やっぱり子どもは親の背中を見て育つよねって話です。
昨日のこと。
長男の小学校が終わる時間帯に、初めて一人で迎えに行きました。僕が行こうと思った理由は3つありまして、
1つは、長男が驚く、というか嫌そうな顔をする演出をしてみたかったから(やっぱりお母さんが恋しいからね)。
2つ目は、妻にもらった「送迎ライセンス」を首にかけ、一人で迎えに行ってみたかったから(それに僕が一人で行けば、妻と次男は家でのんびりできるからね)。
3つ目は、長男も歩いて帰ってこれることを妻に教えてあげようと思ったから(毎日バイクタクシー使って送迎するほどの距離じゃないからね)。
特に重きをおいていたのは3つ目。タイは、というかこればかりはちょっと僕の主観が入っているかもしれないけれど、歩くことを好まない人が多い。妻に聞いてみたら単に疲れるということと、日差しが強いなかで外を歩いたら日焼けしちゃうじゃない、ということ。
タイの伝統的な価値観として、色白が美人とか、色白は育ちがいいとか、そういうものがあります。確かに、あの灼熱の街なかを歩くのはシンドイだろうな・・・とは思いますし、外に出なければ日に焼けようがないので、色白になるわけです。
そこで、車渋滞が激しすぎる、個人的な体験では上海よりもホーチミンよりも(ホーチミンの方がある意味すごいですけどね、5年前の様子からすると)、バンコクの車渋滞は最高峰に位置します。実際今日も2キロとか3キロ程度の道を進むのに、1時間近くかかりましたから(平日のバンコクはすごいのです)。数年前は、2時間待ってもわずか30センチしか進まなかったこともあるほど。たぶん、信号がよろしくないのですが、日本の信号システムを輸出すればいいのになぁ、と思います。ここ、ホントに私見なので「それは事情により難しいのだよ」などというご指摘があったとしても、ご勘弁を。
しかしですよ?妻が歩くの好きじゃないというのを子どもに真似させていいはずがない。歩くことや走ることで鍛えられる筋肉はとても大事ですから。長男次男とも男の子なので、筋肉はしなやかに自然についていって欲しい。
というわけで、長男が歩いて通えることを証明しようと思い、一人で走って迎えに行きました。
途中、ヤクルトおばさんがヤクルトを売っていたのでそれを10本購入し、長男が待つ小学校へ。
予想通り、長男は僕を見て見ぬふりをしていましたが、僕についていかないと帰れないので手を繋いで学校を出ることに。
白人の先生に高印象を与える微笑みを送り、長男と歩いて来た道を戻る。ヤクルトにストローを刺して、「飲む?」と聞くも「いらない」とのこと。じゃあ僕が飲んじゃお、ってわけで、ヤクルトを飲みながら長男と手を繋いで歩き続ける。
学校から住まいまでは一直線の小道で結ばれており、その小道は両側が家なので、西日の影になってくれてなかなか涼しい。
10分も歩くと、コンドミニアムに到着。長男が思いのほか、歩くことを楽しんでいたので、僕は内心「ほれみたことか」と妻に対して勝ち誇ったような気持ちを持っていたのですが・・・
そこは流石に、お母さん大好きの長男で、今朝起きたら「足が痛い・・・」とぐずってる。妻も、「昨日歩いたから足が痛いって」なんてことを言ってます。
やれやれ。君たちが歩かないから痛いだけじゃない、なんてことは心のなかにしまっておき、やはり息子たちに見せられる背中でなければ、と一層堅く決意した今日でした。
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