沖縄の名護にいます。
思い立ったら移動して、その場所で生活しているのがいいですよね、なんていうことを、人によっては言っているものですから、僕自身がそうしないでどうするというわけで、やって来ました。
沖縄自体は初めてではないですが、名護は初めてです。なぜ名護にしたのか。名護そばを食べたいから、なんですよね。実際のところ、理由はありません。
行こうと思ったから名護に来た。これが僕の答えです。
さて、3年前から2年前まで学んだダイレクト出版さんのアプレンティス。
ここで出された課題とそのご依頼を受けた際に面食らったことがあります。
それは何かというと、商品がない、ということ。
プロモーションやセールスレターのライティングを担当してください、という話をされておきながら、商品がない。
僕の中ではコペルニクス的な話でして、セールスするなら商品やサービスがないとセールスしようがないじゃないか、そう思っていたからです。
今となっては商品やサービス無しでもセールスできることはわかりますし、そっちのほうがクライアント側にとっても商品やサービスの利用者側にとってもいいことはわかります。つくってしまってから世に問うてしまい、その後お蔵入りするリスクがない。
じゃあ、いったいどうやって商品やサービスもないのにセールスできるのかというと、それはプロモーションやライティング担当側で商品やサービスを企画するからです。
厳密に言うと、あるタレントさんをプロモーションしたりセールスレターでセールスする場合、タレントさん自身の人生経験が商品やサービスになります。
ということは、あるタレントさんが「お願いします」といった段階で、何らかの商品やサービスは目の前にあるということ。もちろん、何の実体験もない人、主張のある実体験がない人の場合、その経験が商品やサービスになりえるのか、疑問ではありますが。
だからプロモーションやセールスレターを担当する場合、そのタレントさんから商品やサービスを見つけ出していけばいいわけです。
それで、ある商品やサービスの企画が花開き、1千万円売れたとか1億円売れたとか、そういう話になる。
僕の経験上、ある程度は形やルールはあっても、商品やサービスそのものはまだできていないもののセールスライティングを担当することが半分はありました。
書籍やDVD教材、セミナーのセールスライティングは商品やサービスそのものはあるので、商品やサービスのリサーチが必要でしたが、仮にDVD教材、セミナーのセールスライティングであっても、セールス先行で行うためにまだ商品としての形をなしていないものもありました。
DVDもないのに、DVD教材のセールスレターを書くわけです。
しかしくれぐれも誤解なく。イマジネーションを売るわけではありません。書いたものを現実のものとしてセールスし、それを商品とサービスにしていくのです。
そういう意味で、プロモーションやライティング担当というのは、商品やサービスの企画ができないとな、と思ったものです。だからこそ、賢者舎今井先生の事業プランナーという言葉に、ピンときたわけですが。
まず見るべきは市場。市場が熱い状況ならば、適切な商品やサービスを適切に差し出せば、売れます。
プロモーションだけではなく、セールスライティングだけではなく、売るために全部やるかどうか。
だからこそセオリーはあれど方程式はない、そんな白黒はっきりしないことをグレーのまま飲み込める、もしくは飲まずに置いておける人こそ、いい結果を出すんじゃないかな、と思います。
ライティングだけじゃ、ダメですよ。ここまでが僕の仕事だと考えるなら、たぶんうまくいかないと思う。これは僕が現在進行中で体験していることからも、感じています。
しかしされど、それでもライティングなのです。
自分にも他者にも、世の中にも、貢献していきましょう。
P.S.
香港の空港で写真を撮りました。山に囲まれた空港って珍しいよな、と風景を見て思わず。
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