正座で絆が強くなる。

ビート・ザ・コントロール
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お楽しみ様です。小野貴正です。

絆という言葉には使いにくいイメージが合ったので、ちょっと調べてみたところ

1 人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき。「夫婦の―」
2 馬などの動物をつないでおく綱。
(引用:デジタル大辞泉)

こんな意味があるようです。2番目のほうが元の意味で、1番目のいわゆる「絆」の方は比較的最近だとか。 

絆(きずな、きづな)は、本来は、犬・馬・鷹などの家畜を、通りがかりの立木につないでおくための綱。しがらみ、呪縛、束縛の意味に使われていた。「ほだし」、「ほだす」ともいう。
人と人との結びつき、支え合いや助け合いを指すようになったのは、比較的最近である。
(引用:Wikipedia)

しがらみ、呪縛、束縛ときたら、ぜんぜんビート・ザ・コントロールじゃないじゃん、って思っちゃいました。コレは偶然なのでしょうが、調べてみると使うことをためらった理由が発覚。きづなって「つな」ですからね。僕らは強い絆で結ばれているって文脈によっては、綱で繋がれているから支配されちゃっているってことですよね。使い方、注意ですね。

絆の意味ってなんだろうと思って上記を調べたので、このブログを書き始める段階ではこんな解釈にたどり着くとは計算外でした。

しかし絆という言葉無くして今日の話はできないので、控えめにこの言葉を使いたいと思います。

僕が父方の神社を後世に残すために、神職を取りに行っていることはご存じの方もいらっしゃると思います。氏子さんが減っており、宮司のいる神社も減っている。宮司が神社にいるためには食える必要がある、生活できる必要があるんじゃないかと考えて、まずは神職免許を取得することで、何かできないかな〜と考えている次第。特にこうしようという考えが有るわけでもなく、タルマーリーとか島田さんとか、そういう人たちがやっていること、やろうとしていることはエライヒントになるな、と思っているのが現状。

2015年の今頃は「神社は継がない」と言っていたのですから、エライ変わり様なのですが、まぁやるだけやってみるかと。室町時代から受け継がれている神社ですし、最近は氏子さんのおかげで改修工事もした神社ですから。文化を継承する意味でも、これはやってみたいよな、と思っています。

それで、自分が神職の資格がないと神社の氏子さんたちと話をすることもできないと思っていたし、実際に宮司の伯父に話を聞いてもそれはそうだろうと。これが、神職免許を今取りに行っている理由です。

現在受講しているのが「直階(ちょっかい)」の階位。この階位だと宮司のサポートである「禰宜(ねぎ)」にはなれますが、宮司にはなれないようです(このあたり、調べていないので事実誤認があるかもしれません)。ですから宮司になろうと思ったら、直階を申請した後に「権正階(ごんせいかい)」の階位を申請する必要があります。コレは早ければ2016年の夏にまた講習会があるので、そこで取ることも考えています。

しかし・・・

想像してはいましたが、神職の免許を取るにあたって何がシンドいかって、祭礼作法を覚えること。厳密には、祭礼作法そのものは繰り返し練習すれば身体が覚えてくれるので、そんなに難しいものではなさそう。

難しいのは、正座、なんですよね。

今日、祝詞奏上(のりとそうじょう)の祭礼作法に関する授業があったのですが、5つの役に分かれて祝詞奏上という祭礼をやり切る必要がありました。

この祭礼中、自分の役どころ以外はずっと正座をしている必要があります。時間にして30分程度は正座していたのでしょうか。

なんか足首のあたりがガッチリ固まっちゃって痛いな〜と思ってウズウズしていたら、周りのみんなも腰を上げたりしてシビレを取ろうと必死。

なかには平然と身動き一つせずに正座をし続ける方もいらっしゃるのですが、大多数はもうもじもじしちゃって顔を紅潮させて、今にも泣き出しそうな雰囲気。

正座をしなくてもいいならどんなことでも進んでやってもいいくらい、正座は痛いわけです。

で、また痛いし痺れるしいつ終わるかわからないしで、コレ、グループでの作業だったのですが正座しているモノ同士で顔合わせたりアイコンタクトしたりするわけです。

「痛いよね」

とか

「シンドイよね」

とか

「痺れちゃったよ」

とかね。

で、気づきました。グループの「絆」がエライ強まっていることに。

何も語っていないのに、ただずっと正座をし続けただけで、笑顔になるわけですよ。コレはもうすごいコミュニケーションツールだな、と。

なぜ部活動で合宿とかするのかがわかりました。絆を深くするため、でもあるんでしょうね。

そういえば合宿がしんどくて脱走したとか、そういう話をスポーツの強豪校では耳にしますが、あれだって絆が強くなるのに役立つんだろうな、と。

「あのときお前、脱走したよね。でも先生に見つかっちゃって、戻ってきたじゃん。あれから、必死で強くなったよね・・・」

だからってセミナーとかで正座を取り入れるというのは単純過ぎるだろうとは思いますが、グループで何かをやるときに取り入れるべきヒントにはなると思います。

しかし、10代や20代前半の男の子女の子との絆が強くなるっていうのは、なかなかできる経験じゃないですね。リサーチしておきます。

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