博多にいます。現実のライティングスケジュールがとんでもないことになってきたので、現実逃避をしたかったのか博多のキャナルシティまで行き食事をし、中洲の屋台街と風俗街を歩いてホテルに戻ってきました。京都の旧五條楽園的な雰囲気もあり、なかなか風情があるなと感じました。
昨日はコスタの受注会に参加。はじめましてのアンナさんたちはナポリのシャツ職人として最高峰と聞いておりまして、アンナマトッツオのシャツは「ナポリで一番美しいシャツ」と言われ、神話になっているのだとか。
「神は細部に宿る」を地で行くその仕事はといいますと、アンナさんの採寸時の手付きなどなどはもはやお母さんの仕事です。ママンの仕事なんですよ、とは受注会を主催する人物の声ですが、年が近いこともそうなのでしょうが、お母さんに服を仕立ててもらう感覚でした。
アンナマトッツオならではの世界最高峰、シャツ生地の宝石と言われる「カルロリーバ」に触れながら、この色と肌触りがいいんですけれど、と伝えつつも、蓋を開けたらほかのシャツ生地を勧めてくれたのはオレもまだまだだと笑ってしまいましたが、ママンの仕立てたシャツが待ち遠しくてなりません。
いい感じでご機嫌になったあとはいつものようにコスタたちと六本木で食事とクラブへ。
朝の7時か8時までには事業計画書を納品しようと考えていたので、4時か5時ころにコスタや島田さんたちと別れたあとは、ライティングができるカフェを探して移動しつつ、結局地元の橋本駅まで戻ってきまして6時からオープンしてるジョナサンで事業計画書の続きをライティング。
その後はこのまま福岡に行こうと家に行ってグローブ・トロッターのエアキャビンケースに荷物をパッキングし、コスタのスーツから河合さんのジャケットに衣替えして羽田空港へ。
19時30分のフライトを12時15分のフライトに変えてもらい、福岡に飛んでホテルにチェックイン。
チャットワークをチェックしつつ一眠りしたあと、キャナルシティに行って中洲に行って銭湯の鶴亀湯に行って鶴と亀と富士山の絵を眺め、再びホテルに戻ってきました。
各プロジェクトの納期が見えてきたおかげか、こんなに書けるのかという程度にライティングとプランニングのスケジュールがみっちりです。
思わず現実逃避したくなりますが、そうはいっても現実を凝視することなしに、いい仕事はできないと経験しています。
現実をガン見して、それでもできると考える。
厳密には、どうすればいい仕事、成果を出す仕事が期限内にできるだろうか、と考える。
すると、答えは見えてくるものです。
「かりそめのことはおもはでくらすこそ世にながらへむ薬なるらめ」
とは昭憲皇太后の詠まれた和歌、御歌ですが、世の中の大抵のことは取越苦労であることが多いんじゃないかと僕は考えています。
取越苦労をしないで過ごしましょう、というメッセージを活かすためにも、まずは現実をガン見して、その上でどうすればできるだろうか、と考える。
いい仕事を、していきましょう。
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