テレビショッピングで体感。アンカリング効果。

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グループマネジメントクラスの朝活4日目。3人集まれば実施ということで4日連続で開催中です。

個人的には、そろそろ3人集まらなくなって終了かな、と思っているのですが、続く限りは開催したいところ。

自分を律していきたいですね。

朝活を終えて2階に上がると母がテレビを観ておりまして、眺めてみるとテレビショッピング中。

もずくのようなものを売っていたのですが、この価格のプレゼンで残念なことがありました。

「1つ1,980円です」

「しかしここはテレビですからね」

という掛け合いのあとで、そのもずくのようなものを2つ3つ4つ5つと並べていき…

「5,000円です…これを3,980円にします」

ときました。

この瞬間、母と二人でガックリきたんですね。なぜなら、最初に1,980円と出て、2つ3つ4つ5つと並んだ瞬間に感じたのは、

「これで1,980円かよ!これは買いだな」

…だったから。

しかし、5,000円という数字が出た瞬間、ガックリきた。高いというより、損した気分になりました。

もちろん、計算すれば、1つ1,980円だから実質1万円近いものが5,000円なら半額です。さらに3,980円になっていますから、お得なはずなんです。

ところが、そこまで(わざわざ)意識的に計算することはないですし、アンカリング効果が作用しています。

価値を判断する十分な情報や知識がない時に、最初に見た数字を基準として考える、というアンカリングですね(この定義は私見です)。この場合は最初に見た数字である1,980円が基準になっています。

たとえばワインショップでは高価な順番に並べるほうが、単価が高くなると言われています。

最初に見た価格が基準になり、上から下へ見ていくとだんだん安価になっていく。

人は得よりも損を避けたいと無意識で行動するもの。だから、値段が段々と上がっていくと、読みすすめるにつれて損をする気分になる。

だから高いものからメニューに掲載していく。アンカリング効果と損を避けようとする心理から考えた、単価が高くなるメニューですね(一応私見とさせてください)。

僕ならば…とテレビショッピングの価格のプレゼンを見て考えていたのですが、

「通常、このもずくは3つセットで販売しています。送料を無料で配送するためです」

「ほう、それでいくらなんですか?」

「はい、定価は3つで5,940円です、1つ1,980円なので」

「しかし、そこはテレビですからね」

ここで、4つ5つと並べていき

「そうですよね、テレビなので2つプレゼントします。5つで5,940円。いかがでしょう」

「なるほど!しかし、、、そこはテレビですからね!」

「そうですよね、5つで5,940円を3,980円。1つあたり800円弱です」

こんな感じかな…3つで5,940円にアンカリング、を考えてみました。

もちろん、このもずくのようなものの価値をあらかじめ知っている視聴者には、このアンカリングは通じません。自分の経験から、価格が高いか安いかを判断します。

しかしテレビショッピングは、セールスライティングの学びになりますね。いい時間でした。

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