性のほうが多いくらい。たぶん僕の母あたりの世代だと思いますが、60代で24時になっても働くなんて、エライパワーだな、と。ランニングして見て回る限り、那覇には24時間営業のお店が結構あります。そこでも女性たちが働いているのだとすると・・・ああ、コレはタイに似ているんだな、と思いました。バンコクだけでなく、僕が見た限りパタヤでもチェンマイでもプーケットでも、女性がエライよく働いています。居心地の良さというか既視感を感じた理由は、タイと似ているってことかもしれません。

さて、みかどのカツ丼。待つこと10分程度で出てきましたよ、沖縄風カツ丼が・・・アレ?

パッと見、沖縄のカツ丼にしては量が小ぶりだな、と思いました。するとまだ入りたての新人店員さんなのか、まごまごしながら、ごはんが盛られたお茶碗を一杯、僕のところに持ってきました。なんと言っているのか聴き取れませんでしたが、たぶん量が少ないからコレも食べてね、ってことなんでしょう。

しかし「カツ丼」に「みそ汁」、そして「ごはん」という三角形を前にした時僕は、その驚くべき光景に怯んでしまい、ちょっと挙動不審になったことを告白します。これはいわゆる、「カツ丼」をおかずに「ごはん」を食べるってヤツじゃねーか。無論、カツ丼ですから、ごはんの上にとんかつと野菜を卵でとじた、というよりもごたまぜにしたモノがのっかっているわけです。そしてさらにごはんが別のお茶碗にある。

ごはんをおかずにごはんを食べる時が来たか、という状況の中で、怯んだんですね。正直コレは、僕の妻のおじいちゃんが好んだと言われる「スイカ」をおかずに「ごはん」を食べるよりもハードルが高い。だって、ごはんをおかずにごはんですよ?「え、それってただごはんを食べているだけだよね?」じゃないですか。一体コレに対してなんて回答すればいいんだろう。そんな風に思ったわけです。

僕は大学生の頃、お金を節約しようと大学のテスト時にアパートでつくったおにぎりを持って行ったことがありました。当時、おにぎりを作ったことがなかった僕は、自分がおにぎりを何個食べられるのかわからず、とりあえず炊飯ジャーで炊けるだけのごはんを炊き、それを全部持っていくことに決めたわけです。炊飯ジャーは3合。つまり3合分のごはんをおにぎりにすることにしました。

するとどうでしょう。コンビニで見かけるおにぎりの5倍程度の大きさが3つできました。あの迫力ったらなかったですね。あの時も怯んだ僕がいました。しかも、おかずがなかったので、塩むすびです。

エライ恥ずかしかったので、できるだけ小さくおにぎりをぎゅっぎゅっと握り詰め、リュックサックに入れて大学へ。難聴の関係で一番前の席が良かったのでそこに陣取り、おにぎりを広げて食べ始めました。3つを机に出すのは恥ずかしかったので、1つずつ出して食べました。心なしか僕の周りを通る学生たちの目が、冷ややかというか哀れみというか、まぁ、そんなによろしくなかったことを付け加えておきます。僕を中心に、誰も座っていませんでしたから。

3つとも平らげた時のうれしさは、今でも覚えています。塩のせいでしょうか、普段食べるおにぎりよりもしょっぱかったです。

こんな経験があるものですから、カツ丼にごはんというのはごはんにごはんと等しく、僕は怯んだわけです。「写真を撮ろう」と思ったものの、一瞬間を置いてから「やっぱりやめておこう」と決めたのは、過去のトラウマがあるんだと考えています。

そこで僕は、カツ丼を少し食べた後にご飯を盛るという、「カツ丼オンザライス」なるものをつくりだし、おいしくいただきました。味の方はまあ、食堂の味ですね。

ちなみに写真のカツ丼はみかどのものではなくて、三笠食堂のもの。コレは今日のお昼過ぎ14時ころにいただいてきました。お昼ころにランニングにでかけ、海岸沿いを走って気づいたら辻エリアへ。ここは今風にいうとマッチョすぎる男の社交場、ってとこでしょうか。白いワイシャツと黒いスラックスの男性、またかりゆしを来た年配女性からのおいでおいで攻撃に「ランニング中なんです」と回答し、「じゃあ、ランニングついでにこっちでも汗流していかない?」なんていう短期的なベネフィットあふれるお誘いを固辞しつつ、松山に戻って三笠食堂へ。

もちろん両極を知るという思考フレームを持つ僕は、三笠食堂でもカツ丼を注文(両極かどうか、そもそも不明ですが)。みかどのカツ丼に比べて50円安い。全体的に三笠食堂はみかどのメニューよりも50円安いみたいです。

両店はほぼお隣さんといってもいいほどの立地。メニューも似たり寄ったりだとすると、この50円という値段の差は、みかどはテレビ出演したから、なのかもしれません。ブランド力の差が50円の差を作り出している、といえるのかな、と。

さて、三笠食堂のカツ丼は、まぁ普通の沖縄風カツ丼でした。野菜の色とりどりさはみかどのほうが上だったかもしれませんが、キャベツの甘味と玉ねぎの量は、三笠食堂のほうが上だったかもしれません。この食堂はカウンターの上に「バター」が置かれており、お客さんは自由にバターを使うことができるんだとか。「バターオンザライス」ですね。ものは試しとやってみようか考えましたが、このカツ丼自体にバターの風味が漂っていたので、たぶんバターを入れているんだな、と。コレ以上入れたら、「筋肉の量は人生の質」というロマンあふれるテーマから遠ざかってしまうではないか、とやめておきました。

そんなわけで、みかど対三笠食堂のカツ丼対決は・・・インパクトならみかど、無難にまとめたいなら三笠食堂、かな、と。私見たっぷりですが。

ちなみにみかどでは普通、「ライスオンザカツ丼」状態ではないと思われることを、加えておきますね。

次回も両店から、「沖縄風ちゃんぽん」対決をお届けしようと思います。

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