「変化する瞬間があって、そこに情熱を感じる」
こう教えてくれたのは加納さんで、彼女は集客のコンサルティングをしています。クライアントのひとりは元小学校の先生だったようで、その人がこんな言葉を話していたとか。
これを聞いたとき、ああこれはわかる、と相槌を打ちました。厳密には、僕が教えることへの情熱を話した時に、加納さんがこの言葉を教えてくれたわけですが。
クライアントがどこに情熱を感じているかを傾聴し、その人が得意なところに注力できるように仕組みをつくる。やり方を伝えるだけだと、クライアントが先に進めないと知っているんだな、と感じます。
どの手段を選択するかは、置かれた状況や志向で異なると考えていますし、「なぜそれをやるのか」という芯の部分、コアとなる自分の根っこを知ってはじめて、やり方、手段を選ぶ基準になると僕は考えています。
食べものが身体をつくると言っている健康志向の人が、毎日缶コーヒーの砂糖とミルク入りを30缶ずつも飲んでいたら、説得力ってたぶんないと思うんですよね。その人が実際に世の中的な健康かどうかはともかく。
その人をみて、僕たちはラベルを貼るわけです。こんな感じの人だろうなぁ、とか。
クライアントや仕事を選択することも同じことが言えると考えていて、この人にしてこの仕事ありというか、フィットするしないと周囲は感じ取るものだと思っています。
修行と捉えて片っ端から仕事をするのもいいですが、僕が大切だと思うのは、なぜ自分はこの仕事を選択したのか、という根っこの部分です。
好きだからやる、でもいいですし、逆に嫌いだからこそやる、でもいいでしょう。言葉にならなくても、この仕事をやってみたい、このセールスレターを書いてみたい、というのは自ずと感じるものです(自分自身に、耳を澄ませてください)。
1週間で100件の仕事、もしくはクライアントを案件概要とともにエクセルに書き出してください、と話した意図はここにもありまして、自分自身を知るためのワークのような位置づけです。
もちろん、板橋さんやみずほっちがすでに仕事を依頼されたように、自分をプレゼンテーションしてレジを鳴らす、ということも階段の一つではあります。
大切なことは継続性。その仕事をやり続けるのか、その人と一緒に仕事をやり続けるのか、という部分です。
だからこそ、自分という器グループマネジメントクラスでは、100件の仕事、クライアントを書き出してください、という課題を出しました。
100個の手段はどれもあなたにとって前のめりになるものですか?という問いかけです。
なかなか、自分自身を知ることは周囲を知ること以上に困難なことであると考えていますが、スキルアップと仕事獲得というフィルターを通すことで、自分自身を知ることができれば。
「なぜそれをやるのか」ですね。
何かをはじめることに、手遅れということはないと僕は考えています。変化もしかし、ビート・ザ・コントロールもしかり。
諦めないこと、かな。行動指針として持っておくべきものは。
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