ツールを活用しよう(Macを軽やかに快適に。Dropboxのスマートシンク)。

コピーライティング
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Macと書きましたが、Windowsでも使える話です。ツールを活用し、仕事やライティングの環境を整えた話です。

予め伝えておくと、僕はクラウド上のサービスを使うことには奥手でして、例えばGoogleドキュメントやスプレッドシートはほとんど使ったことがありません。チャットワークで共有したいファイルがあって、それを定期的に更新する場合に使う程度です。

ライティングといってすぐに思い浮かぶツールは、Pages。そして、Keynoteです。

なかでもKeynoteは、ブライダルのスライドをつくるときの主役ツールでもありましたから、PagesよりもKeynoteのほうが長い付き合いです。プレゼンテーション作成ツールではもちろん、PowerPointも忘れてはいけません。

人間的な動きを見せるならKeynote、メカニカルな精確性を求めるならPowerPointと、違いは何と聞かれたときはこう答えているのですが、最近はアニメーションを目一杯使ったプレゼンテーション資料をつくることもないので、、、もしかしたら両者の操作性、アニメーションの見た目も変化しているかもしれませんね。

そんなわけで、クラウド上のドキュメント作成サービスを利用することもほとんどなく、MacBookAirのなかにローカル保存したPagesやKeynoteを取り出してはライティングし、ローカルに保存する、という作業サイクルですから、データのバックアップは必須です。

データのバックアップでここ10年程度使っているのは、Western Digitalのハードディスクドライブ。なぜWestern Digitalかといいますと、PowerBookG4からMacBookPro数台、そしてMacBookAirへと移行していった時に、移行理由はハードディスクのエラーがほとんどの原因でした。

ハードディスクのエラー代わりと頻繁に起こるイメージがかつてはありまして、その時に搭載されていたハードディスクが、日本のメーカーのものでした。

しかし、ハードディスクを取り替えてもらった時、確かコレがWestern Digital製でして、コレに変えてからはハードディスクのエラーが無くなったんです。

たまたまの相性もあるのでしょうが、それ以来バックアップ用のハードディスクはWestern Digitalになりました。

コレをライティングしている今も、僕の左手にはWestern Digitalの黒いハードディスクがウィーンと動いておりまして、バックアップを取ってくれています。

さて、前置きはここまでで、次からが本編です。

外付けのハードディスクで保存するといっても、MacのTime Machineを使ったバックアップだと、ローカルに保存したファイルを削除することに抵抗がありました。

なぜなら、Time Machine用の保存容量がいっぱいになった場合、古い保存データから削除して新しいものに上書きされるからです。

容量がいっぱいになったら新しいハードディスクを購入すればいいのですが、環境上、新しいハードディスクをすぐに入手することが難しいこともあります。まあ、モノグサなだけなのですが、、、

それに、1本10GBとかの映像を、プロジェクトでも講座でも扱うことがここ数年で増えましたから、外付けハードディスクにパーテーションをつけて、片方はTime Machine用、片方はローカルから手作業で映像を保存する用にしていました。

僕のMacBookAirは11インチで機動力優先ということで、ローカルのフラッシュドライブは250GBです。

10GBクラスの映像がやってくるとあっという間に容量いっぱいになりますから、せっせと手作業で外付けハードディスクに移行するか、直接外付けハードディスクに保存していたのです。

しかし・・・10日ほど出張していて、ローカルも外付けハードディスクもパンパンになってしまった時があり、このときは途方に暮れたんですね。

もう何か古くて不要なファイルを消さないと、映像を取り込むことができないと。

それで、かねてから使っているDropBoxをMacBookAirと同期せず、映像だけを保存できないかな、なんて考えていたのです。

映像に限らず、重いファイルをローカルに保存することなく、しかしインターネット環境があればどこでも取り出せる作業環境をつくりたい、と思ったんですね。

そんな時に出合ったのは、実は昨晩の2時45分ころなのですが、DropBoxのスマートシンク機能です。

コレ個人的に求めていたドンピシャの機能でして、ローカルにはファイル名だけ残しておけるけれど、ファイル本体はすべてDropBox上にのみ保存できるという機能です。

ローカルにファイル名は残るので、ファイル名で検索はできますし、必要となればダブルクリックなどすると、DropBoxからやってきてくれて、ローカルに保存できます。その後はローカルに残すか、DropBoxのみに残すかを選択すればいいわけで、いずれにしてもローカルの作業環境を軽やかに、機動的にできます。

実際、80GBほどのスペースを確保することができましたので、おかげさまでいつもよりもサクサクとライティングできています(たぶん気のせいですが)。

僕はクラウド上だけにデータ保存することは避けており、常に外付けのハードディスクに保存するなどし、特に仕事上で使うものは万が一のファイル損失にも影響内容にしているので、DropBox上でのみ保存しているデータも、一定間隔で外付けのハードディスクに保存することはこれからも続けます。

が、僕の場合、デスクトップを何もない状態にしておいたほうが作業が捗ること同様に、保存容量にゆとりをもたせておくこともまた、作業を捗らせるには大切なことのように思います。

そういう意味では、使えるツールを試し、確保しておくということもまた、大切だなぁ、と感じた昨晩の出来事でした。

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コメント

  1. より:

    毎度どうもご参考までに。細かく比較したことはないですが、Googleでも似たようなサービスがあったと思います(File streamだったかな)。

    MB(メガバイト)くらいまでですとDropboxでもいいかもしれませんが、TB(テラバイト)急になるとやはりGoogleさんかなー、という感じです(個人的印象)。

    職業柄私たちの研究室(大学)でも常にゲノムデータのバックアップが問題になっていまして一回で数百MB〜TB急のデータが毎週毎月コンスタントに出力されるともうローカルディスクでのバックアップでは手に負えず、私たちはGoogle cloudにバックアップしています。コマンドラインが使えるのも自動化という点で便利です。

    数年前のデータ(おそらく頻繁にアクセスはしないけれど削除することはできない、万が一Googleのミスやパスワードハックなどで漏洩しても企業に致命的なダメージは受けない、etc.)のバックアップにはgoogle cloud cold line(1 か月 1 GB あたり 0.7 セント)など、一つ候補になるかと思います。

    ご参考までに。

    • ono takamasa より:

      きっとコメントくれると期待していました 笑。

      Google cloudとcold lineって異なるのですね?

      専門家からのクラウド活用提案、期待しています。

      ちなみに、ローカル保存はどんな感じでやってます?
      1日おきとか?

  2. より:

    毎度どうも。

    個人的意見ですが、ローカルディスク(外付けディスク)でバックアップできるなら(〜数TB)それに越したことはないです。私達の場合は、作業用のディスクが200TBあるのですがそれでも足りない、というような規模なので。企業のサービスはどうしても企業側の責任者がデータを盗めて(見れて)しまうこと、企業側のミスやパスワードの漏洩の問題がつきまとうので、本当に重要なデータはおきたくないところです。

    Googleには幾つかcloud storage serviceがあって、現在は4種類くらいあるみたいです。
    * Multi-Regional Storage
    * Regional Storage
    * Nearline Storage
    * Coldline Storage

    主に価格とアクセス頻度での価格設定かと思います。確かAmazonにも似たようなサービスがあります。

    外付けハードディスクもどの企業のものでも壊れるときは壊れるので、さらにもうちょっと安全にしたいならデスクトップ型のNAS(Network Attached Storage)サーバーというのを使いRAIDという仕組みを設定すると万が一一部ディスクが破損してもデータ修復できる可能性が高まります。私たちは、Synologyのサーバーを使ってます。持ち運びはしにくいですが、家(会社)に置いておく分には小さくて場所もとらないので良いかと思います。

    バックアップの基本は差分を「毎日」です(データの重要度によりますが)。私の場合は、実験データと研究のログ(作業日記)は実験や計算再現のための必要最低限のデータになるのですが、(>TBサイズのゲノムデータ以外は)毎日バックアップしています。共用のデータベースは自動バックアップ処理にしておき、毎晩自動でバックアップされるようにしています(バックアップしやすいようにデータをまとめておく、と波及効果で、データを探しやすくもなります、何が重要で何が重要でないかを常に考える習慣も身につきます)。

    バックアップは避難訓練、自然災害対策や生命保険のようなもので数年か十数年に一回あるかないかの低確率の事故ののために日頃の費用対効果を度外視して「万が一」のときのための損害を救済するためのもの、という考え方が良いのではないでしょうか(私見です)。

    ご参考までに。

    • ono takamasa より:

      ありがとうございます!

      参考にさせてもらいます!バックアップ、やっぱりそうですよね。

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