求められるコピーライター。

コピーライティング
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小学校3年生か4年生のときからの付き合いであるマーボーくんから、コメントもらいました。

哲学や遺伝子に関するコメントをいつもくれるので、読者さんのなかには彼がそういう方面の研究者なのかと思っているかもしれませんが、確か(笑、僕もよくわかっていないのですが)情報技術が専門です。

しかしまさかヨーロッパで博士やっていて大学で教えているとは、、、そういえば中学の時は彼が生徒会に立候補して、僕が応援演説をしました。ドモリの僕に依頼するとは、今思えばスゲーなと思いますが、、、結果は、、、恐縮でしたね。

でもまあ、彼がヨーロッパで博士やっていると聞いても、ありえるんじゃないかな、とは思わせてくれる人物です。そう感じさせるのは、彼の言動を覚えているからでしょうね。休み時間に漢字の書き取りとか。

コメントでは、SSLとかhttpsとかっていったいなに?という回答を、書いてくれています。もしご存じでなかったら、こちらから一読しておくといいかもしれませんね。

さて、求められるコピーライター。

このテーマは先日大阪にいた時に書こうとしたのですが、指が動かずそのままにしておきました。

私見ではあるけれど、まあ世の中の大抵のことって主観がはいった文章であるとは思いますが、一応私見としてお断りした上で、これまでコピーをつくってきたことを思い出しながら、少しだけ書いてみたいと思います。

求められるコピーライターと自分に問いかけたとき、それは大きく2つに分かれると思います。

1つは、はやく、見栄えも適切なものを納品してくれるコピーライター。

もう1つは、成果を出してくれる、レジを鳴らしてくれるコピーライターです。

コピーライターはこの場合、セールスライターと読みかえてもらっても構いません。

セールスライティングを仕事としている人たちからすると、ああわかる、となるかもしれませんが、セールスライティングを仕事にしていない場合、また学んでいる途中の場合は両者の違いがよくわからないかもしれません。

しかし、1つ目のはやく、見栄えも適切なものを納品してくれるコピーライターというのは、成果を求められてはいない、と書くと違いが明確になると思います。

セールスライティングなのに成果が求められないのか、と聞くと意外に思われるかもしれませんが、実際によくある仕事です。

セールスライティングの仕事をしたことは経歴としてあるのだけれども、クライアントにどれだけの成果をもたらしたのですかと聞くと、うーん、、、となるコピーライター、セールスライターっています。

成果を伝えられていないからですし、そもそもそういう成果を求められていないから、とも言えると僕は認識しています。

たとえば、このスワイプファイルを使って、このオファーで、この締切で、と指定されて依頼される場合、すでにクライアント側で「こんなイメージのセールスレターがほしい」というのがある。

だから、自分たちでも書けるのだけれども、それよりはほかのことに時間を投資したいから、ライターさんに依頼しよう、となります。

セールスライティングを学んだ人であれば、スワイプファイルを使えば、誰もがそれなりの見た目のものは書けるでしょう。

しかも駆け出しならば、まずは実績をと思うのであれば、仕事はタダででも手に入れたい。

需要と供給があるってことなんだと思います。

この需要って少なくとも僕が書きはじめた5年前からずっとあります。

プロモーションの規模が大きいほど、セールスレターだけではなくて、ステップメール、今ではメルマガ用とLINE用もありますね、オプトイン用のランディングページ、アフィリエイター向けの協力依頼通信文、などなど、ABテストも並行しますから、最初からレターを2種類とか5種類とか、用意しています。

こうなってくると、ライティングを引き受けたライターがさらにライターへと発注するような、そういう体勢も必要になってくる。

とにかく、たくさんあるからです。

というわけで、まず求められるのは、はやく、見栄えも適切なものを納品してくれるコピーライター。

そしてもうひとつの求められるコピーライターは、コピーそのものよりも商品やサービス設計、コンセプト設計が求められる人です。

コピー至上主義というか、コピーは王様なんだ、と信じている人たちからすると地団駄を踏むようなことかもしれませんが、、、

コレも私見ですけれど、コピー以前にオファーが、オファー以前にリストが大切、と言われているように、さらにそれ以前に

「なぜ、あなたたちがこのサービスを、誰に何を約束するためにつくったのですか?」

「それはあなたたちでなくてはならないのですか?」

という質問に対する答えのほうが大切になってきていると、僕は感じています。

商品やサービスのコンセプト設計(僕は、誰に何を約束するのかの設計をコンセプト設計としています)、そしてプロモーションやセールスレターのアイディア(Big Ideaになるのかな)で、売れるかどうかは決まっているからです。

ジョン・カールトンが売れるのは、アイディアなんですよね、たぶん。商品やサービスそのものは変わらないけれども、コンセプト設計をして読み手を動かす経験。

そして、どんな人にどんな切り口がフックになるのか、人をよく知っているという経験。

それでもコピー、文章次第で、セールスレター次第でなんとかなるんじゃないかと取り組んでいる仕事はあるものの、ちょっとは成約が増えても、ガラッと増えることはない。

コピーライティング力、文章力の不足ととるのか、それ以前の不足だと捉えるのか。

いずれにしても成約を出せるコピーライターもまた需要があるわけで、僕は成約を出すためには、コンセプト設計、商品企画や商品開発からできる人が求められていると感じています。

はやく、見栄えも適切なものを納品してくれるコピーライター。

成果を出してくれる、レジを鳴らしてくれるコピーライター。

コピーライターを選ぶときの、またコピーの仕事を選ぶときの参考になれば、、、といっても本当に主観ですけど。

P.S.
冒頭の写真はタイでたまに見かける変な日本語です。わざわざ日本語にする必要があるのかな、、、と思いますが。。。

コメント

  1. より:

    毎度どうも。ご紹介していただきまして恐縮です。

    すっかり忘れてましたがそういえば一年生から生徒会役員やろうとしてましたね。今思えば先輩方が怖い中学校でなくてよかったです。

    改めて何が専門なのか、よくよく考えてみると実は自分でも良く分からないです。確かに学部生の頃から現在までコンピュータに関わる勉強や仕事をしてきていますが、どちらかということ情報処理技術/理論を利用する側で、博士は博士でも情報理論(情報科学)の博士ではございません。

    究極的には「自分とは何なのか」「生命とは何なのか」ということを知りたいと思って勉強をして仕事をして恋をして結婚をして気がついたらヨーロッパにいた感じです。運にも恵まれている気がします。そういうこともあってかグレートジャーニーやら自分という器クラスやら放浪の末に?!タイ人と恋に落ちたりとかといった人生を歩まれている小野くんに何かうっすら共感めいたものを感じるのだと思います。アジアのコピーライター王になったらぜひヨーロッパにも進出してきて下さい。今後も頑張って下さい。応援しています。

    PS
    * 私なら。下のカタカナやコーヒー自体の名前うんぬんよりも「おNew」の方でつい試しに飲んでみようかな、とレジを鳴らしてしまいそうです。。。いつか何かのご参考までに。

    • takamasa ono より:

      え、バスケと野球は、比較的怖い先輩だったような、、、違ったかな。

      ありがとうございます、またおいおいお話しましょう!
      ヨーロッパはそうですね、興味深いのでいきます。

      おNew、確かに!

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