白い恋人が国際線ターミナル出国後エリアで買えなかったら?

コミュニケーション
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タイに住む家族に白い恋人をおみやげに買ったのは2回目です。1回目は、妻の友人から「白い恋人が食べたい」というリクエストをもらい、長男が好きそうだからと家族の分も買っていきました。

僕自身は白い恋人といえば「北海道のチョコレート菓子ね」という印象でして、しかしかつてお世話になった専門学校さんとのオープンスキーでは白い恋人パークを見学する機会にも恵まれましたから、たぶん多くの白い恋人を食べた人よりかはほんの少し、白い恋人に思い入れがあるかもしれません。

生まれた場所を知っていて、特別限定メニューのパフェを白い恋人パークで食べたから、親近感を持っている。そんな感じでしょうか。

さて、白い恋人が国際線ターミナル出国後エリアで買えなかったら?

経営側の視点に立つのか、消費者側の視点に立つのか、今日は消費者側の視点に立ってみたいと思います。

妻の友人からリクエストを受けて、最初に検索しようと考えたのは、「空港で白い恋人が買えるのかどうか」でした。

そこで「白い恋人 成田」とかで検索し、買えることを確認した記憶があります。

次に確認したのは、出国前エリアで購入できるのか、それとも出国後エリアで購入できるのか、です。

なぜ、これを確認しようと考えたのか?

お土産の購入とはちょっと異なりますが、日本円を海外に持っていこうと考えたとき、出国前エリアでお金を用意しておくことを僕は意識しています。

なぜなら、出国後エリアにあるATM,最近はセブン銀行のATMが増えているなと感じますが、1回の取引額が3万円に制限されているからです。

ですから、30万円を持っていこうと考えたとき、10回取引する必要があります。なかなか、骨が折れますよね。後ろに人が並んでいたら、妙な緊張感で変な汗もかきます。

出国前と出国後にできることが異なるという経験をしているので、買えるものも異なるのではないか、と思ったわけです。

これは免税かそうでないかの違いがありますから、買えるものが異なることは多くの人が感じているかもしれません。

また、海外に行くという場合、旅行客の場合は「国内で買えるものとは異なるものを」買っていく場所が出国後エリアと感じているかもしれません。

あるいは出張客の場合は、取引先に持っていくお土産やタバコなど日用品かな、、、旅行客もタバコは買うかも、そういえばその昔、免税といえばタバコというイメージが、僕にはありました。

白い恋人が出国後エリアでしか買えないことを知り、なるほど、「日本国内は北海道限定」のコピーは嘘ではないんだな、となんだか清々しい気分になりつつも、そうはいっても国際線出国後エリアが日本国内ではない、というのは言葉尻をとっているような気もしました、、、国外という事実ではあってもです。

北海道限定で出国後エリアでも購入できないほうが、白い恋人の希少価値が高まるんじゃないかな、とも思いました。

白い恋人ツアーとか、海外ではやっていそうですけれど。そういえば白い恋人パークには大型のバス用駐車場があり、海外の団体客がツアーできていたような、、、その時は日本人よりも外国人のほうが多かったです。僕も、専門学校さんのツアーできたんですけどね、、、日本もそういう時代なのだと体感しています。

希少価値は高まるけれど、しかし僕のような、家族向けにお土産を買っていきたい人の場合、白い恋人が出国後エリアで購入できるととても助かります。

ここでふと思ったのは、「出国後エリアの白い恋人」は、誰に向けての商品なのだろうか、ということです。

日本人かな、と思っていたのですが、日本人よりも訪日客向けなのではないか、と思ったんですね。

なぜなら、はじめての海外や、年に1回か2回海外に行く人、、、僕の妹や両親を思い浮かべてみたところ、海外に行くのに日本の地域限定品をわざわざ向こうに持っていって食べることはない、と考えたからです。

持っていくのは日用品、、、日清のカップヌードルとか永谷園のお味噌汁とか、普段使っている石鹸やシャンプーとか、、、そういうものだと思いますし、実際に両親はカップヌードルとお味噌汁を持っていっていましたので、経験上。

では、訪日客、、、タイとか中国とか韓国とか、、、の人々が、出国後エリアで白い恋人が買えなかった場合、どんな行動を取るだろうか。

もともとのツアーや訪日目的が北海道であった場合、出国する前の観光で白い恋人は入手しているでしょうから、北海道を訪問していない訪日客が、どうするだろうか、想像してみると、、、

例えば東京や京都、名古屋、大阪、福岡、沖縄などなどを訪れた人が、白い恋人を買うためにわざわざ新千歳空港を経由して帰国するだろうか、と考えてみたところ、そんな人はとても希少な予感がします。

訪日目的が白い恋人を購入することであれば、何が何でも北海道に飛ぶでしょうが、日本から海外へ旅行する人の主目的がお土産ではないように(私見です)、海外から日本に来る人の主目的もお土産ではないと僕は考えています。

ですから、もし国際線出国後エリアに白い恋人がなかったら、、、訪日客や僕のような人の消費量が減るだけで、日本国内の消費量にはそれほど影響はないんじゃないか、と思うのです。

となると、石屋製菓の経営者視点から眺めてみれば、国際線出国後エリアに限定した白い恋人の販売は、やったほうがいい、と考えられます。流通経費との兼ね合いかな。

日本人が出国後エリアで購入するのであれば、北海道で販売する量に影響があるかもしれないけれど、日本人ではなく主に外国人向けの商品として販売しているのであれば、、、同じ商品なのだけれども、市場と販売方法を変えている、ってことですね。

だからもしかしたら石屋製菓の営業販売部門は、北海道チームと出国後エリアチームに分かれているのかもしれません。

想像ではありますが、白い恋人を手にとった時にふと思ったことを、記しておきます。

同じ商品なんだけれども、市場と販売方法を買えると別商品のように見える。

いろいろな見方で眺めることができるのは、おもしろいです。

フレームワークと、メディアミックスマトリクス、インプットクラスのおかげかな。

いろいろな色眼鏡を通して考えられるようになったのは。

P.S.

白い恋人って、1976年生まれ、、、僕と2つ違いなんですね。。。

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