タムブン熱と付き合わされる子どもの悲しげな表情。

タイ
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タイでは今日から仕事始めと学校始めです。

タイの正月は4月の通称水掛けまつり、ソンクラーンが本番で、西暦の年越しはカウントダウンがあって、花火があって、という催し物はあるものの、休みそのものは、12月30日と31日、1月1日と3日間程度っぽいです。

最近の日本でも賑やかな年越しをインターネットで見かけることはありますが、割と静かで厳かな年越しを僕はイメージしています。

それゆえに、もし日本から知人が来たら、ぜひ経験してほしいのがタイの年越し。

ウッキャーって感じでまあとにかく賑やかで、しかし一方ではお寺で厳かに、という側面もあって、陰陽くっきりで鮮やかです。

まあ日本も、そうかもしれないですけどね、、、異国の催し物は、よりくっきりと色彩鮮やかに見えるのかもしれません。

そんなわけで今朝は、長男と次男を小学校と幼稚園に送り、戻ってきてからは両替所に行って日本円をタイバーツに両替し、試してみたい中華料理屋さんがあったのでそこで水餃子と生煎包を食べ、やっぱり上海で食べたほうが美味いよな、とうなずき、先ほどコンドミニアムに帰ってきました。

昨日はタムブンをしにワット・フアランポーンまで行き、妻と他のタイの方々に習ってタムブンしてきました。

室内空間で線香を炊くので、しかも1本ではなくて、一人6本とか20本ですから、もう煙くて煙くてすれ違うタイの方々は眉間にシワを寄せてタムブンしています。

つきあわされた白人男性と目があい、向こうから「ああ、わかるよ」的なジェスチャーを送られたのですが、まさか彼は僕が臨んでここに来ているだろうとは想像もしていないのだと思います。

他国の人から見たら、なぜこんな人混みにわざわざやってきて、並んでまでタムブンするんだ?と思うかもしれませんが、日本の方々ならば神社やお寺での初詣で並ぶことは経験していると思いますので、馴染みやすいのではと考えています。

しかしひしめき合う大人たちにつきあわされる子どもたちにしてみればたまったものではなく、しかも線香を持った大人のなかを歩くのはとても危ない。

最初は妻も長男に線香を持たせていたのですが、目線が大人たちの腰辺りにあり、火がついている線香を人に当てないようにしながら、しかも周囲の大人たちの線香に目を配るというのは、子どもには荷が重そう、、、というより周りの大人が注意してはくれているのですが、もう肉弾戦状態なので、このままでは誰かの服に火がつくのを待つばかり。

そんなワケで途中から長男の持つ線香を僕が預かり、合わせて40本、、、3本ずつ減っていたから34本ですね、この線香を残り5箇所に3本ずつあげて拝み、最後に入口に出て両側に1本ずつ、2本ずつですね、あげて無事にタムブン終了。

その後は鳥を空に放してあげ、さらに徳を積んできました。

魚を放してあげたり、餌を上げたりも場所によってはするのですが、徳について学んでからは、いかにタイでは徳を積むことが生活に根付いているのか気づきます。

とはいえ、、、大人にとっては当たり前であっても、子どもにしてみたら混んだ場所に行くことが怖かったり、危なかったりすることも事実。

妻についていきたいのだけれども、周囲に人がいてなかなかうまくついていけない、長男次男がときおり見せる困ったような、悲しげな表情が、印象的な1月1日でした。

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