お楽しみ様です。小野貴正です。
ここ最近、セールスライター、というよりもセールスライティングスキルを使った自己実現というか、在り方というか、そういう話をすることが増えています。なぜ話をしているのかというと、いずれまた紹介できればいいな、と思いますが、今日は取り急ぎ、セールスライターという幻想について。
セールスライターになれば時間も場所も自由になって、収入も会社員時代より良くなる。
時間と場所の自由に魅力を感じ、人によっては大きなお金に魅力を感じ、セールスライターになりたい、と思う人はとても多いと思います。これ自体、すばらしいことだと思うんですけどね。ある意味、ゴール設定してそこに向かっていくということなので。自己研鑚にもなりますし。
しかし普通にライティングしていると気づくわけです。お客さんからセールスレターを依頼され、それが仮に10万円でも20万円でも30万円でも同じなのですが、対価としての「時間」を交換していることに。
一概にはいえませんが、高額報酬案件を請けるということは、それだけ担当するライティングの量や仕事の量が増える、という傾向にあると思います。1本10万円のセールスレターを請ける。これをアドワーズとかPPC広告のテキストとランディングページ、ステップメールとセールスレター後のフォローメール。さらに購入者向けにもうワンセットステップメールを組んでバックエンド用のセールスレター、そしてサンキューメールとか、ですね。ここまでやって30万円とか50万円とか。
1ヶ月あたりの報酬として50万円あればいいですよ、ということであれば、1ヶ月で50万円もらえる案件は魅力的かもしれません。しかし、実際にこの仕事に費やす時間は?と考えた時に、なかなか「何時間でできる」とは言えない可能性があります。初心者ならなおさら、ですよね。だからこそ一回試してみて次回は改善したほうがいいのですが。
ボリュームが増えている分だけ、作業時間も増えるわけです。それでこのボリュームを目の前にして思う。こんな大量の作業をしなければならないなら、会社員の方がいいじゃないって。ある意味守られているし、休んでも有給がつく(有給を使わせてくれない会社もあるかと思いますが)。
時間をお金と交換している。納品できなければ、報酬はなし。来月の仕事の保証もない。
確かに僕がそうであるように、バンコクにいても上海にいても、出雲大社にいても萩にいても、智頭にいても名古屋にいても、なんばにいても網走にいても、ディズニーランドにいても国際フォーラムにいても、どこでも仕事はできます。
しかし仮にこれらの場所でライティングをするのだとしたら?好んでやる分にはいいですが、子どもと遊びに来て、子供だけ遊ばせてライティング・・・。これで時間の自由を得たといえるのだろうか、って思う。
もちろん例外はありますし、この道は通ったほうがいいと思う。これは本気でそう思っていて、現実を知らずして先へと進むことはできない、と考えているから。
けれども知っておくべきだと思うのは、世の中一般的に言われているセールスライターって幻想なんじゃないか、ってこと。
セールスライターを名乗って周囲のあこがれになっている人を探してみると、セールスライターとして収入を得ているわけではなかったりします。コンサルタントを名乗っているけど、コンサルティングで報酬を得ているわけではない。これと同じです。セールスレターを書いているかもしれないけれど、それだけではない。もっと別のところでビジネスモデルをつくっている。時間とお金を交換していない。収益を上げる仕組みを作り上げている。成果報酬とか、マネジメントとか、営業代行とか、いろいろあると思います。
セールスライティングは必須のスキルだと僕は思いますが、これはゴールではない。どう在るべきか。どう在りたいのか。このゴールを設定して始めて、「どのようにそこに行くのか」を決め、結果としてセールスライティングスキルを身につけている。
誰も、セールスライターになりたいわけではない。
皆、在るべき自分、こんな人生を送る自分になりたいのだと、僕は思います。
P.S.
今日は新宿に来ています。セルフイメージ先生とマスターマインドです。
コメント
うんうんと頷きがら読ませてもらっています。
こういう人生を送りたい!というイメージが大事だというのは
意識していても忘れてしまったり、いめーじをどこかに
しまってしまいがちですね。
そのようなタイミングでこのコンテンツを読むことができて
ありがたいです。
何度も読み返させて頂いています。
僕自身のこの2年半を振り返った時、
「在り方」が人生を変えたと気づきます。
スキルは結果的なものであり、
職業も結果的なものにすぎないと
思っていて、
ゴールではないと思うのです。
なかなか情報に埋もれて
ラクな方に流れてしまい、
自分自身の本音を引っ張りだす
というのは大変かもしれませんが、
これなしに晴れやかな状態でいられるというのは
難しいのではないか、と思います。
ご覧くださり、ありがとうございます!
これは深い洞察ですね。
ここを直視しないと上っ面の「成功」
となってしまう。
気づく人は気づき始めていると思います。
上っ面の「成功」。
これは深い言葉ですね。
ハタから見たらいい感じなのに
本人が焦っているなど、そういう状態なら、
まさに上っ面なのかもしれません。
気づく人は気づき始めている。
あとは、やらない言い訳をポイ!ですね。