タイに来たらタイ料理、またはイサーン料理や北部名物のカオソーイや、タイならではのマンゴースイーツ「カオニャオマムアン」だけでイケる!
という方々はいらっしゃると思いますが、1週間もいると普段食べている和食やカレーライス、そして日本風の中華が恋しくなるものです。
日本食のレストランがタイにも進出し、競争しておりますので残っている日本食のお店はそれなりに日本で食べるものと近くなっている感があります。
しかし、中華の場合はなかなか発見が困難だったのが焼き餃子でして、なぜなら中国大陸で日常的に食べられているものは水餃子だからです。もしくは、蒸し餃子ですね(一応私見です)。
餃子が食べたい、しかも焼き餃子を、という方々もいるかと思いまして、そんなことを考えていたら僕自身も焼き餃子が食べたくなってきたので、サトーンエリアで探してみましたよ。
サトーンエリアにあるBTSのチョンノンシー駅から徒歩で10分程度だと思います。遼寧餃子館です。Kiaw riaw ningと読むそうですが・・・実際のところはわかりません。
チョンノンシー駅のマハナコーンタワー側からシーロム通り方面に降りまして、そのまま真っすぐ歩くとシーロム通りに当たります。
シーロム通りを渡り(渡った角にマッサージ屋さんがあります)、そのまま真っすぐでもいいのですが、シーロム通りを左に曲がり、すぐ右に折れる道があるのでそこを入りますと、看板が見えてきます。
そのまま左手を壁につける感じで左折すると、古式按摩屋さんの隣に遼寧餃子館があります。
外見はオシャレな感もなく、奥様会とか女子会をやるにはうーん、という感じではありますが、ここの特徴のひとつに「朝5時までやっている」という営業時間があります。
シーロム通りをサラデーン駅方面に向かうとパッポンやタニヤですから、夜まで遊んでその後で一杯、というような使い方もできますし、夜遅くまで仕事をし、もうひと踏ん張りという時に食事に行くという使い方もありでしょう。
というわけで、駐在する奥様たち向けのお店というよりは、男性陣向けのお店かもしれません。
一人で店内に入ると奥の席に座り、でてきたメニューがタイ語と中国語。
しばらく読み取ろうとしていたのですが、顔を上げて「日本語メニューありますか?」と尋ねると、なーんだ、という表情を浮かべて日本語メニューが登場。タイ語を喋っていたから、タイ語メニューを持ってきたのかもしれませんね。
頼んだものは、焼き餃子(羽根付き)と揚げ饅頭(どうやらこれを主食代わりに食べるのだとか)、そしてザーサイと豚肉の炒め物です。
麺を何か食べようと思ったのですが、何となくこの程度にしておこうと感が働きまして、頼んだ冷茶を飲みながらしばらく待ち。
まずやってきたのは、ザーサイと豚肉の炒め物。
これ、妙な中華料理にありがちなやたらと油っこいという状態ではなく、さっくりいただくことができました。味付けも濃すぎず、薄すぎず。御飯のおかずに食べてもいけます。
そして、揚げ饅頭(写真にとっても微妙なので写真はなし)が登場し、熱々の揚げたて肉まんの皮だけをフーフーして冷ましまして、ザーサイと豚肉と一緒にいただくと、
ああ、皮が口の中の油分をキレイにしてくれる感じでして、お腹が膨らむことはもちろん、口直し的な主食だなと思いました。
羽根付き焼き餃子は全部で10個が登場し、なかなかのボリュームです。
羽根をお箸で突きますとパリッと音がなるかのようにサクサクです。醤油と黒酢、そしてラー油を混ぜたタレにつけて食べてみますと、肉汁が皮からあふれる感じで美味しいです。蒲田で食べた羽根付き焼き餃子に似ています。もうちょっと、大ぶりかもしれません。
ビールが飲めるなら最高なんじゃないかなと思えるラインナップでして、また行きたいと感じさせるお店でした。
焼き餃子が110バーツ、ザーサイと豚肉の炒め物が140バーツ、揚げ饅頭が30バーツで、冷茶が20バーツ・・・あと多分おしぼりが10バーツかな、全部で310バーツ。
一人でいくよりも二人以上で行ったほうがお得感が増しそうな、そんなお店でした。
チョンノンシー駅からは10分程度ですが、サラデーン駅やシーロム駅から歩いても10分から15分程度だと思います。
そばには両替屋のスーパーリッチシーロム店もありますし、サトーン側には小洒落たカフェなどもありますので、餃子の後にカフェでのんびり、でもいいですね。
コメント
[…] まいお店を見つけたときは、オアシスを見つけたような安堵感がありました。以前ブログでも紹介したこのお店は、蒲田の羽根付き餃子を思わせるような焼餃子を出してくれ、ふつうに美 […]