ネーミング。

コミュニケーション
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プロジェクトのコンセプト設計、誰に何を約束するか、をしていると、そのプロジェクトに名前をつける段階がやってきます。ネーミングですね。

このネーミング、僕はとても大切なものだと思っておりまして、なぜならプロジェクトを運営する上で、一番目につく存在だからです。

プロジェクトメンバーにとっても、このプロジェクトのサービスを手に取る人たちにとっても、常に同じ方向を指し示すもの。

北極星のようなものですね。会ったことがなくても話すことができる、共通の話題。コミュニケーションツール。

ですので、誰に何を約束するのか、がわかるプロジェクト名を提案するようにしていますし、プロジェクトのもとで立ち上がった商品やサービスも、誰に何を約束するのかがわかるものを提案するようにしています。

「何だこれは」と酷評された、独りよがりなネーミングもたくさんありますが、採用されているネーミングから考えると、そういうことなのだろうと思います。

ブログの更新するWEBサイトのタイトルとか、メルマガのタイトルなんかもそう。

最も多く目につくものですからね、名称は。

当の本人は意識していなくても、読者は自ずと無意識に、コレは自分に向けてのものだとか、コレは自分に向けてのものではないな、と判断しています。

だからこそ、コピーの世界では、ヘッドラインが大切ですよとかメルマガのタイトル、ステップメールはタイトルが大切ですよ、という話にもなるのだと僕は考えています。

もちろんコレは、ヘッドラインやタイトルが大切だと言われている説のなかでも、1つに過ぎませんけれど。

さて、ネーミングについて一言。

新たにプロジェクトをはじめたり、サービスが決まっているプロモーションに参加させてもらうと気づくのは、結構ネーミングで損をしているんじゃないか、ということです。

コレは僕自身もそうなんですけれど、なんか誰に何を約束するのかがサービス名称から感じられないな、という場合、うまくいきませんし、売れてもそこそこ。

サービス提供者である自分自身がイマイチだな、と感じているのですから、読み手としてはそのイマイチ感の10分の1も伝わっていない、、、つまりイマイチどころか、「だから何?」状態なんだと推察します。

読み手の頭の中には常に「だから何?」とか「なぜ?」という疑問符がついていて、コレを感じさせることなく「コレは僕のものだ」「コレは私のものじゃないな」と認識できる名称であれば理想的です。

だからこそ、ネーミングをするときには、コンセプト設計を伴いますし、コンセプト設計をするためには、ミッション・ビジョン・バリュー、昔僕が話していたところの、コア・バリューとか、必然性とか、あなたたちは何者なのかとかを、プロジェクトメンバーで知り、言語化する必要があります。

「なぜ、あなたたちがそのプロジェクトをやっているのですか?」
「なぜ、あなたたちがその会社を経営しているのですか?」
「なぜ、あなたたちがそのサービスを販売しているのですか?」

これらの答えがプロジェクト名や会社名、サービス名そのもの、また想起するものであれば、きっと売れているんじゃないかと思いますが、どうでしょう??

もちろん、市場性は大切ですけれど。

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