執行草舟さんの「わからぬがよろしい」を地で行く勇気。

コア・バリュー
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お楽しみ様です。小野貴正です。

メルマガでもコーチングでもタレント化プログラムでも、割と最近僕がどこに行ってもオススメしている本があり、それが『生くる』(講談社刊)です。

作者は執行草舟さんで、若い時は『モオツァルト』などを著した小林秀雄さんと知遇を得るなど、一角の人物(と僕がいっていいのかわかりませんが。ちなみに『モオツァルト』は高校3年時の現代文の先生が薦めてくれた本です。ここに「モオツァルトのかなしさは疾走する」「彼は悲しんではいない。ただ孤独なだけだ」という文章が登場するので、カッコいいから読むようにといわれた記憶があります)。

お祖父さんは建築家フランク・ロイド・ライトの親友であったなど、安藤忠雄さんを知る人にとっても親近感を得る人物なんじゃないかな、と思います。執行さんは。

この本を知ったのは、ブログやメルマガでもたびたび登場するミスターアルケミストの紹介があったから。彼はエライ若くして木坂さんのセミナーに参加したり、ワイルドサイドな島田さんが紹介するワイルドサイダーたちのほとんどに会っていたりと、なかなかに交友関係が広い。そして、エラく良い本を読んでいます。

僕の妹にも薦めた『手紙屋』は彼からもらったもので、いい本を読んでいるな、と思っていましたが、この『生くる』に関しては衝撃。一冊だけ持って旅に出るならこの本を選ぶほど、僕にとっても人生を変える一冊になりそうな予感。

不思議なもので、この本を開く度にその時抱えていた葛藤が解消して昇華するような、そんな本なんですよね。

たとえば、最初に登場する「わからぬがよろしい」という文章。

「理解しようとするな。わからぬままに、突き進むのだ。」

と聞くと、頭に「?」がつく人もいるかもしれません。しかし僕の場合、これにはエライ共感するところがあります。

この1年で、ある人物からクビを宣告されたと思ったら、ある人物には言動不一致を感じたりもしました。

これらはともに、客観的に聞いたり見たりしたら、また自分の身に降りかかる話だとしたら、あまりいい話ではない(ですよね?)。

こんな時僕は、「これは逆にチャンスだ」とか「いい話だ」とか「事情があるのだから」と自分に対しても周りに対してもつぶやき、「その現象を理解しようとしていた」んです。

しかしこれって違うよな、と。相手あっての話なのだから、相手に聞いてみないと実のところはわからない。だったら、その機会がある時まで、「自分で考えて理解しようとせずに、置いておく」ほうがいいじゃない、と。これは、『7つの習慣』の話にも通じるところがある。自分は他者を思い通りに操ることなどできないのだから。

「考える」というのは多くの場合、「思い込み」となる危険性をはらむと僕は考えています。自分の脳で勝手に「考え」、勝手に「理解し」、勝手に「結論づけてしまう」。

でも相手に聞いてみたら、そんなことはなかったということもまたあるでしょう(もちろん、思い込み通りだったといこともありますが)。

大事なのは結論とか結果ではなく、その過程において「思い込もうとしていなかったかどうか」だと思うんですよね。ラクになりたいからと、無理やり結論づけようとしていなかったか。もやもやした状態を抜けだそうと、自分の頭だけで結論づけようとしていなかったか。

この「思い込まず、もやもやを置き続ける」こと。これが大事だと僕は思っていて、これがあるならば、一方の脳は解決策を探し続けてくれるもの。

そして何より、思い込みや自分を守ろうとする「我」を外し続けることができる。

自分のことでも他者のことでもそうですが、自分だけで理解しようとすると、なんか苦しくなる。結論づけたい弱さを感じる。

ラクをしたい脳の習性からするとそれはそうなのでしょうが、「我」に支配される自分というのは、僕にとって美しくないんですよね。眉間にしわ寄せて、苦しそうにしているというか。人から声をかけられてもつっけんどんになるというか。家族に対して易しくなれないというか。

じゃあどうすれば?

「わからぬがよろしい」という勇気を持つこと。『生くる』を読むと、そういう気持ちになるわけです。

もやもやを置いたままにしておく、というのはなかなかの試練でして、投げ出したくなる時もありますが、だからこそ、勇気が必要だと僕は考えています。世の中的には、真逆を行くと思うので。わからぬがよろしい、というのは。

在り方が大事、コア・バリューが大事、という言葉に共感する方なら、多分フィットする本だと思います。もちろん、ライティングスキルやマーケティングスキルをアップしたいけれど、思うように成果を出せない方々にも。

WHY HOW WHATで言えば、WHYの話ですから。『生くる』という本は。

P.S.
『生くる』はビーコンコーチングやタレント化プログラムでも課題図書にする予定。というか、読んで!と薦めている次第です。
http://beatthecontrol.net/l/u/E0tP0sBdTeIX4o1Y

P.P.S.
ミスターアルケミストのブログはこちら。何か、企画を考えているそうですよ。
http://beatthecontrol.net/l/u/cirQIP6Vlmpfs5Qs

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