大きなお世話だけどバーさんを喜ばせる会社にしようと思ったよ。

押上にいます。

ベストパフォーマーズの開催まで時間があるので、そばのファミレスでコーヒーとマルゲリータ。席につくと、、、あれ、隣のおばあさん、この間も朝から見かけた人だよな、と気づきます。

今僕のとなりで爆睡している、アタマに古河まくら云々の手ぬぐいを巻いたおばあさん、想像するに帰る家がないからここを定宿にしているんじゃないかな、、、いや、余計なお世話な想像なんですけどね。

育てられた環境なのか、それともタイの家族の影響なのかわかりませんが、おばあさんが一人で爆睡している姿を見ると、いたたまれなくて涙が出る気分になります。いまのところは、隣のばーさんを眺めながら、なかなか優雅な暮らしだよな、とも思っているのですが。

コレまた非常に大きなお世話かもしれないけれど、外国人労働者を増やして(安価な賃金で)人手不足を補うよりも、今働いている人たちの労働環境(有給とかね)と賃金環境をより良くして、人手不足はともかく選ばれる企業になる方が大切なんじゃないか、って思います。いや、状況知らずに発言していることは、重々承知です。

昨日観た『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』の続きになるのですが、イタリアでは全部の企業がそうなのかどうかはさておき、ドゥカティとかラルディーニとかだったかな、年間有給が4週間とか6週間あって、ランチは家に帰って家族でとったり、ドゥカティの食堂なんかは野菜が充実していて、マイケル・ムーアは「男性が野菜を食べているなんて」とつぶやいているほど。

ベルトコンベアーの速度はとても遅く、映像を観る限りですがアクセクしていないんですよね。ランチは皆ランチを取るし、どうも残って仕事をする人もいない。

インタビューを受けていたカップルがいうに、12月は13月のお給料も出るのよと。日本でいうところのボーナスみたいなものだと思いますが、どうやら1ヶ月分まるまる出ることが約束されているっぽい。

普段の給料は生活費でなくなるから、有給を過ごすためのお金、というイメージなんですよね。せっかくバカンスに出てもお金がないと、、、という感じで。

イタリアに限らず、ほかの国もそうでしたが、共通するのは脳を休めてとか自分の人生を大切にしてとか、そういうところ。

コレは従業員の話ではありますが、経営者はここを認識する必要があるんじゃないかと思いまして、なぜなら例えばイタリアは、生産性が高い、、、だったかな、まあとにかくトップ15なのだとか。

マイケル・ムーアはラルディーニの経営陣に、アメリカ式の経営をすればもっとお金持ちになれるのに?と聞きます。

すると、「お金持ちになってどうするの?」ときた。

知人が、徳分を積むことでそういう存在になる、という話をしていましたが、僕もコレには同意で、、、私見ですが、お金持ちになるというのは世の中の要請のようなものがあるんじゃないかと思うんです。ラルディーニの経営陣は、十分にお金は持っているでしょうし、マイケル・ムーアのいうお金持ちというのは、必要以上に、ということなのでしょうね、この場合。

プロジェクトをやっていると、もっと売るにはどうすればいいとか、値下げをすればもっと売れるだろうかとか、そういう話はよく聞くわけですが、そもそも何のためにそのプロジェクトをやっているんだっけ、というのがないと、売上も人数も青天井で考えてしまいがちです。

必要な人に必要なだけ届ける。

この発想が必要なんじゃないかと思います。フェラーリのように、需要より一台少なく生産する、は言い得て妙だと思います。コレは経営術だなぁ、と。

お金が十分ではないからと、独立したり副業したりする人が増えているような感覚を覚えますが(私見です)、僕たちにできることは何かと考えたとき、

社員やパートナーの皆さんに、十分な報酬と十分な時間を提供できる事業をつくり、成長させていくことなんじゃないかと思います。

法人を経営するわけですから、社会の公器を担うという意識を養わねば、、、とバーさんみていて思いました。

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2 Replies to “大きなお世話だけどバーさんを喜ばせる会社にしようと思ったよ。”

  1. 毎度どうも。ご参考までに。

    かれこれヨーロッパに移住して10年くらいになると思います。日本の大学卒業後、日本の企業や組織での勤務経験もありますが、多分、すでに日本の企業文化に馴染めない習慣に染まってしまっているな、という自覚があります。

    みな平気で1ヶ月くらい休暇をとったりしますし、その間にその担当者に電話がかかってきたら「今彼/彼女は休暇中だから、休みが終わったらまた電話してね」という対応で、先方もそれでクレームを言ったりしません。日本だとまず考えられない対応だと思いますが、これが文化/習慣ということなんだと思います。一企業や個人が実行してもダメなんでしょうね。そういう習慣を企業も個人も同時に持って社会全体がそういう意識にならないと。

    少し修正というか補足があります。13ヶ月目給料はボーナスではなくて、年俸を13分割して12月に支払われる、というもの、です。おそらくスイス以外もだいたい同じだと思われますが、所得税納付が給料からの天引き方式ではなく、全員確定申告方式なので、この13ヶ月目給料はこの所得税納付にほぼ持っていかれます。これを日本のボーナスの感覚で思っていると、次の年の春くらいに税金申告のお手紙が来て「ヒェー」となります。

    いつか何かのご参考までに。

    1. 補足、ありがとうございます。生の声ですね、感謝です。

      スイスもそうですし、イタリア、スロベニア、ポルトガル、フランス、ドイツ、フィンランドなどなど散策させてもらいたいと思いました。

      映画で語られていたのですが、有給とか学費が無料とか、国民が戦って手にしたものだと。

      フィンランドもドイツも他の国も、もとはアメリカ発祥のものを取り入れて今に至る、と語っていたのは印象的でした。

      アメリカの映画なので、そういう着地点なのだろうとは思いますが、一方で日本が知らないだけで世界の国々で取り入れられていることってあるんだろうなぁ、と思います。

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