にわかサッカーファンによるセールスコピー的戦略解釈。

コピーライティング
この記事は約3分で読めます。

日本でもワールドカップをご覧の方は多いと思いますが、タイでもワールドカップをご覧の方々は見かけます。同じアジアの国ということで、日本を応援してくれている雰囲気を感じるのは、妙にうれしいものです。

セールスコピーにはレジを鳴らすための戦略がありますが、サッカーにおける戦略にも最近心がときめいています。

にわかサッカーファンと言われてもいい。どうしても書きたいことがあって、それは、西野監督によるオフサイドトラップ指示。

キャプテンを務める長谷部選手によると

「監督から『2試合目は絶対にかけろ』と言われていた」のだとか。

サッカーでも試合に勝つための戦略があって、もっと鳥瞰するとグループリーグ段階ならば16強であるノックアウトステージに進出するための戦略があるのだと想像しています。

試合の中でも前半と後半、リードしているのかリードされているのかにより、戦術が変わってくるのでしょう。

コロンビア戦、セネガル戦と拝見するなかで、コレはと思った戦術変更の現れは、本田選手を投入したシーン。

どちらも直後に決定的な仕事をして、これぞ監督による采配の醍醐味、という瞬間を目の当たりにすることができました。

選手交代による戦術指示もさることながら、思わず唸ったのは、オフサイドトラップのシーン。セネガル戦のハイライトのひとつで、キャプテン翼だとネット上でも書かれていますが、三杉くんのソレを思い出した人もいるはず。

僕は三杉くんのオフサイドトラップを思い出せなかったのですが、しかしあのシーンは、戦略的に西野監督はやりたかったんだろうな、と思いました。

本当は一戦目からやってほしかったらしく、しかし選手のなかでやめたほうがいいという選手がいて一戦目は見送ったと。

そこへきて二戦目は絶対にかけろ。

そういえばと思って検索したところ、今回のワールドカップではセットプレーからの得点率が一次リーグの初戦では多かったのだとか。

PK、FK多発の今大会。1巡目全得点の約55%がセットプレーから【ロシアW杯】 | フットボールチャンネル
コロンビア戦でPKを決めた香川真司【写真:Getty Images】 ロシアワールドカップは現地時間19日ま

上記ページを参照すると、一次リーグ第1節の16試合で記録された全38ゴールのうち、PKが7得点で直接FKが4得点、CKを起点としたゴールは6点で、FKを起点としたゴールは4点で、計21ゴールがセットプレーから生まれていると。

割合では約55%で過半数。

第3節中でもこの傾向が続いているのかはわかりませんが、前回ブラジル大会と比べてもこの数字は高いのだとか。

ブラジル大会では全171ゴール中38ゴールがセットプレーから。割合は約22%だったそう。

コレは推測ですが、これを知ったら「絶対にオフサイドトラップをかけろ」と言いたくなるんじゃないかな、と感じました。

日本が何かやってくる、とセットプレーの時に相手の脳に植え付けることができれば、思い切りの良い飛び出しもできなくなるかもしれませんから。

コレは先を見ているな、と感じた西野監督の戦略。

読み手の脳に忍び込め、じゃないですが、脳に印象づけることはできますよね。まさにセールスレターでいうと、ヘッドライン的な役割です。

ついでにいうと、今大会で一番最初にセットプレーからオフサイドトラップを仕掛けてきたチームは日本、という先制のマーケティング。

コロンビア戦の本田選手による交代直後のミドルシュートや、セネガル戦の長谷部選手によるミドルシュートも、おお、コレはヘッドラインだと唸っていました。

外からシュートしてくるぞ、と印象付ければ、ディフェンスも広がってくるでしょうから(たぶん)。

セールスコピーで表現するところのポジショニングも見事な日本代表です。

ビート・ザ・コントロールのメルマガはこちらからどうぞ




コメント

タイトルとURLをコピーしました