新大阪駅でスバラシイ出合いがありました。サバサンドです。
新幹線に乗る前までは、21日のウェビナーについて考えていることを書こうと思っていたのですが、サバサンドとの出合いインパクトがでかすぎまして、急遽予定を変えまして、サバサンドについて書くことになりました。
セールスライティングもタイも登場しませんが、興味があればこのまま読んでくださると。
イスタンブールのガラタ橋でサバサンドを食べて以来、しかも今のように観光地的になる前のサバサンドを15年前に食べている僕ですので、サバサンドには思い入れがあります。
先日のトルコで食べたサバサンドも美味しいわけですが、売り方はワイルドっぽいけど見せかけのワイルドというか、味そのものは洗練されていて、
とりあえず船の上でサバ焼いたから、フランスパンで挟んでみたぜ、という荒々しさが薄れていたように思います。
売り手の見てくれこそ海賊風(?)でワイルドですが、それ、結局ユニフォームで見せかけでしょ、みたいな?
あー昔の経験をやたら美化して語る人っているよね、という声が聞こえてきそうですが、ええ、まさにそれは今の僕なわけですが、15年前のサバサンドはフランスパンに焼いたサバを挟んだだけで手渡され、付け合せのレモンや玉ねぎは自分で挟んでいたように思います。要は、マッチョな男どもが脂ののったサバをあんぐりと頬張り、唇を脂で光らせながら噛み締め、飲み込み、むせる。まあ豪快に食べるものというイメージです。
玉ねぎとレモン?ああ、そこにあるからテキトーに持ってけよ、みたいな。
記憶は都合よく美化されるといいますが、当時の僕はガラタ橋の金網の向こうにいる売り子から、金網越しにサバサンドを買っていたように覚えています。
個人的にはヤバイ取引をしているようで、そんな思いで手に入れたサバサンドの味は荒々しく猛々しい。
ボスポラス海峡とダーダネルス海峡、黒海をかけて戦った、トルコとロシアを彷彿させました。
そもそもそのサバがどこで穫れるかを知らないのに、「黒海の味がする」とかヒトリゴチてましたね。
青春、と言っても28歳の頃ですが、青い男でした。
そんな僕ですから、日本風にサンドイッチ化したサバサンドを見ても、
「は?コレでサバサンドを名乗るなんて何考えてんだろね?何でも挟めばサバサンドってわけじゃないんだけどね?」
と呟きながら、明らかにカツサンドメインの棚なんだけれどもサバサンドを探して引っ張り出し、レジに並びながら購入している自分がいました(590円でした)。
実は今朝から、何でか覚えていないのですが、サバサンドが新大阪駅で売られているという情報はキャッチしておりまして、よし、今日の帰りはサバサンドだとワクワクしていたのですが、素直に小躍りできないのは、天の邪鬼がなせるワザです。
無事に購入し、写真に収め、まあ食べておくかと隣の人の顔色をうかがいながら(サバの匂いがかぐわしかったら、注目を浴びてしまうではないか!と思いながら)、トルコのサバサンドに比べると明らかに小さな三切れのサバサンドのひとつをとり、
おお・・・サバの脂をパンが吸い込んで馴染んでいるよと鼻息荒くしながら、エラい小さなサバサンドなのに両手でしっかりとつかみまして、ひとくち。
んん??こ、これは・・・ウマイじゃないですか。
イスタンブールではバケット、フランスパンで通じますかね、それに挟んで食べましたが、今日食べたサバサンドは、日本のサンドイッチでよくある耳なし食パンが土台。
やわらかければいいってもんじゃないよ?とほほ笑みを浮かべ、会話をするかのように咀嚼して飲み込む。
パンに挟まれていたサバを口に入れると解けてしまうかのような柔らかさがあり、コレならソフトタッチな食パンコンビネーションは、アリだ、と大きく目を見開いた瞬間、おっと新幹線では平常心と我に返りまして、その後は周囲の視線を意識し、キョロキョロしていました。
隣りに座っていた男性は先ほどから僕が書いている様子を何度も見ておりまして、よほどサバサンドが食べたくなってきたのかもしれません。
いや、もしかしたら、僕がコレまで書いてきたセールスレター実績集を見て、ダイレクト出版のセールスレターじゃん、とか思ったのかもしれません。
名古屋では隣の男性が入れ替わりまして、これからビールをいただくようです。新幹線でビール。憧れですね。
隣の男性にサバサンドを教えてあげたい。
そんなふうに思った名古屋通過時点の気持ちでした。
ウェビナーについてはまた。
追伸
サバサンドを売っている売店ですが、僕が確認する限り、新大阪駅新幹線コンコース、っていうんですかね、そこにあるドトールとくっついたお弁当売店がそれです。10種類もあるのかな、様々なカツサンドが並んでいますので、そこの一角にサバサンドが佇んでいます。
新大阪駅を利用の際は、ぜひサバサンドを試してみてください。
コメント
トルコでバケットサンドが有名とは知りませんでした。
一方、ラオスでもバケットサンドがいたるところで売られています。
タイや中国のもので溢れるラオスですが、これはフランス時代の名残です。是非、機会があればご賞味下さい。
尚、サイペット、ボペットとかなんとかいえば辛さを調節してくれます。マイペットでも大丈夫でしょう。
ラオスも、そうですか!
ベトナムだと街角でよくバケット売っていました。
バインミーとか、そんな名称だったかな。
フランス統治時代の名残ですね。
ラオスで、サイペット、マイペット、ですか?
タイ語と同じですね。
たぶん、サイペットで辛くして、で、
マイペットで辛くしないで、かもです。