習慣化された写経がアイデアを生み出す条件。

コピーライティング
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少し前に写経について書いたので、今日は補足を。そういえばと先ほど言葉になった写経の効果です。

写経を僕は毎日行っておりまして、1日たりとも欠かしたことはありません。正直に告白すると、日をまたいでしまったことはありますが、ほかの日課同様に日をまたいでしまっても就寝前、起床後で日が変わるという自分ルールを設定していることで、毎日行っているのは事実です。

ということは、1500日近く写経を続けていることになります。

こう数字にして書いてみると、写経の効果以前になんだかたくさんやっているぞ、という風に受け止めてくれる人もいるでしょうし、そもそもそれって意味があるのだろうか、という風に受け止めてくれる人もいるでしょう。

僕はその日の仕事をはじめるためのスイッチとして、写経を行っているわけですが、果たしてそれだけで続けられるものなのだろうか、とも思ったりしてみました。

すると、あ、コレはあるな、と思いだしたこと、言葉になったことがありました。

それが、「アイデア」。

今日、いや、昨日かな、こんな事がありました。

あるプロジェクトの次回ミーティング課題として、商品サービス化、そしてプランニングがありました。

この課題自体は1ヶ月前に決まっていたものでして、思い出したり思い出さなかったりはするけれど、ずっと頭の中にはある課題でした。

ふと思い出したときに、「どのようにプランニングしようか」と考える感じです。

頭の中にはその課題があるわけなので、脳は意識せずともその答えを探し続けてくれます。このあたり、サイコ・サイバネティクスなど学ばれるといいかもです。

それで、不思議だな、と思ったのですが、一昨日ある手紙の写経を終えたので、昨日から新しい手紙の写経をはじめました。

本から写経していく場合、何も考えなければ頭から順番に写経していくのですが、昨日は300ページ程度先に進んだページにある手紙を写経しようと考え、開始しました。

なぜその手紙を写経しようと考えたのか?

最初は、たまたま目についたから、何を写経しようか考えるよりはどうせ写経するのだしこれでいいか、程度に考えていたのですが、どうやら違うことに気づきます。

そのページを写経しだしたらすぐに、プランニングのアイデアが見つかったからです。

プランニング全体というよりは細部、売り方や伝え方、その雰囲気になりますが、アイデアが見つかったというのは気持ちを高揚させてくれますし、そしてラクにさせてくれます。

セールスレターを書くときに感じるプレッシャーというのはたいてい、誰に何を約束するかというコンセプトを一言でいえるかどうか、そして読み手を引き込ませ続けるアイデアがあるかどうか、で決まるので(僕の場合です)。

これらがあるのとないのとでは、レターそのもののレジを鳴らすパワーも異なりますし、また書き上げる速度も変わってきます。エラい速いわけです。

写経にはアイデアを見つける効果があります、という話です。

とはいえ、コレは誰もが得られる効果ではないとも考えています。

すでにセールスライティングスキルを使って仕事をしている人向き、また、コンペに参加している人向き、だと思います。

セールスライティングを学びはじめの頃は、仕事を受けていないことが多いでしょうから、アイデアを見つけること自体、できないんじゃないかなと考えています。

脳がセールスレターからアイデアを見つけてくれるときというのは、条件がありますからね。

だから今日の話は、すでにセールスライティングスキルを使ってレジを鳴らしている人向けの話です。

もちろんこの場合、写経ではなくて読むこともまた、同じ効果を生むかもしれません。

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コメント

  1. より:

    毎度どうも。失礼します。全く関係ないかもしれませんが、もしかしたら関係あるかもしれないので、ご参考までに。ただ、専門家でもなくチョチョっと論文読んだだけなので、話半分半分に聞いておいて下さい。

    見た方もいるかもしれませんが、最近NHKでやっていたことの受け売り(+ちょちょっとSurvey)ですが、

    散歩していたり、ぼーっとしている時には実はアイデアがひらめくときと同じように脳が結構活発に活動しているらしく、この時に活性化している脳領域を、

    デフォルトモードネットワーク(DMN)

    と言います。短期記憶のある海馬の領域と長期記憶があるとされる大脳皮質を繋げているらしい、です。ただ、個人差や状態の違いも色々あるようです。眠りの浅いレム睡眠時にもこのデフォルトモードネットワークが活性化するらしいです。昔から寝ている時に記憶が整理される、とは言われていましたがそれともつじつまが合います。タモさんが話していましたが小野くんがまさに実践されているグレートジャーニーの一つのコンセプトでもあるアリストテレスの逍遙(散歩)学派にも通じるものがあると思います。

    ただ、単なる散歩やぼーっとするだけだと、DMNは活性化するのですが、背外側前頭前野(DLPFC、集中力、判断力、計画性、興味、感情制御、痛み制御など関係しているらしい)の活動が低下するらしく、そうすると雑念なども増えるかもしれません。うつ病などの方はこのDMNが常に活性化しているとか。自分のことや過去のことをぐるぐる考え続けているのはもしかしたらDMN全快状態?!かもしれません。

    でもって、ライティングのトレーニングを積んでいくとこのDLPFCが活性化するらしいのです。

    * https://doi.org/10.1016/j.neuroimage.2014.05.076

    でもって、どうもnondirective meditationと呼ばれる瞑想もこのDMNを活性化させるとか。禅や今流行りのマインドフルネスなどのcontrastive meditation(集中瞑想)は逆にDMNの活性を抑える働きがあるのだとか。

    * https://doi.org/10.3389/fnhum.2014.00086
    —-
    で、ここからは私の仮説なのですが、もしかしたら、ある程度習慣づいた写経(何かを半無意識的?に書いている状態)というのは、散歩やリラックスした状態よりもむしろnondirectiveな瞑想に近い状態で、DLPFCが活性化しつつある程度集中力判断力があり感情が抑制されている状態でしかもデフォルトモードネットワークが正常な状態でうまく活性化していて、効率よく記憶の断片をつなげる効果があるのでは?というものです。もしそうだとすると、習慣化した写経している時にアイデアがひらめきやすい、というのも脳科学的にも一つ説明がつくかもしれません。違うかもしれませんが。興味はあります。

    もし、いつか興味とチャンスがあれば、是非写経しているときの小野くんの脳活動をfMRIで分析して見て下さい。

    著作権の関係で動画リンクは貼れませんが興味があれば、
    「NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク5▽脳 ひらめきと記憶の正体」
    あたりで検索して見て下さい。

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