上海で東京同様に目にする光景。それは、スマホを見つめる人々の数。
見つめるというよりは一心不乱になっている、心ここにあらずだけれども眺めだしたら止まらない、というところでしょうか。
やれやれ、思考力が奪われちゃうぜ、、、とおせっかいに考えながら、スマホをいじっている知人が何をやっているのか覗いてみると、麻雀。
中国で麻雀というのは、妙に納得感があるのは、僕だけでしょうか。納得しちゃったんですよね、麻雀は。
道端で麻雀をやる光景に憧れていましたが、今やオンラインでスマホを使って麻雀。人数が集まるまで対戦開始を待つのは、リアル対戦麻雀と同じですね。
たぶん点数計算はゲームそのものがやってくれるので、点数計算ができなくて、と日本では麻雀をしたことがなかった僕でも、なんだかとっつきやすそうな雰囲気です。
聞くと、参加するのに1元が必要で、勝ったらお金をもらえるとのこと。
え、ゲームでお金をもらえるまでに、オンラインゲームって進んでいるの?
うん、そうだよ、とのこと。
知人の経験上、1日で900元稼ぐ人もいるらしいこの麻雀。ちなみに中国各地で麻雀ルールは異なるらしく、自分の知らない土地での麻雀は不利になるとか。
そりゃそうですよね、ルールが違えば別ゲームのようなものですから。お金が稼げるとなると、勝てるルールでやるのが基本でしょう、たぶん。
しかし900元…今日のレートでは単純計算で16,000円いかない程度か、、、これ毎日勝つとしたら、月に50万円程度は稼げるってことですよね。
何時間の麻雀で900元なのかはわかりませんが、上手い人ならば副業でオンライン麻雀やったら月収プラス50万円じゃん、と思わず唸りました。
ほかにも稼げるゲームはあるのですから、プロゲーマーの話を聞いたことはありますが、これで価値を提供してお金を稼ぐ、プロになるというのもなるほどな、と頷けます。
環境が変わると、稼ぐ方法も変わってくる。自分の特徴を見極めておきたいものです、選択するために。
さて、この麻雀ゲーム?でお金を稼げることはわかった。しかし金銭のやり取りはどうやるの?と確認してみたら、アリペイとかWeChatでやると。
あーなるほど、もうインフラなんですよね、これ。
あらかじめチャージされたお金なのか、クレジットカードを登録しているのかはわかりませんが、元締めみたいなものですよね、これらの会社は。たとえがいいかどうかわかりませんが。
日本でオンラインゲームが流行っていることは体験していましたが、実際にお金を稼ぐ、円を稼ぐという話は身近で聞いたことがなかったので、上海でのオンラインゲーム事情は驚きました。
しかし金銭のやり取りをボタン一つで認証してピピッという感じだと、お金への考え方も変わってくるような気もします。
いいかどうかは置いておいて、こういう環境に僕たちはいるんだな…。
それが日常のような雰囲気を醸し出していることに驚くとともに、世界がどこに向かっているのかを知っておきたい。
そんなふうに思った麻雀でした。
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