「なんでもできる」だと迷うんですよ。

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島田さんが主催する通称クレイジーパパの皆さんと、今日は課外活動。

レンタカーを借りて向かったところは、國吉さんが営むオーダーデニムの工房。

「美味しい沖縄そばがあるので」と一緒に食事をしたあとは工房に戻り、ひとりずつジーンズをオーダーしていく。

ジャケットに合うジーンズをと思い、サンプルを手に取っていくと、ああまさにこういうのが欲しかったんです、というものがあったので、それを國吉さんに伝え、サイズ合わせ。

股上が深いもの、普通のもの、浅いものどれにしましょうか、という質問にはじまり、普通ものと深いものを試させてもらい、着心地が随分違うことに驚く。

デニムを縫う糸の色、ボタンの素材と色と見た目、ベルトの部分につける革の素材、そしてポケット部分の生地まで國吉さんの質問で選んでいった後に、

「ポケットには財布など入れますか?・・・入れないならば、シンプルなものでいきましょうか」

となり、質問は終了。あ、もう一つ聞かれたことは、

「ここからさきはカスタマイズになります、たとえば・・・」

と話し、どんなカスタマイズができるかを教えてくださったのですが、それを聞いた後に僕は

「なんでもできるんですね」

と一言。

すると國吉さんは、

「なんでもできると言ってしまうと逆に」

というので

「ああ、選べないんですよね、迷う」

と加える。

革にレーザーで入れる文字や革の種類、ボタンかファスナーかといった、割と目につくところのカスタマイズであれば想像できるけれど、

例えば右と左で糸のカラーを変えたり、隣りにいた島田さんのジーンズを見ても、片方の糸だけで赤とか黄色とか緑とか、エラいたくさんのカラーが使われていたり。

なるほど、個人の好みに合わせて一着のジーンズを仕立てていくことは、確かにオーダーの醍醐味なのかもしれないけれど、それだとオーダーできない人もいるだろうと。

だから國吉さんが一つ一つ導いていくかのように質問をしていく様子には、とても安心したし、職人の提案とともに一緒につくりあげることもまた、オーダーの価値だと思った。

個人的に前のめりになったのは、沖縄の染め物でポケットの裏地をつくる、といったところ。

一見、ヤコブ・コーエンのようなテーラードジャケットに合う、いわゆる「きれいめ」ジーンズではあるけれど、脱いでみたらポケットの裏にはゴーヤやシダをあしらった模様が染められているなんて、しかも右と左で模様が異なるなんて(これも選べるということで、選んできました)、エラく感情がくすぐられた。

遊び心があるというか、そんな感じ。

導かれるままにできあがっていったジーンズの完成は、7月あたりになりそう。

ツイードのジャケットができるのは来年になるけれど、それまでには馴染むように、ジーンズを育てていきたいと思う。

自分だけの一着、というのはしかし、くすぐられますね。

コピーを書くときにもこれは、大切にしたい視点だと思います。

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