解決策よりも問題が何なのかを、事実を材料に知ることが大切である。
そんなことをここ1週間とか2週間の間で度々感じる機会がありまして、License to beatの週刊オノタカマサでもそれを書いたほか、今日は時間を確保して問題を書き出してみようとなり、現在スワンナプーム空港にいます。
前回、確かJALのチェックイン時間はエラく早かったと記憶していましたので、今日も早く行ってみたらチェックイン時間まで2時間もあるらしい・・・ああ、前回は朝9時ころの便だったことを思い出しました。チェックインカウンターのオープン時間が違うんですね・・・。
問題の書き出しならリニューアルして前回キレイだったサクララウンジがいいんじゃないかと思い、勢い込んできたものの・・・今、スターバックスでこれを書いています。
ちなみにサクララウンジとは言え、スワンナプーム空港のそれはカレーが日本のものとは違いますので、ご注意ください。
解決策よりも問題が何なのかを知ることのほうが大切だ、と言われてもう頷くばかりなのは、それが、サイモン・シネック氏によるTEDのゴールデン・サークルの考え方そのものだから、ということもあるんですけど、
確かに問題が決まらないと、解決策も決まらない。むしろ解決策そのものはたくさん出てきてしまって、選べなくなる。なんかこれ、スワイプファイルを選ぶときの問題とかぶるな、と思ったからなんですよね。
スワイプファイルを何にしようかと悩む人と似ているように思います。ペルソナやペルソナの意識レベル、欲求レベルのようなものが決まらないと、スワイプファイルって決まらないのに、先に「どのスワイプファイルにしようか」と考えてしまうから、決まらない。エイヤで決めても、ペルソナとズレていたら刺さらないレターが書き上がる、というわけで。
学びの場に参加し、頭では理解できているように思えても、実際にそれを使うことができていないならば、理解できているとはいえない。だから、インプットとアウトプットは車の両輪で、できればワンセットがいい。
僕がスワイプファイルを写経するのって、次に書くセールスレターに必要だから、でしたから。だから、ジーン・シュワルツゲイリー・ベンシベンガの「あなたは採用面接でこんな間違いをしていませんか」、を何回か写経しています。
問題は何か?とペルソナは誰か?ペルソナの意識レベルはどこか?
似ていますね。ここが決まるから、HOWにあたる解決策が意味を成す。
インターネットを調べると、解決策らしきものって結構すぐに見つかるもので、だからこそそれらに手を出したくなってしまうのでしょうし、それはそれで必要な段階もあると思いますが、
その前の問題は何かにこそ、時間を確保するって大変だからこそ、必要なんだと思う。
思考して行動していても、なんかうまくいかない。
だとしたら、問題は何なのかを知ることから始めた方がいいサインなのかもしれませんね。
コメント
いいですね。問題が何かと考える問題。メタレベル、自己言及テーマ大好きです。こういった自己言及的な問いを問い続けると抽象度が高くなっていくので、すべてに共通する究極的な答えに近づくのでは、という予感が生まれます(私見です、ある意味、身体性、具体性、経験から真理に近づこうとする小野くんのアプローチとは真逆のアプローチかもしれませんが)。
さて。せっかくなのでぜひ合わせて考えてもらえたら嬉しいと私が思うのは、
そもそも「問題」とは何か?
という問題です(「問題が何か」という問いとは違います、どういう事、状態、状況を指してそれが「問題」と言えるのか、というような問い、です)。
サイモンさんの言葉を借りれば
1. 問題が何かと考えるのはwhat
2. 問題をどう発見するのかがhow
3. 問題をそもそも考えようとしている理由、原因、動機、信念を考えるのがwhy
さらに、勝手に造語を作って良いなら
4. 問題とはそもそも何かと考えるのがmeta-what
3のなぜそれを信じているのか、というのをさらに深く問い続けると見えてくるものが必ずあると私は信じています。なぜなら、こういった問題の問い方は、生命とは何か、自分とは何か、言語とは何か、といった問いに共通するものだからです。
私見ですが、そもそも「問題」というものが何か定義(整理)できていない状態で問題を探すのは、生命が何か定義できていないのに宇宙に出て行って生命を探すようなものです。それでも宇宙に出てみれば見た事のない生命っぽいもの?が見つかるかも?しれませんが。
よくビジネスの分野やプロジェクトマネジメントの分野で問題とは現状と理想とのギャップだとか言われたりしますがそれは極々表面的な「問題点」であるように思えます(私見です)。
いつか何かのご参考までに。
ありがとうございます。この後に来れたコメントも、
まーぼーくんなら書いてくれるだろうと思いました。
問題とは何なのか?
無意識を意識する、ということをテーマにしているのですが、
通じるものがありそうと感じました。
合わせて、取り組んでみます。